著者:小川 洋子
出版:中央公論新社
感想:
小川洋子さんの『人質の朗読会』を読みました。
遠い異国で反政府テロの被害者となった日本人たち。人質となっていた期間、彼らは自らの物語を語る朗読会を開いていた、という話。
人質となった人々の日常に起こった物語が短編形式で一つ一つ披露されます。
閉ざされた空間での静かな語り。何気ないのに胸を打つ物語。
それだけに人質はごく普通の身近な人々なのだと気付かされます。普通の暮らしが政治的な思惑によって引き裂かれる恐怖も感じました。
一人一人の物語が心に沁みる素敵な作品でした。
おススメ度:☆☆☆☆☆
あらすじ:
紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人。そして……。
出版:中央公論新社
感想:
小川洋子さんの『人質の朗読会』を読みました。
遠い異国で反政府テロの被害者となった日本人たち。人質となっていた期間、彼らは自らの物語を語る朗読会を開いていた、という話。
人質となった人々の日常に起こった物語が短編形式で一つ一つ披露されます。
閉ざされた空間での静かな語り。何気ないのに胸を打つ物語。
それだけに人質はごく普通の身近な人々なのだと気付かされます。普通の暮らしが政治的な思惑によって引き裂かれる恐怖も感じました。
一人一人の物語が心に沁みる素敵な作品でした。
おススメ度:☆☆☆☆☆
あらすじ:
紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人。そして……。




一つ一つのお話が不思議なんだけど、そういうのってあるかもしれないなぁと思いながら読んでいました。
わたしの中学時代の体育の先生が槍投げの選手で、時間があると校庭で練習していたのを思い出したり、初めて友達の家で食べたアルファベットビスケットの事を思い出したり。
誰の心の中にも、こういう物語が仕舞い込まれているのでしょうね。
とても読み心地のいい本でした。