2016年05月26日

高校入試」
湊かなえ[角川文庫]
高校入試一つのことで、これほどの小説が書けるとはさすがは小説家だと感心する。
この湊かなえさんの小説に最近ハマっていていろいろ読んでいる。
その視点は、男の小説家では絶対に書き得ないものと思われるもので、それが大変新鮮に見える。


入試当日、黒板に書かれていた脅迫文、いったい誰が、どのような目的で・・。
そして受験生とその父兄、さらには同窓会の会長までが登場してきて、と話はだんだんとややこしくなってくる。



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2016年05月24日

特別展「近代大阪職人図鑑 −ものづくりのものがたり−」(4/29-6/20)
大阪歴史博物館[大阪市中央区大手前4]
大阪歴史博物館2





















ARTISANとは職人という意味だそうだ。このたびの展示は、職人芸というよりか、もう芸術家の域に入っているもののようだった。
その驚くべき精緻さとこだわりは、現代にも引き継がれている。先日もテレビで、東大阪市や東京の大田区などの町工場で作られる加工品は、ミクロン単位の誤差も許さない、まさに芸術の域に達しているようなことを言っていた。


根付けや帯留めなどは、以前も他の展覧会でも見たことがあるが、あの小さなものの中にこれほどまでに手の込んだことをするのかと感嘆する。現代では着物を着ることが大変少なくなってしまったので、これらの伝統も滅んでしまうのかと思ってしまう。


また「人体骨格標本」という骸骨にはちょっとギョッとするが、これが木製だとは。よくもまあこのようなものを作ったものだと感心する。もっとも現在ならプラスチックで作られたものが、学校の保健室に置かれているとは思うけれど。
ネットでも販売されていたけれど、買ってみたいとは全く思わない。


この向こうには大阪城がある。ともかく行き交う観光バスが最近は大変多い。
大阪歴史博物館1















このたびのチケットは、1925年に開催された「大大阪博覧会入場券」を模したものだった。
大阪歴史博物館3


















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2016年05月23日

この東京都庁は丹下さんの作品だと聞いている。安藤さんとは随分と違っていて、かなり威圧的な感じのする建物だと思う。
何年か前に近くまで訪れて、その建物を見上げたことがある。
あべのハルカスとどちらが高いのだろうと思って調べてみたら、都庁は243mであべのハルカスが300mで、あべのハルカスの方が高かったが、東京には東京スカイツリーの634m のようなアホみたいに高い建造物もある。

6月始めに東京に行く予定なので、そのときに都庁の内部を見学してこようかと思っている。
そのときには、厳しい第三者の目で内部を見学してこようと思っている。
と、この言葉、今年の流行語大賞に選ばれそうな気がしてならない。



なんだかこの間から我が家のおばあちゃんネコが、急に元気をなくしてしんどそうにしている。
そこで近所のペット病院で診てもらうと、どうも内臓疾患があるようだった。飼い主としては、苦しみの増すような延命処置はせずに、自然のままに任せてあげたいと思うばかり。



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2016年05月21日

特別陳列「徳川吉宗と紀州の明君」(4/16-5/29)
和歌山市立博物館[和歌山県和歌山市湊本町3]

和歌山市立博物館2
急に思いついて和歌山市に行ってきた。3年ぶりくらいになるかな。お城とかほかも見たかったけれど、出かけた時間が少し遅かったのでこの日はこの博物館だけにして、ほかはまたあらためて行くことにした。

紀州藩の領地については、以前に松坂に行ったときにもそこ博物館で、松坂市あたりまで紀州藩で、さらに飛び地としてもっと北にもあったと言うことが書かれていた。さすが御三家だけあって、すごく広い地域を治めていたものだと感心したことがある。
また以前に阪神間の資料館で知ったのは、この阪神間が天領やら何やらで、まるでタクアンを切ったかのような、実に細切れだったのとは大違いだと思ってしまった。















和歌山市立博物館1

















このたびの特別陳列は、享保の改革で有名な8代将軍吉宗だった。何年か前に見たテレビドラマを思い出す。もっともあのドラマでの松平健のセリフは、まるで棒読みだったように思う。今でもその棒読みが健在なように思うが、こういうセリフ回しが彼の個性というものなのかも知れない。



