今回は『ダイヤモンドの基礎情報シリーズ』の第二弾として、ダイヤモンドの主要産出国の変遷について解説していきます。実は、ダイヤモンドの産出国は、ダイヤモンドの歴史とともに移り変わっているのです。ぜひ、ダイヤモンドの基礎知識として、主要産出国の変遷について学んでみてください。
1.ダイヤモンドの主要産出国と歴史!
・インドがダイヤモンドの始まり!
ダイヤモンドの始まりはインドにあるとされています。紀元前にインドで発見されたのが始まりとされており、当時は今ほど宝石としての価値は認められていませんでした。実は、当時は魔除けとして人気を確立していたのです。
また、当時はインドでしかダイヤモンドは採掘できないと思われており、「インド石」とも呼ばれていました。しかし、徐々にインドのダイヤモンドは枯渇していったのです。
・ブラジルへの移り変わり!
インドでのダイヤモンドが枯渇したのと同時期に、ブラジルでダイヤモンド鉱山が発見されます。これによって、ダイヤモンドの主要産出国は、インドからブラジルへと移ったのです。
ブラジルでは、1725年~1860年まで「ダイヤモンドラッシュ」の状態であり、まさに世界最大のダイヤモンド産出国に登り詰めました。しかし、徐々に衰退していくことになります。これは、南アフリカでダイヤモンド鉱山が発見されたからです。
・アフリカが中心に!
ダイヤモンドの主要生産国は、ブラジルから今度はアフリカへ移ります。アフリカに移った当初は、南アフリカが中心となっていました。しかし、南アフリカ周辺でも、数多くのダイヤモンド鉱山が見つかります。これによって、南アフリカだけでなく、アフリカの多くの国でダイヤモンドが採掘されるようになったのです。
2.ダイヤモンドの現在の主要産出国!
・ロシアが国別1位の産出国!
現在、国別で世界第一位のダイヤモンド産出量を誇っているのはロシアです。ロシアでは数々のダイヤモンド鉱山が見つかっており、まだまだ大量のダイヤモンドが眠っているとされています。実は、ロシアにとっても外貨獲得のための重要な資源となっているのです。今後も、ロシアは主要産出国であることは変わらないでしょう。
ちなみに、ロシアのダイヤモンドは高品質のものが多いとされています。それだけに、ロシアのダイヤモンドは人気となっているのです。
・まだまだアフリカも主要産出国!
国別で世界第一位のロシアですが、まだまだアフリカも負けていません。ダイヤモンドの主要産出国には、ボツワナやコンゴ民主共和国、アンゴラなどが含まれています。それだけに、アフリカ勢も十分ダイヤモンドを算出しているのです。
ちなみに、ロシアやアフリカ以外にも、オーストラリアやカナダが主要産出国となっています。残念ながら日本ではダイヤモンド鉱山が発見されておらず、ダイヤモンド産出国ではありません。
3.まとめ
今回は、ダイヤモンドの基礎情報シリーズ第二弾として、主要産出国の変遷について紹介してきました。インドからブラジル、そしてアフリカに主要産出国は移り変わっていったのです。そして、現在ではロシアが主要産出国となり、国別で世界第一位の産出量を誇っています。ぜひ、ダイヤモンドを購入するときには、どこ産なのかも注目してみてください。
