本日の2歳新馬戦の注目は阪神6R(芝1400m)。
ドリームジャーニーやオルフェーヴルの全妹で、
母のオリエンタルアートの最後の仔であるデルニエオールが、
道中中団追走から直線で大外から末脚を伸ばし、
単勝1番人気に応えて勝利。鞍上はもちろん池添謙一。
今回の馬体重は408kgと、父のステイゴールド譲りの小柄な身体。
身体が成長してくれればと思いますが、クラシックに進めるでしょうか。

本日の阪神競馬場11Rは、サマースプリントシリーズ最終第6戦、
芝1200mのG2、第31回産経賞セントウルステークス。
フィドゥーシアが逃げ、ラヴァーズポイントが2番手、
ファインニードル、アルティマブラッドが続き、
ラインミーティアが中団、その後ろにダンスディレクターが追走。
最後の直線で、逃げたフィドゥーシアが失速した一方、
馬群を抉じ開けたファインニードルが先頭に立つと、
後続が激戦となる中で1馬身1/4差を付けて単勝1番人気に応えて重賞初制覇を果たし、
10月1日のG1スプリンターズステークスの優先出走権を獲得しました。
前走の北九州記念でも単勝1番人気に支持されながら、
直線で展開が向かずに5着に終わりましたが、今回はキッチリ挽回に成功。
但し、サマースプリントシリーズは計14ptで惜しくも優勝を逃しました。
鞍上のミルコ・デムーロはJRA重賞通算66勝目。
管理する高橋義忠調教師はJRA重賞8勝目。
単勝6番人気のラインミーティアが最内を突いて2着。
6ptを加算して計16ptとなり、サマースプリントシリーズ優勝となりました。
今年のシルクロードステークス優勝後に骨折して以来、
7か月半ぶりのレースだった単勝4番人気のダンスディレクターが更にクビ差の3着。
3連単7-6-13は36810円。
5着のアドマイヤゴッドに騎乗した北村友一が計32ptで、
サマージョッキーズシリーズ初優勝となりました。

続いて、中山競馬場11Rはサマーマイルシリーズ最終第3戦、
芝1600mのハンデのG3、第62回京成杯オータムハンデキャップ。
昨日の時点で(10)ダノンプラチナは、左前肢挫跖のため出走取消。
マルターズアポジーが逃げ、ウインフルブルームが2番手、
ボンセルヴィーソが続き、グランシルクが中団、
後方からガリバルディが追走。
最後の直線でグランシルクが大外から一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、
後続を突き放して1馬身3/4差を付け、単勝1番人気に応えて重賞初制覇。
今年に入り2→3→3→2→2着と惜敗続きでしたが、田辺裕信がテン乗りとなった今回、
溜まりに溜まった鬱憤を一気に晴らすレースを見せました。
サマーマイルシリーズでも計15ptとし、ウインガニオンと並んでの同点優勝。
田辺はJRA重賞通算24勝目。
京成杯オータムハンデは2015年のフラアンジェリコ以来のV3と近年好相性。
管理する戸田博文調教師は、
2015年のみやこステークスのロワジャルダン以来のJRA重賞17勝目。
京成杯オータムハンデは2008年のキストゥヘヴン以来のV2。
単勝11番人気のガリバルディが2着。
単勝6番人気のダノンリバティが更にクビ差の3着で、3連単6-3-13は68880円。

本日のWIN5の結果です。
中山9R 木更津特別:1着(6)パルティトゥーラ 横山典弘 1番人気
阪神10R 西宮ステークス:1着(2)ジョルジュサンク ミルコ・デムーロ 2番人気
中山10R ながつきステークス:1着(15)ウインオスカー 菱田裕二 1番人気
阪神11R セントウルステークス:1着(7)ファインニードル ミルコ・デムーロ 1番人気
中山11R 京成杯オータムハンデキャンプ:1着(6)グランシルク 田辺裕信 1番人気
木更津特別は、父の横山典弘騎乗のパルティトゥーラが直線一気で1番人気に応え、
先に先頭に立っていた長男の横山和生騎乗のコートシャルマンが2着で、
横山親子のワンツー。
ながつきステークスはウインオスカーが外から早目の進出から、
最後の直線で先頭で抜け出し単勝1番人気に応えて勝利。
鞍上の菱田裕二は今回がこの馬に5走連続の騎乗でオール連対の安定感。
1番人気馬が4勝で8697票が的中し、払戻金は40180円。次回のWIN5は9月17日。

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本日は韓国のソウル競馬場でG1コリアカップとコリアスプリントが行われました。

ダート1200mで行われたG1コリアスプリント。
武豊騎乗のグレイスフルリープ(Graceful Leap)が道中2番手から、
最後の直線残り300mで先頭に立って抜け出し優勝。
武豊は今回が韓国競馬初騎乗でしたが、いきなりの勝利。
管理する橋口慎介調教師は、中央、地方、海外通じて初のG1制覇です。







ダート1800mで行われたG1コリアカップ。
好スタートから逃げを打ったロンドンタウン(London Town)が、
2番手追走のクリソライトに4馬身差を付けて逃げ切り圧勝。
勝ちタイムは1:50.7で、ソウル競馬場1800mのレコードを更新しました。
岩田は昨日の紫苑ステークスをディアドラで優勝したその足で韓国に飛び立ち、
前走のエルムステークスで重賞初制覇を果たしたばかりの
ロンドンタウンを勝たせました。
管理する牧田和弥調教師は橋口慎介師同様、韓国でG1初制覇です。
昨年の優勝馬で今年は武豊が騎乗したクリソライトは2着で連覇ならずも、
ロンドンタウンとクリソライトが大きく引き離す行った行ったの決着で、
昨年のクリソライト-クリノスターオーに続き今年も日本調教馬のワンツー。