とそのようなことはともかく、明君とも言われる吉宗を輩出した和歌山としては、その功績を称えないわけにはいかない。
資料には3つの項に分けてそれらが列挙されていた。1つは統治体制の強化として町火消や町奉行の改革など。2つ目には財政の改革として、税制の改革や新田の開発などが挙げられていた。3つ目として、法・官僚・公文書の整備として「公事方御定書」の制定、勘定所の改革などいくつか挙げられていた。



常設展示は、万博公園にある民族学博物館や各地にある資料館の展示とよく似ていた。庶民が日常使っていた道具がごろごろと置かれていて、当時の生活を思い起こさせるものだった。


その展示の中に市電のことに関するものがあった。
私が子供の頃は、神戸、大阪、京都など、ちょっと大きな町には市電と言われた路面電車が走っていたものだ。今では路面電車と言われる電車が走っているところは数えるほどしかない。関西で思い起こすのは、大阪の阪堺電車と京都の京福電鉄の一部くらいだろうか。


そしてこの和歌山市もかつては路面電車が走っていたそうだ。それは和歌山市をぬけて、海南市まで行っていたと言う説明がされていた。



行きも帰りも南海電車を利用したが、関空方面に行く電車ではなかったせいか、外国人の姿は殆ど見かけなかった。和歌山方面は観光ガイドにあまり載っていないのかも知れない。



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2016年05月19日

「世界から猫が消えたなら」という映画を見にいこうと思っていたのけれど、涙なくしては見られない、という評判を聞いたので見にいくのをやめにした。
えーおっさんが映画を見て、涙を流すなんてみっともないし。
実はこの小説はだいぶん前に読んだことがある。そして映画を見て涙腺が緩むと言うことは、これまでも何度も経験しているのだが。


我が家のあばあちゃんネコも、肩で風を切って闊歩しているややデブネコも、ともに元気にしている。
そしてともに「ちゅう〜る ちゅるちゅる」には目がない。ひょっとして何かあやしいものでも添加されているのではないかと思うほど。



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2016年05月18日

春期特別展「かざり −信仰と祭りのエネルギー」(3/1-5/15)
MIHO MUSEUM[滋賀県甲賀市信楽町]
ミホ・ミュージアム1



















この美術館は公共の交通機関で行くと大変不便なので、このたびも車で行ってきた。
また昨今の外国人ブーム以前から大変外国の方の訪問が多く、国内よりも外国でよく知られた美術館だそうだ。この日も半分くらいは外国の人のようだった。



さてこのたびは「かざり」をテーマにした展覧会だった。
仏像や社寺を飾るさまざまなものに着目するとは、なかなかのものだと思う。
ひょっとして展覧会のネタを考えあぐねての、やけくそ的な企画だったのか、などと好き勝手なことを思いめぐらす。
ミホ・ミュージアム2















このたびの圧巻は何と言っても、海北友賢の「大涅槃図」と伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」だろう。
「大涅槃図」では、涅槃の床についた仏陀の前に集まった多くの人々とともに、多くの動物たちも集まってきている。右下には海まで描かれていて、海の動物たちも集まってきている。そして仏陀の亡くなるのを嘆き悲しんでいる。
西洋絵画では「嘆きの聖母」というテーマがあるが、それと双璧をなす東洋絵画のテーマだろうと思うが如何だろう。
ミホ・ミュージアム3















もうひとつの若冲の「鳥獣花木図屏風」は普通の絵ではなく、矩形の集まりで一つの絵となっているのが特異なものと思わせる。
白いゾウが大変目立つ絵だけど、よく見てみると空想上の動物も描かれているようで、さらには日本にはいないオウムやクジャクも描かれていて、いったいどのようにしてこのような知識を得たのだろうと思ってしまう。
ミホ・ミュージアム4



















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2016年05月16日

第88回定期演奏会「下野竜也 バッハの大いなる魅力」(5/13-5/15)
指揮  下野竜也
ヴァイオリン:コリヤ・ブラッハー
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
ボッケリーニ、ベリオ編曲:マドリードの夜の帰営ラッパ
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.15
&&& 休 憩 &&&
J.S.バッハ(BWV537)、エルガー編曲:幻想曲とフーガ ハ短調 op.86
J.S.バッハ(BWV622)、レーガー編曲:コラール前奏曲「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」
J.S.バッハ(BWV577)、ホルスト編曲:ジーグ風フーガ
J.S.バッハ(BWV1004-5)、齋藤秀雄編曲:シャコンヌ
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]
PAC・88回定期演奏会2

