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ダイヤモンドを好きになってもらうためのブログ。ダイヤモンド業界に長年勤めている『ダイ』が様々なダイヤモンド情報を紹介!

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ダイヤモンドをあしらったジュエリーは人気があります。ダイヤモンドジュエリーを身に付けるだけで、上品で大人な雰囲気を醸し出してくれるからでしょう。そんなダイヤモンドですが、選び方としてグレードの存在が重要となっています。ダイヤモンドの品質である
4Cには、それぞれグレードがあり、ダイヤモンドの価値や輝き・煌めきが変わってくるのです。そこで今回は、ダイヤモンドのグレードと選び方のポイントを紹介していきます。

 

1.ダイヤモンドのグレードについて

・カラット(重さ)

ダイヤモンドの4Cの中で最もメジャーなのがカラットです。カラットは大きさだと思っている方も多いでしょうが、正式には重さを表した単位となっています。1カラットは0.2グラムとなっています。ただし、基本的にはカラット数が大きくなれば、比例して表面積も大きくなります。そのため、カラット数で大きさを比べるのも、あながち間違っていないのです。

 

カラットのグレードとしては、大きいほど価値があります。ダイヤモンドは大きいものほど希少性があります。そのため、倍のカラットだったからと言って、倍の価値となるわけではありません。倍のカラットになれば、2倍以上の価値を付けられるのが一般的です。カラットは見映えにチェックする要素のため、選び際には重要なポイントとなっています。

 

・クラリティ(透明度)

クラリティとは、ダイヤモンドの透明度を表しています。ダイヤモンドには、内包物(インクルージョン)が含まれていたり、キズがあったりします。内包物やキズがあるほど、グレードは落ちていきます。クラリティのグレードは11段階で、「FL」「「IF」「VVS1」「VVS2」「VS1」「VS2」「SI1」「SI2」「I1」「I2」「I3」があります。FLに近づくほどハイグレードとなっており、I3に近づくほどローグレードとなっているのです。

 

VVS程度のグレードは、10倍に拡大しても内包物やキズの発見が難しいレベルとなっています。そのため、VVSのグレードなら十分綺麗なダイヤモンドです。個人的には、VVS以上のダイヤモンドを選択するのがおすすめです。

 
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・カラー(色)

ダイヤモンドは無色透明のイメージが強いですが、実際には黄色味帯びているものがほとんどです。無色透明に近いほど希少性があるため、価値は高くなります。グレードは「D」~「Z」までに23段階に分類されており、Dに近いほど無色透明でハイグレードとなっているのです。

 

基本的に、「J」くらいならほとんど無色となっています。そのため、個人的には「J」レベル以上のグレードを選択するのがおすすめです。

 

・カット(プロポーション)

カットは、ダイヤモンドで唯一人間の技術が試される領分となっています。カットによって、ダイヤモンドの輝きは決まってくると言っても過言ではありません。そんなカットには、「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階のグレードが存在しています。単語から想像できるように、Excellentほどハイグレードとなっており、Poorほどローグレードとなっています。ダイヤモンドは輝きが命であり、個人的にはExcellentを選択するのがおすすめです。

 
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2.グレードと選び方のポイント!

・価格とグレードのバランス!

グレードが高くなれば価格も当然高くなります。そのため、ダイヤモンドの選び方としては、価格とグレードのバランスを重視するのがポイントです。ダイヤモンドを購入するときには、ある程度予算を決めていることだと思います。予算を念頭に置きながら、納得できる価格とグレードのバランスのダイヤモンドを購入することで、後悔しないダイヤモンドを選択することができます。

 

・デザインやジュエリーの種類!

ダイヤモンドジュエリーはデザインや種類もポイントです。デザインによっては、それほどハイグレードなダイヤモンドでなくとも、見映えの良いジュエリーがたくさんあります。また、ピアスやネックレス、指輪なのかによってもグレードは変えるべきでしょう。

 

一般的に言われるのが、「顔から遠くに行くほどハイグレードにするべき」です。顔周辺はマジマジと見る機会がないですが、顔から離れればマジマジと見ることもあります。そのため、顔から離れた場所に身に付けるダイヤモンドこそ、ハイグレードにするべきと言われているのです。

 

