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突然ですが、あなたはダイヤモンドのカットの種類をいくつ知っていますか?実は、ダイヤモンドのカットの種類はとても豊富であり、何十種類もあります。

 

カットはダイヤモンドにとって重要な要素であり、見映えに関わってくるものです。そこで今回は、代表的なダイヤモンドのカットの種類を10個紹介していきたいとも思います。

 

1.代表的なダイヤのカット10種類!

<ラウンドブリリアントカット>

ダイヤモンドのカットの種類でメジャーなのは、ラウンドブリリアントカットです。世界的にも主流のカットと言えるでしょう。17世紀に原案は考案されており、1919年に確立されたとされています。

 

特徴としては、「最も美しく輝くカット」が挙げられます。ダイヤモンドの反射や屈折率などを数学的に考慮し、理論的に導きだして確立したカットなのです。理想的なカットと言われており、カットの種類の中でも主流となっているのです。

 

<オーバルブリリアントカット>

ラウンドブリリアントカットを楕円形にしたのが、オーバルブリリアントカットとなっています。リングやネックレス、ピアスなど様々なジュエリーに使用されるカットです。また、ファンシーカラーのダイヤモンドに使用されやすい傾向があります。

 

メリットとしては、ラウンドブリリアントカットよりも研磨により失う原石部分が少ないことが挙げられます。もちろん、美しい輝きを放つため、多く使用されているカットと言えるでしょう。

 

<マーキーズブリリアントカット>

両端が尖っており、船型の外見をしているのがマーキーズブリリアントカットです。とても存在感があり、小粒のダイヤモンドでも強い輝きを放ちます

 

基本的に、ダイヤモンドの原石が細長い場合に使われやすいカットの種類です。存在感があって強い輝きを放つため、カラット数の割にはダイヤモンドが大きく見えるのが特徴と言えます。

 

<ペアシェイプブリリアントカット>

ペアとは、洋ナシのことであり、形が洋ナシに似ているのがペアシェイプブリリアントカットです。涙の形にも似ているため、「ティアドロップ」と呼ばれることもあります。

 

ペアシェイプブリリアントカットは、ネックレスに使用することが多いです。また、リングだと、指を細く見せることができるのが特徴となっています。

 

<ハートシェイプブリリアントカット>

名前の通り、ハートの形をしたカットがハートシェイプブリリアントカットです。日本ではあまり見かけないカットのですが、欧米などでは人気があるカットとなっています。

 

日本なら、結婚指輪や婚約指輪として使用するケースが多いです。また、意外とネックレスやピアスに使用すると可愛らしさを演出することができます。

 ハート

<プリンセスカット>

厚みのある正方形のカットであり、強い輝きを放つのがプリンセスカットです。1970年以降に確立されたカット法となっており、比較的に新しいです。

 

高貴な雰囲気で、とても気品があります。しかも、名前からわかるように、可愛らしさも兼ね備えているのです。女性から人気のあるカットとなっており、結婚指輪・婚約指輪に選ばれやすい傾向があります。

 

<エメラルドカット>

長方形にカットされたのがエメラルドカットです。エメラルドのカットとして利用されることが多いため、この名前が付けられています。カット面が少ないため、内包物がよく見えるのが特徴です。そのため、ラリティの高いダイヤモンドに使用されやすいです。

 

また、エメラルドカットは、アンティークデザインのジュエリーに使用されやすい傾向があります。とても魅了的に見せることができるカットであり、おすすめのカットとなっています。

 エメラルド

<アッシャーカット>

正方形にカットされたのがアッシャーカットです。正方形であること以外は、ほとんどエメラルドカットと同じとなっています。

 

このカットも透明度が重要であり、クラリティのグレードが高いダイヤモンドに使用されやすいカットです。独特だけど、魅力的なカットとなっています。

 

<バゲットカット>

バゲットカットの「バゲット」とは、フランス語で「フランスパン」を意味しています。特徴としては、ダイヤモンドの透明感が強調されるカットです。

 

気品のある印象を与えることができるカットであり、とても美しいです。カット数が少ないため、内包物が目立つため、クラリティのグレードは高い方がいいでしょう。

 

<スクウエアステップカット>

スクウエアステップカットは、四角いカットとなっており、プリンセスカットに似ています。特徴としては、角が削り取られていないことが挙げられます。

 

なかなか珍しいカットですが、それだけにインパクトがあるダイヤモンドを演出することができるのです。個性的な方におすすめのカットとなっています。

 

2.結婚指輪なら、どのカットの種類がベスト?

・やっぱりラウンドブリリアントカット

結婚指輪なら、やはりウンドブリリアントカットがおすすめです。ラウンドブリリアントカットは、理想的な輝きを放つカットと言われています。数学的に考慮されており、カットの種類としてはベストと言っても過言ではないのです。

 

・カットのグレードに注目!

結婚指輪なら、カットの種類だけでなく、グレードにも注目するべきです。カットのグレードは、5段階に分類されています。「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階であり、Excellentが最高品質です。

 

結婚指輪なら、ExcellentもしくはVery Goodのグレードから選ぶのがおすすめです。カラット数が落ちても、カットのグレードが高いと存在感が強くなります。ダイヤモンドの美しい輝きを重視するなら、カットのグレードに注目してみてください!