これはモナリザにヒゲを書き加えた、ある芸術家の所作と同じものなのかどうなのか。バロック時代の比較的小さな編成で演奏されていたものを大編成で演奏するものだから、典雅なバッハがなんだか派手に飾り付けられたキンキラキンのタカラヅカ的になったような気分になる。はやい話がこれはすでにパッではなく、バッハのモナリザにヒゲを足したもの以外の何ものでもないのではないか。と辛口的にはそう言いたいものだった。
しかし大方のクラシックファンにとっては、ひょっとしたらこういった演奏の方が普通なのかも知れない。


6月下旬にはこのホールでピリオド楽器のオーケストラを聴きに行く予定になっていて、今から大変楽しみである。それまでにも佐渡さんの演奏会やらいくつか行くけれども。


ボッケリーニの曲は、そのタイトルのせいかレンブラントの「夜警」を思い出した。全然関係ないけど。
ブリテンのヴァイオリン協奏曲。その調子はずれな演奏はやめて欲しいと思うけれども、近代の曲はこんなのが多いような感じもするし、ただそれに慣れていないせいなのかも知れないと思ってしまう。


J.S.バッハの曲は小難しいものだ。という印象を持たれているのは、このシャコンヌのせいではないかと個人的に思ってしまう。
そして最後の曲は、そのシャコンヌを齋藤秀雄さんが管弦楽用に編曲したものだった。この齋藤さんとは、サイトウ・キネン・オーケストラの名前のもととなった方で、そんなこともこのたび初めて知った。


アンコールの演奏は演奏会の最後ではなく、前半の部の終わりにあった。
PAC・88回定期演奏会1














Hokurajindido21 at 20:08│コメント(0)トラックバック(0)バロック コンサート | そのほかの音楽

2016年05月14日

「桂歌丸・林家木久扇 二人会」
桂たか治:初天神
林家木久扇:明るい選挙
−−− 中 入 −−−
柳貴家小雪:水戸大神楽
桂歌丸:紺屋高尾(こうやたかお)
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]

「笑点」はほぼ毎週見ている番組で、そのうちのお二人の生の姿を拝見しに行ってきた。
というわけではなく、ちゃんと落語を聴きに行ってきた。3月には小朝の落語を聴いて、今年は東京の落語ばかりになっている。しかし5月には米朝一門の落語会に行く予定になっている。
一門のうちの吉弥さんは、同じ町内に住んでいて大変親近感が湧く。ひょっとしたら近所のスーパーでお目にかかることもあるのではと思うが、未だにそんなところではお目にかかったことはない。ただ同じ町内の文化会館で落語を演じていたのを聞きに行ったことがある。
そして毎週土曜日に車でスーパーに買い物に行く道すがらに聴くラジオ番組で、近所ネタをよく話していて納得することがしばしばある。



とそんなことはさておき、このたびは江戸落語の重鎮のお二人。
まずは「初天神」。これは上方落語でもお馴染みのもので、天神祭に行く親子のやりとりが面白い。ここに出てくる子供は、親もへこますこすっからしい子供で、なんやかんや言うて親にせびる。あめ玉を買ってもらったのはいいが、落としてしまったと騒ぐ。何のことはない頭をはたかれたはずみに呑み込んでしまう。つまりのどの奥に落とした・・。



「明るい選挙」。これを落語と言っていいのかどうなのか。ただのよもやま話をダラダラと喋っていただけのようにも思う。これが木久扇節なのかも知れない。


中入りのあと、落語会ではつきものの大神楽を見る。
そして歌丸さんの「紺屋高尾」を聴く。


一目惚れした花魁の高尾を身請けしたい。しかし花魁を身請けするには10両は要る。ところが当時の商家で身を粉にして働いて、1年でようやく3両貯まるのが関の山。
そこで大家さんは3年働いて9両になったら、私が1両たして10両にしてあげるから、それを持って行って身請けしてこいと言う。


ところで花魁(おいらん)と言うのは、人を騙すのにキツネのように尾が要らないから「おいらん」と言うようになったとかどうとか。ほんまかいな。


そしてようやく3年経った。
果たして首尾よく行ったかどうか。
どうも話は思わぬ方向に話が進んでいく・・・。



神田紺屋町とはJR神田駅から東へ200メートルばかり行ったところから、首都高速の手前あたりのようだ。今度東京に行ったときはこのあたりも見てみようと思う。



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2016年05月12日

「名画の謎 旧約・新約聖書編」
中野京子[文春文庫]

