バンクーバーオリンピックは現地27日(日本時間28日)に16日目を迎えました。

1チーム3人で争われるスピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)で、
決勝に進出した小平奈緒、穂積雅子、田畑真紀の日本チームはドイツと対戦し、
序盤から日本がリードを奪っていたのですが、ドイツが猛追していき、
最後は0.02秒差逆転されての銀メダル。
オリンピックのスピードスケート女子での日本の最高位は銅メダルでしたが、
今大会で最高位を更新、今大会の日本選手団のメダルは5個目となりました。
メンバーから漏れた15歳の高木美帆は先輩たちに声援を送っていたそうです。
というより、わたしはまだこの模様を観ていません。

一方、男子の団体追い抜きで日本チームは8位に終わっており、
ショートトラックに至っては入賞すらも全く果たせなかったそうです。

明日はいよいよ閉会式となりますが、
わたしは何一つ感動することはありませんでした。
如何せん日本選手団が金メダルを獲得できなかったのですから消化不良も当然で、
今後の日本のスポーツ予算に劇的に好影響を与えることもないでしょう。
バンクーバーを経ても暗澹たる気持ちが残るのは、
日本人のスポーツに対する情熱の度合いにも左右されてしまいます。

ところで、トンデモナイ醜態を晒した選手もいたようです。
アイスホッケー女子で五輪3連覇を果たしたカナダチームの選手が、
表彰式後のリンクで金メダルを首に掛けた状態のまま、
飲酒や葉巻を吸っていたことが判明し、
カナダチームの選手4人が謝罪しました。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では18歳以下は飲酒禁止ですが、
18歳の選手も飲酒をしていたというのです。
この事件に対する国際オリンピック委員会(IOC)や
カナダオリンピック委員会(COC)の対応が早かったとはいえ、
表彰式が終わればすぐにリンクを去るのが無難でしょう。
金メダルの歓喜に水を差す行為はやはりいけませんね。