 

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3.まとめ

今回は、ダイヤモンドの代表的なカットの種類を紹介してきました。ダイヤの主流カットは、ラウンドブリリアントカットなのですが、実は他にも様々なカットの種類があります。お好みのカットの種類を見つけて、手に入れてみてください。

 

また、カットの種類だけでなく、カットのグレードも重要です。美しい輝きを手に入れたいなら、カットのグレードに注目しましょう。


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ダイヤモンドのジュエリーを購入する前に、ダイヤモンドについて知っておきたいのではないでしょうか?そこで『ダイヤモンドの基礎情報シリーズ』として、ダイヤモンドについて詳しく紹介していきます。シリーズ第一弾では、ダイヤモンドという名前の由来や特徴などについて解説していきます。

 

1.ダイヤモンドの由来について

・語源と由来について

ダイヤモンドは、はるか昔から発見されています。「ダイヤモンド」という名前の由来は、ギリシア語の「adamas(征服できない、屈しない)」とされています。この理由は、ダイヤモンドの特徴である硬度から理解することが可能です。地球上の自然界で最も硬いとされているダイヤモンドだけに、「征服できない」という意味が語源となっているのです。

 

ちなみに、古代のダイヤモンドの価値は現在よりも低かったとされています。これは、研磨方法がわからなかった影響とのことです。それでも、ローマ時代には魔除けなどとして重宝されていたとのことです。

 

・日本では…

ダイヤモンドを日本語で表現すると「金剛石」となります。日本で流通しているダイヤモンドは、すべて輸入品です。なぜなら、日本ではダイヤモンドを採掘することができないからです。

 

ただし、日本でも四国の愛媛県でダイヤモンドが発見されています。10マイクロメートルという非常に小さいダイヤモンドが発見されているのです。とは言え、日本の地質的にダイヤモンドの採掘は無理と言われており、ダイヤモンド産出国となることはないでしょう。

 

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2.ダイヤモンドの特徴

・硬度について

ダイヤモンドの最大の特徴のひとつが硬度です。天然の物質の中では、最もダイヤモンドの硬度が高いとされています。実際に、モース硬度は10であり、いかにダイヤモンドが硬いのかがわかります。しかし、この硬さは摩擦やひっかき傷に対する強さであり、衝撃への強さではないので注意が必要です。

 

衝撃などについては靭性で表すことができるのですが、ダイヤモンドの靭性はやや低いです。そのため、ハンマーや金槌で叩けば、ダイヤモンドは簡単に割れてしまいます。ダイヤモンドの取扱には、注意するようにしましょう。

 

・美しい輝きと屈折率!

ダイヤモンドは美しい輝きも特徴となっています。ダイヤモンドの美しい輝きの秘密は、屈折率にあります。ダイヤモンドの屈折率は2.42です。素人では屈折率を聞いてもわからないと思いますが、この数字は高いです。屈折率が高いことによって、ダイヤモンドの内部では全反射が起こりやすくなっています。そのため、美しい輝きをダイヤモンドは放つことができるのです。

 

さらに、ダイヤモンドの美しい輝きを支えているのがカット技術です。ダイヤモンドのカットの主流であるブリリアントカットは、ダイヤモンドの反射・屈折率を数学的に考慮し、最大限の美しい輝きを算出しています。ブリリアントカットも、ダイヤモンドの美しい輝きを演出しているのです。

 

・宝石随一の安定性!

ダイヤモンドの特徴としては、安定性も挙げることができます。宝石の中でも随一の安定性を誇っているのです。具体的には、薬品や日光に強く、ダイヤモンドはそれらで変化することはありません。そのため、ダイヤモンドのジュエリーを毎日使用していても、変化する心配をする必要はないのです。

 

ただし、ダイヤモンドは親油性を持っています。親油性とは、油になじみやすい性質のことです。そのため、ダイヤモンドの指輪を普段から身に付けていると、皮脂などの汚れがなじみ、ダイヤモンド本来の輝きが失われてしまいます。ですから、中性洗剤などで油を取り除き、ダイヤモンドをメンテナンスするようにしましょう。

 

・限られた産出国

ダイヤモンドの特徴としては、産出国が限られていることです。どこでも、ダイヤモンドを採掘することができるわけではありません。実際に、日本はダイヤモンドを細工することはできません。ダイヤモンドの産出国は、ロシアやボツワナ、コンゴ民主共和国などが有名です。とくにロシアは、国別の生産量第1位となっており、ダイヤモンドの主流産出国となっています。

 

3.まとめ

今回は、ダイヤモンドの基礎情報シリーズ第一弾として、ダイヤモンドの由来や特徴について紹介してきました。ダイヤモンドの語源はギリシア語の「アダマス(征服できない)」です。これは、ダイヤモンドの特徴である硬さが由来となっています。ダイヤモンドの特徴には、他にも屈折率や安定性などが挙げられます。ぜひ、ダイヤモンドの情報を知って、ダイヤモンドに興味を持ってください!



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