聖書に由来した絵画を解説した本で、ユディータという女性がホロネウスと言う敵の将軍の首を掻き切るという有名なシーンを描いた絵の解説があり、たまたま先日聴いてきたコンサートでも、ちょん切られた首の話は日本にもあるというようなことを言っていたよう思う。それでも女性に首を掻ききられるというのは、それほど多くはないかも知れない


そんなこともあって、J.S.バッハの「マタイ受難曲」を久しぶりに聴いてみた。
キリスト教の信者とはほど遠いところにいるせいか、音楽としてこういった曲を多く聴くが、何を言っているかよく分からないこともあり、雰囲気だけで聴いていて、その深刻さについて理解できないところが多い。
そんなことから絵画や音楽のことについての知識を知らされるにつれて、なんとなくその意味合いが分かったようになってくる。
そして今日は、息子のC.P.E.バッハの「ヨハネ受難曲」を聴いてみた。



今月の末くらいになるだろうか、徳島県(とは言っても四国本土ではなく、鳴門海峡大橋が真上に見える島である)にある大塚美術館に行って、これらの名画の複製品をみてこようと思っている。複製と言っても陶板に焼き付けたもので、それらは決して色あせることのない本物以上に極めてリアルなものではないかと思う。システィナ礼拝堂を再現したところは圧巻だった。



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2016年05月11日

生誕110年記念「三岸節子展」(3/17-5/15)
香雪美術館[神戸市東灘区御影郡家]
香雪美術館3
いつものように、画家のことを何も知らずに見に行ってきた。この香雪美術館も去年の秋以来になる。
















香雪美術館1



















三岸(みぎし)節子さんは、愛知県一宮市の出身で2回ほどフランスに渡って、帰国後は神奈川県に住んだとのこと。95歳で亡くなったという長命の方で、亡くなる直前まで絵を描いていたそうで、その絵も展示されていた。


個人的には旅行であちこち行くぶんには何の抵抗もないけれど、あちこちに移り住むというのどういうことなのかと思ってしまう。放浪癖があるのかと感心してしまう。



その道すがら、こんな張り紙があった。
確かに神戸の山手のほうではイノシシに遭遇することが多いようだ。
以前には出会ったイノシシの頭を撫でてやったこともあるけれど、野生なので気をつけるに越したことはないでしょう。奈良のシカよりは確かに怖いかも知れない。
香雪美術館2





















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2016年05月09日

「三宝音楽コンサート テレマン室内オーケストラ vol.6」
【第1部】バロック名曲コンサート
G.P.テレマン:ポーランド風協奏曲 ト長調 TWV43:67
J.S.バッハ:オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055の原曲
A.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「海の嵐」 RV253
+++ 休憩 +++
【第2部】川西音楽絵巻「源 満仲 新伝」
講談「源満仲」:旭堂南左衛門
A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲「調和の霊感」Op3-11 第1楽章 (RV210-1)
A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲「調和の霊感」Op3-8 第3楽章 (RV332-3)
J.S.バッハ:オーボエとチェンバロのためのソナタ 第1楽章 BWV1030-1)
A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲「調和の霊感」Op3-8 第3楽章 (RV332-3)
A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲「調和の霊感」Op3-11 第2楽章 (RV210-2)
A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲「調和の霊感」Op3-11 第3楽章 (RV210-3)
演奏:延原武春/テレマン室内オーケストラ
講談:旭堂南左衛門
作・演出:中野順哉
みつなかホール[兵庫県川西市小花2

みつなかホール2
















川西市と言えば多田源氏の発祥の地で、その元祖とも言うべき源満仲の名を冠したこのホール。そして満仲に因む講談と、それとコラボしたバロック音楽を聴く。
もっともバロック音楽の方は特に満仲とは関係なくて、あくまでも演出家のイメージで選曲されたものかと思う。
みつなかホール1


















この駅から能勢電に乗り換えて5つ目の駅の多田駅を降りて1キロちょっとの所に多田神社がある。以前にも何度か訪れたところだが、恐らくここが多田源氏の本拠地ではなかったかと思う。

講談「源満仲」は、御伽草紙などで知られている物語が語られる。美女御前のこと、幸寿丸のこと、切られた首のこと。などいろいろあったが細かいところはよく覚えていない。
ともかく講談の、扇子を「パパンパンパン」と叩いて、話を進めるのを初めて見たのがある意味感動的だった。

