著者:東川 篤哉
出版:小学館

感想:
話題の『謎解きはディナーのあとで』を読みました。
コミカルな連作短編集で、全部で6つの短編が収められています。
この作品の魅力は愛すべき個性的なキャラクターたち。
風祭モータースの御曹司で愛車のジャガーで颯爽と現れる風祭警部。実はセレブなお嬢様、宝生グループの宝生麗子刑事。そして麗子の執事・影山。
この執事が探偵役となり、お嬢様に毒を吐きつつも事件を解決します。
もう一つの魅力は、この作品が正統派の安楽椅子探偵物だということ。
にもかかわらず、安楽椅子探偵にありがちな小難しいウンチクや長ったらしいトリックの説明はなく、作中のキャラや会話を楽しみながら作品を読み進めることができます。
ミステリとして目新しくはないですが、キャラクターもストーリーも謎解きも楽しくて満足でした。
2011年度の本屋大賞1位作品。

おススメ度:☆☆☆
ポイント:ラノベ風なので「本格推理は苦手」という方でもストレスなく読めると思います。

あらすじ:
ブーツを履いたままの死体、薔薇のベットに横たわる死体、二股男の秘密、消されたダイイングメッセージなど、不可解な事件にセレブな刑事たちと毒舌執事が挑む本格推理小説。