ちなみに、1ヶ所ダイヤモンドのジュエリーを身に付けるときは、他のジュエリーもダイヤモンドがおすすめです。ダイヤモンドで固めた方が、コーディネート的に美しく、上品な雰囲気を醸しだすことができます。

 

3.まとめ

今回は、ダイヤモンドのグレードと選び方のポイントを紹介してきました。4Cそれぞれのグレードを理解して、自分好みのダイヤモンドを購入しましょう。また、購入時はダイヤモンドのグレードと価格のバランスがポイントとなっています。予算を念頭に置きながら、納得できるグレード・価格のバランスのダイヤモンドを選べば、後悔することもありません。ぜひお気に入りのダイヤモンドを見つけて、上品に着飾ってみてください。


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今回は『ダイヤモンドの基礎情報シリーズ』の第二弾として、ダイヤモンドの主要産出国の変遷について解説していきます。実は、ダイヤモンドの産出国は、ダイヤモンドの歴史とともに移り変わっているのです。ぜひ、ダイヤモンドの基礎知識として、主要産出国の変遷について学んでみてください。

 

1.ダイヤモンドの主要産出国と歴史!

・インドがダイヤモンドの始まり!

ダイヤモンドの始まりはインドにあるとされています。紀元前にインドで発見されたのが始まりとされており、当時は今ほど宝石としての価値は認められていませんでした。実は、当時は魔除けとして人気を確立していたのです。

 

また、当時はインドでしかダイヤモンドは採掘できないと思われており、「インド石」とも呼ばれていました。しかし、徐々にインドのダイヤモンドは枯渇していったのです。

 

・ブラジルへの移り変わり!

インドでのダイヤモンドが枯渇したのと同時期に、ブラジルでダイヤモンド鉱山が発見されます。これによって、ダイヤモンドの主要産出国は、インドからブラジルへと移ったのです。

 

ブラジルでは、1725年~1860年まで「ダイヤモンドラッシュ」の状態であり、まさに世界最大のダイヤモンド産出国に登り詰めました。しかし、徐々に衰退していくことになります。これは、南アフリカでダイヤモンド鉱山が発見されたからです。

 

・アフリカが中心に!

ダイヤモンドの主要生産国は、ブラジルから今度はアフリカへ移ります。アフリカに移った当初は、南アフリカが中心となっていました。しかし、南アフリカ周辺でも、数多くのダイヤモンド鉱山が見つかります。これによって、南アフリカだけでなく、アフリカの多くの国でダイヤモンドが採掘されるようになったのです。

 
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2.ダイヤモンドの現在の主要産出国!

・ロシアが国別1位の産出国!

現在、国別で世界第一位のダイヤモンド産出量を誇っているのはロシアです。ロシアでは数々のダイヤモンド鉱山が見つかっており、まだまだ大量のダイヤモンドが眠っているとされています。実は、ロシアにとっても外貨獲得のための重要な資源となっているのです。今後も、ロシアは主要産出国であることは変わらないでしょう。

 

ちなみに、ロシアのダイヤモンドは高品質のものが多いとされています。それだけに、ロシアのダイヤモンドは人気となっているのです。

 

・まだまだアフリカも主要産出国!

国別で世界第一位のロシアですが、まだまだアフリカも負けていません。ダイヤモンドの主要産出国には、ボツワナやコンゴ民主共和国、アンゴラなどが含まれています。それだけに、アフリカ勢も十分ダイヤモンドを算出しているのです。

 

ちなみに、ロシアやアフリカ以外にも、オーストラリアやカナダが主要産出国となっています。残念ながら日本ではダイヤモンド鉱山が発見されておらず、ダイヤモンド産出国ではありません。

 

3.まとめ

今回は、ダイヤモンドの基礎情報シリーズ第二弾として、主要産出国の変遷について紹介してきました。インドからブラジル、そしてアフリカに主要産出国は移り変わっていったのです。そして、現在ではロシアが主要産出国となり、国別で世界第一位の産出量を誇っています。ぜひ、ダイヤモンドを購入するときには、どこ産なのかも注目してみてください。


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ダイヤモンドのジュエリーを購入する前に、ダイヤモンドについて知っておきたいのではないでしょうか?そこで『ダイヤモンドの基礎情報シリーズ』として、ダイヤモンドについて詳しく紹介していきます。シリーズ第一弾では、ダイヤモンドという名前の由来や特徴などについて解説していきます。