テレマン室内オーケストラはよく聞きに行くオーケストラで、ひょっとしたら一番よく聴いているかも知れない。オーケストラと言ってもバロックのオーケストラなので、ヴァイオリンのパートは2人ずつ、他のパートは1人という大変こぢんまりとしたオーケストラだけれど。

アンコールはカッチーニのアベマリア。バロックのコンサートではアンコールでよく演奏される曲かも。
花束贈呈は元タカラヅカのスターだったが、さてどなただったか。

ちなみに「三宝・・」とタイトルが付いているのは、昔はともかく今は鉄道模型の方がメインとなってしまったとか言っていた、この近くにあるスポンサー会社のことである。



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2016年05月07日

望郷」
湊かなえ[文春文庫]
瀬戸内海に面したO市に面した向かいの島と言えば、この島しかないと思うけれど、著者はその名を明かしていなかった。しかしきっと尾道市と向島を想定して書いていると思うのだが、まあそんなことを詮索しても始まらないかも知れない。


そういう瀬戸内の島に生まれ、島しか知らないた主人公が、都会に出て歌手となった姉とか、母の世話をしにしたという"おっさん"と言う人物を絡ませて、話が進んでいく。
このような日常の些末な出来事を細々と書くことは、決して男の作家では書くことが出来ないだろうと思うものだった。



何十年か前に、その向島からさらに四国方面に向かったところにある大三島を訪れたことがあった。もっとも当時は尾道から四国へ通ずる道路もまだできていなくて、三原駅からフェリーに乗っていったことを思い出す。


いずれ機会を見つけてまた、このあたりを訪れてみたいものだ。



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2016年05月06日

特別展「国宝 信貴山縁起絵巻 朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝」(4/9-5/22)
奈良国立博物館[奈良県奈良市登大路町]
奈良国立博物館5

















シカと外国の人とどちらが多いのか、と思うのが近頃の奈良の様子かも知れない。
そんなことを思いつつ、登大路を博物館へ向かう。
奈良国立博物館1


















絵巻と言えば、鳥獣戯画と信貴山縁起絵巻はその双璧をなすのではと思うもので、かつて行ったことのある朝護孫子寺の、山あいにへばりつくように建っていた塔頭の様子を思い浮かべる。


ゆっくり観たい人と、そうでない人の2つのコースが作られいていたが、やや後ろから見ることになるが、さっさと見ることの出来る方を選んで見学してきた。
どこの展覧会でもそうであるように、入口近くは混んでいても奧に行くにつれて空いていたり、これは見ものだと思うところが案外と空いていたりと、経験的に見学の要領をおぼえてしまってそれなりに楽しんできた。


ひとつ気になる絵として、何本もの剣をまとう童子の絵があって、この絵はいったい何を表しているのだろうと、これまでも何度見たことがあって未だに未解決のままでいる。


また、俵が飛んだという話は大変有名な話で、それは単なる伝説ではなく事実ではなかったのかと思ってしまう。この博物館の中にまで俵が飛んできていた。
奈良国立博物館2



















中庭の様子。ツツジがきれいに咲いていた。
奈良国立博物館3















帰り道、このあたりにだけやたらとシカが多かった。別にシカせんべいを売っているところでもないのに。
奈良国立博物館4



















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2016年05月04日

法隆寺秘宝展(3/20-6/30)
夢殿秘仏開扉(4/11-5/18) 
法隆寺[奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺]
行きも帰りも大阪駅の環状線のホームは人でいっぱいだった。しかも大半が日本人ではないような感じだった。しかし、法隆寺にやって来るとさほどでもなかったように思う。いったいあの人たちはどこに行ったのだろう。
法隆寺17












法隆寺は、藤ノ木古墳からほんの数分の所にある。
世界最古の木造建築が日本にあると言うだけで誇らしい気持ちになる。
法隆寺1
















山門をくぐって向こうを見ると、何だか工事中のようだった。
法隆寺2
















左脇の入口を入ると向こうに五重塔が見えてきた。
法隆寺3





















法隆寺4




















そして西院伽藍と言うところに着く。
法隆寺5















法隆寺6















夢殿秘仏開扉は事前に知っていてこれを目的に行ったのだけれど、秘宝展は行ってみて初めて知った。そこで急遽見てみることにした。ただ最初に買ったチケットでは3ヶ所の参拝が出来るものだったが、ここは別料金となっていてあらためてチケットを買う必要があった。
法隆寺16







