ドラマ化
September 13, 2008
著者:畠中 恵
出版社:新潮文庫

感想:
『しゃばけシリーズ』の第五弾(だったと思います)。今回は長編です。
若だんなが湯治に出かけるというストーリー。舞台はいつもの長崎屋から箱根道中へと移ります。
鳴家に、新メンバー・付喪神のお獅子を加え、賑やかで波瀾万丈の旅物語。旅先ならではの頼もしいキャラクターも加わり、賑やかな展開です。
船に乗ったり籠に乗ったり山道を歩いたりと、江戸時代の旅の風情も楽しめます。
妖と縁の深い若だんなの事、一筋縄ではいきませんが(笑)
このシリーズ、久々に読んだのですが、いつもと変わらず楽しく読めました。

オススメ度:☆☆☆

あらすじ:
日本橋の大店の若だんな・一太郎が二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに!
初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。

既読の『しゃばけシリーズ』

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September 04, 2007
著者:畠中 恵
出版社:新潮文庫

紹介文:
『しゃばけシリーズ』の1作目。
病弱で心優しい一太郎若だんなが妖たちと活躍する、人気シリーズです。
シリーズはどこから読んでも面白いですが、1作目を読むと、なぜ若だんなが妖(あやし)達に守られているのかもよくわかります。
病弱だけど凛々しい若だんな、妖なのに過保護な手代の佐助と仁吉、菓子つくりが下手な菓子職人栄吉など、個性的なキャラも楽しい、癒し系の時代もの(推理&妖つき)。
今、このシリーズは大人気で、図書館で新作をなかなか借りることができません。他の作品も早く読みたいです。

あらすじ:
体が弱く、外出もままならない一太郎だんな。内緒で出かけた夜に殺人事件を目撃する。
若だんなの屋敷には、犬神・白沢・鳴家と、なぜか妖(あやし)たちが一杯。そんな仲間たちと連続する殺人事件の解決に乗り出すが・・・。

既読の『しゃばけシリーズ』:続きを読む

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April 28, 2006
著者:真保 裕一
出版:朝日文庫

紹介文:

少年犯罪を扱った小説で、ドラマ化されていたものを見そびれてしまったので、原作で読みました。
殺人を犯してしまった少年が出所。母や保護司たちに支えられ更正しようとするものの、何者かの悪意によって邪魔をされるという内容。
主人公の気持ちは、時に加害者となり、あるいは被害者となって、不安定に揺れ動くきます。
読みながら、とても不安な気持ちにさせられるのは、主人公に共感してしまう部分があるせいかもしれません。
善と悪は常に人の心に同居するもの。その事実に慄然とします。

あらすじ:

殺人事件の加害者として少年刑務所に服役した隆太。
仮出所後、職場や家族の周囲に「この男は人殺しです」という中傷のビラが撒かれる。犯人は誰なのか?
人々に支えられ、悪意にさらされながら、社会の障壁に立ち向かっていく隆太の運命は。


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February 04, 2006
著者:曽野 綾子
出版:新潮文庫

紹介文:

曽野綾子さんとしては、珍しい犯罪小説。
この作品は『大久保清事件』をモデルにしていると思われますが、加害者の男と、その男にかかわってしまった薄倖な女性にスポットを当てるという、単なる事件ものとは違う角度からもアプローチされています。
世の中を逆恨みした、身勝手な男。
慎ましやかに、ひっそりと生きる女。
彼らをめぐる男、女、家族。
善と悪人とを鮮やかに対比させた、心に残る作品です。

あらすじ:

花を育て、つつましく暮らす雪子。ある日ヘブンリーブルー(朝顔)の垣根越しに声をかけてきた男、宇野と知り合う。
宇野は仕事もせず、家族や近所とトラブルの耐えない男だった。何も知らない雪子は「どこか不実な男」と思いつつも、宇野と親しくなっていく。
宇野にとって世の中は腹立たしい人間ばかりだった。正義感ぶった義兄、無神経な女、大人を見下す生意気な子供。そんな中で唯一、雪子だけは特別な存在だと思えた。
宇野は雪子に惹かれつつ、もう一方で恐ろしい連続殺人に手を染めていく。


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