 

1.ダイヤモンドの由来について

・語源と由来について

ダイヤモンドは、はるか昔から発見されています。「ダイヤモンド」という名前の由来は、ギリシア語の「adamas(征服できない、屈しない)」とされています。この理由は、ダイヤモンドの特徴である硬度から理解することが可能です。地球上の自然界で最も硬いとされているダイヤモンドだけに、「征服できない」という意味が語源となっているのです。

 

ちなみに、古代のダイヤモンドの価値は現在よりも低かったとされています。これは、研磨方法がわからなかった影響とのことです。それでも、ローマ時代には魔除けなどとして重宝されていたとのことです。

 

・日本では…

ダイヤモンドを日本語で表現すると「金剛石」となります。日本で流通しているダイヤモンドは、すべて輸入品です。なぜなら、日本ではダイヤモンドを採掘することができないからです。

 

ただし、日本でも四国の愛媛県でダイヤモンドが発見されています。10マイクロメートルという非常に小さいダイヤモンドが発見されているのです。とは言え、日本の地質的にダイヤモンドの採掘は無理と言われており、ダイヤモンド産出国となることはないでしょう。

 

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2.ダイヤモンドの特徴

・硬度について

ダイヤモンドの最大の特徴のひとつが硬度です。天然の物質の中では、最もダイヤモンドの硬度が高いとされています。実際に、モース硬度は10であり、いかにダイヤモンドが硬いのかがわかります。しかし、この硬さは摩擦やひっかき傷に対する強さであり、衝撃への強さではないので注意が必要です。

 

衝撃などについては靭性で表すことができるのですが、ダイヤモンドの靭性はやや低いです。そのため、ハンマーや金槌で叩けば、ダイヤモンドは簡単に割れてしまいます。ダイヤモンドの取扱には、注意するようにしましょう。

 

・美しい輝きと屈折率!

ダイヤモンドは美しい輝きも特徴となっています。ダイヤモンドの美しい輝きの秘密は、屈折率にあります。ダイヤモンドの屈折率は2.42です。素人では屈折率を聞いてもわからないと思いますが、この数字は高いです。屈折率が高いことによって、ダイヤモンドの内部では全反射が起こりやすくなっています。そのため、美しい輝きをダイヤモンドは放つことができるのです。

 

さらに、ダイヤモンドの美しい輝きを支えているのがカット技術です。ダイヤモンドのカットの主流であるブリリアントカットは、ダイヤモンドの反射・屈折率を数学的に考慮し、最大限の美しい輝きを算出しています。ブリリアントカットも、ダイヤモンドの美しい輝きを演出しているのです。

 

・宝石随一の安定性!

ダイヤモンドの特徴としては、安定性も挙げることができます。宝石の中でも随一の安定性を誇っているのです。具体的には、薬品や日光に強く、ダイヤモンドはそれらで変化することはありません。そのため、ダイヤモンドのジュエリーを毎日使用していても、変化する心配をする必要はないのです。

 

ただし、ダイヤモンドは親油性を持っています。親油性とは、油になじみやすい性質のことです。そのため、ダイヤモンドの指輪を普段から身に付けていると、皮脂などの汚れがなじみ、ダイヤモンド本来の輝きが失われてしまいます。ですから、中性洗剤などで油を取り除き、ダイヤモンドをメンテナンスするようにしましょう。

 

・限られた産出国

ダイヤモンドの特徴としては、産出国が限られていることです。どこでも、ダイヤモンドを採掘することができるわけではありません。実際に、日本はダイヤモンドを細工することはできません。ダイヤモンドの産出国は、ロシアやボツワナ、コンゴ民主共和国などが有名です。とくにロシアは、国別の生産量第1位となっており、ダイヤモンドの主流産出国となっています。

 

3.まとめ

今回は、ダイヤモンドの基礎情報シリーズ第一弾として、ダイヤモンドの由来や特徴について紹介してきました。ダイヤモンドの語源はギリシア語の「アダマス(征服できない)」です。これは、ダイヤモンドの特徴である硬さが由来となっています。ダイヤモンドの特徴には、他にも屈折率や安定性などが挙げられます。ぜひ、ダイヤモンドの情報を知って、ダイヤモンドに興味を持ってください!



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