しかしこの展示が一番見応えがあった。法隆寺に伝わる物が数多く展示されていた。ともかく千年以上も歴史のあるの寺院なので、それは当然かも知れない。
法隆寺7














そして最後は東院伽藍と言われる、夢殿のある所に向かう。
法隆寺11

















ところが夢殿の中を覗くことが出来るのだが、なんだか暗くてよく見えなかった。
まあそれでもいい。聖徳太子の威徳に触れられただけでも満足。
法隆寺12






















棒で支えられている塀。その昔に来たときもそうだったように思うが、なぜそのままなのだろう。文化財はへたに触れないということだろうか。
法隆寺14


















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2016年05月03日

斑鳩文化財センター[奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1]
斑鳩文化財センター2

うららかな春の一日、この日は斑鳩町を訪れた。JR大阪駅のホームは人でごった返していたが、バスの乗換駅の王寺駅を降りる人もまばらで、さらに法隆寺方面へ行くバスには数人ほどしか乗っていなかった。
そして最寄りの停留所である斑鳩町役場と言うところで降りる。
手前の赤いものは石棺のレプリカ。この日はこのあと特別公開があって、その本物を見に行く。














斑鳩文化財センター1




















ここには藤ノ木古墳の内部を再現したレプリカがあって、埋葬者のことなどが解説されていた。実は誰を埋葬したのかは分かっていない。
そしてその展示室へ行く通路は、玄室に通じる羨道を模していた。


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石室特別公開(4/30-5/1)
藤ノ木古墳[奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2]

藤ノ木古墳





















これまでも何度か訪れたことがあるけれど、石室の中に入ったのは今日が初めてだった。


以前行ったときは誰もいなくて、ただ古墳をぐるりと一周しただけだったけれど、このたびは特別公開と言うことで、100人以上の人が並んでいた。テントも順番待ち用の椅子も用意されていて、準備は万端という感じだった。
そして順に石室内に案内される。ちょっとかびくさいようなにおいがして、仮設の狭い通路は玄室の手前まで続いていた。そこで案内の方の説明を聞く。


時々訪れる橿原考古学研究所附属博物館でも、ここの出土品が収められているのを何度か見たことがある。そこではあの靴の裏側まで装飾が施されたもので絶対に歩くことの出来ない靴も展示されていた。



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2016年04月30日

特別展「臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 見て感じる禅問答 禅 −心をかたちに−」(4/12-5/22)
京都国立博物館[京都市東山区茶屋町]
京都国立博物館3

















かの有名な、洞窟の壁面に向かって座禅する達磨大師の絵がパンフレットの表紙を飾っていた。
裏表紙の達磨図は随分と面長だった。と思ったが単に頭頂部まで禿げているということなのか・・。
「だぁるまさん、だぁるまさん、にーらめっこしましょ」と言ってにらめっこすると、絶対負けるであろうと思う、強烈な面相であることには間違いはないと思う。
京都国立博物館4
















誰が描いた絵だったか、以前にテレビで見たことのある有名な山水画がこんなに小さいものだったのかと、変なところで感心したりもした。
また羅漢さんがお腹を開いて、そこに仏の顔があるという像があったが、なにか由来があるのだろうけれど、ちょっと驚きの構図だった。


禅宗のお寺も何度か訪問したことがあって、このたびの展覧会で紹介されていた黄檗宗の本山である宇治の萬福寺には何度か行ったことがある。しかし当のお寺に行っても、こういったものはなかなか見ることは出来ないので、こういった展覧会は大変貴重なものだと思う。



昔の日本では、ヒョウはトラのメスだと思われていたと言う話を聞いたことがある。ここに見える絵でも、トラとヒョウが一緒に描かれている。これは夫婦のつもりだったのでしょうが、実は赤の他人?だった。と言うことでしょうか。


それにしても、敷地内のツツジが満開で春うららという気分だった。ちょっとこの日は4月にしては暑かったかも。
京都国立博物館1



















京都国立博物館2



















帰りの電車の中でまたも東洋系の旅行者のグループと一緒になる。相も変わらず賑やかなものだった。



Hokurajindido21 at 20:29│コメント(0)トラックバック(0)美術展 日本(江戸以前) | 美術展 東洋・そのほか
近頃はCDを買うことは殆どなくなってしまった。もうこれ以上置くところもないし、同じジャンルでは新しい曲もないので、最近は専ら以前に買ったCDを聞き直している。今はC.P.E.バッハの鍵盤楽器のための協奏曲集を聞き直している。全部合わせると30枚近くあるので、1日1枚として全部聴くのにひと月ほどかかりそうだ。
この時代は鍵盤楽器の主流がチェンバロからピアノに替わろうとしていた時代で、今日聴いているCDも、その過渡期的なタンジェント・ピアノという楽器で演奏されている。

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2016年04月29日

大阪を古地図で歩く本」
ロム・インターナショナル(編)[KAWADE 夢文庫]

大阪市内の古跡をこれまで何度も訪れたことがあるので、そのいわれを知ってみたいと思ってこの本を読んでみた。
かなり訪れたつもりなのに、まだ知らないところもあって参考になったし、行ったったことのあるところも、さらにその詳細を知って奥深く大阪の町を知ることになった。


大阪には現在はキタとミナミの2つの繁華街があるが、実は江戸時代にはもう一つニシという繁華街があったという。心斎橋から少し西に行ったところでいまの新町あたりのかつて遊郭のあったところで、そう言えば落語などでよく登場するところである。


また、今でこそ大阪の玄関口として大変賑わっている梅田だが、当時の国鉄の大阪駅が出来る前までは、田んぼが拡がっているところだった。その田を埋めて作った所なので、梅田と名付けられたというのも割合と有名な話。


テレビドラマにもなっている真田丸のことも当然書かれていた。ほかにもいくつもの大阪にまつわるいろいろな話が書かれていて、より深く大阪を知ることの出来てなかなか興味深い本だった。



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2016年04月28日

天台宗別格本山 龍谷山 水間寺[大阪府貝塚市水間]

水間寺4














南海電車の特急サザンの自由席に乗って、岸和田駅で乗り換えて貝塚駅に向かう。そして水間鉄道に乗り換える。
水間寺2

















ローカル鉄道の殆どがそうであるように、途中の駅では運転席のそばの扉からしか乗り降りできなくなっていた。
お寺巡りは東京に行ったとき以来のおよそ一月ぶりになるでしょうか、このたびのお寺は、のどかな郊外を走ってしばらくのところにあった終点駅からさらに10分ほど歩いたところの山の麓にあった。
どういうわけか関西のお寺は行基が開いたという伝説が多くあり、このお寺も行基が聖武天皇の勅命によって創られたとのこと。
水間寺3
















由来が書かれた高札と、その向こうにある滝。
この谷に、観音様が降臨されたと書かれていた。
水間寺5















水間寺6



















行きは自動車が行き交う道を歩いたが、帰りは昔の参道とおぼしき道を歩いた。
水間寺7















ふたたび貝塚駅。手前の車両は昔走っていた車両でしょうか。
水間寺8


















wikiによると、南海電車の系列ではなく、なんとうどん屋のグルメ杵屋の系列で、車両は東急のものを使っているとか。なんともけったいな。


Hokurajindido21 at 20:34│コメント(0)トラックバック(0)社寺・庭園等 │

帰りの南海電車では、関空からやってきたと思われる中国人とおぼしき人たちがいっぱい乗っていた。大きなトランクを通路に置いていて車内を通り過ぎることが出来なくなっていた。その上に前に置いたトランクが大きいものだから、6人がけ程度の座席に4人しか座れない。また別の人はカバンは座席に置くものだから、あとから乗ってきたおばあさんは、ドアの横に立って棒に掴まりながらよろよろしていた。


日本人でもそうだけれど、集団になると周りのことに気が回らないことがある。この人たちもきっとそうだと思いつつも、先日は京都あたりの車内でも似たようなことがあったで、ちょっといかがなものかと思ってしまう。
マナーの悪さをのちのちいつまでも言われないように、もうちょっと気をつけて欲しいと思うことがらだった。



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2016年04月25日

「あきない正傳金と銀 源流篇」
高田郁[ハルキ文庫]]
高田さんは、「みをつくし料理帖」のシリーズを読んで大変親しみを感じている小説家である。

さて、「みをつくし料理帖」は江戸が舞台だったが、このたびの小説は上方が舞台となっていた。
父が学者だったので、この小説の主人公である幸もそれなりの教養を身につけていた。そして生まれは現在の西宮市内の津門(つと)と言うところで、この地はえべっさんでお馴染みの西宮神社にほど近いところで、コンサートなどでよく訪れる阪急西宮北口駅から少し南に下ったところでもある。
この小説によると、今では考えられないくらいに様子が違っていて、当時はこの辺り一帯で綿花が栽培されていたように書かれていた。

これまでも何度も訪れたところでもあり、知り合いの人も住んでいたこともあるが、その風情は小説に描かれた時代とは全然違って見えて、「ほんまかいな」などと思ってしまう。。
ただ、そこに流れる津門川のことや、北に見える甲山のこと、もう少し東に行くと大きな武庫川が流れているという描写に、なるほどという気持ちが伝わってくる。


幸は九つになったとき、大阪の天満にある呉服屋の「五鈴屋(いすずや)」に奉公に出される。同じ関西でありながら学者の家と商家では言葉遣いも違っていて、同僚からいじめをうけたりとそれなりに苦労もあったが、その働きぶりを見ていた番頭の治兵衛にその才能を認められる。


と、これからどういうことになるのかと思うところで第1巻はおしまい。
次が楽しみなのだけれどまだ未刊で、これからどれくらい待たないといけないのかと思ってしまう。
「みをつくし料理帖」でも、何年もかかったように思うし。



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2016年04月23日

特別展「我が名は鶴亭 −若冲、大雅も憧れた花鳥画!?」(4/9-5/29)
南蛮美術・古地図企画展「西洋との出会い」(4/9-5/29)
神戸市立博物館[神戸市中央区京町]
(神戸市立博物館1)
神戸市立博物館1



















ここ何年もの間、積極的に展覧会に行くと、大半は知らない画家だということが数多くある。いったいどれくらいの画家がいるのだろうと思ってしまう。
このたびの鶴亭という画家も初めて知った。

長崎出身で、禅宗の一派である黄檗宗の僧侶であったが、20代半ばで還俗して関西にやってきて画家として活躍し、40代にまた僧侶となって宇治の萬福寺で活躍したという。

鶴亭というだけあって、鶴の絵を存分に楽しませてもらう。サブタイトルにもあるように、後の伊藤若冲や池大雅にも多大な影響を与えたそうだ。
彩色画もさることながら、墨筆画でありながらそこに色を感じさせる筆遣いは、ちょっと唸ってしまうものがあった。


もうひとつの企画展は、この博物館のおはこでもある南蛮美術の展示だった。
神戸市立博物館2

















その中の一つに、かつて訪れたことのある茨木市の山中の隠れキリシタンの家にあった、教科書にも載ったことのあるかの有名なザビエルの絵も展示されていた。



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2016年04月22日

「かげゑ歌麿」
高橋克彦[文春文庫]

このたび読んだ文庫は文春文庫。文春と言えば週刊文春を思い起こさせる。
週刊誌ネタのスクープをよくするところでしょうか。昨今では、とある歌舞伎役者を追っかけ回していたとか。
個人的には、そんなことどうでもいいじゃないかと思うのだが。
しかし世の中に何の寄与もしないことに躍起となっているのは、自分自身もそうかも知れない。


そしてこのたびの小説は、歌舞伎の役者絵や美人画で有名な歌麿が主人公のお話。
表題の小説のほかに、さやゑ歌麿、判じゑ歌麿の計3つの話が収められていた。これらのタイトルにはそれなりの深い意味が隠されているのだが、ネタバレはよろしくないので、それはこの本を読んでからのお楽しみとしておこう。


歌麿と言えば、絵を描くだけの優男の印象を持っていたのだが、この小説では剣の腕前も尋常ではなく、立ち回りを演じる場面も描かれていた。本当のところはどうだったのか知らないけれど。
当然のことながら蔦屋重三郎や春朗のちの葛飾北斎なども登場してきて、その当時の江戸時代の町の情景が描き出されていた。
先日行ってきた増上寺あたりの情景も描写されていて、それだけで近しいものを感じてしまった。



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2016年04月21日

住んでいるところが尼崎市なので、当時の阪神大震災の時は、大揺れに揺れた程度ですんだのだけれど、近所の古い家屋は倒壊していた。横倒しになっているマンションも見た。
その前には神戸の東灘区に住んでいたこともあり、震災のあとそのあたりを訪れたことがある。そして、そのとき見た光景はそれは無惨なものだった。当時住んでいた建物はぺしゃんこになっており、当時通っていた学校も崩壊していた。まさか空襲にも耐えた学校がつぶれてしまうとは。

そのとき母親が言ったことは、震災はたった一日だけど、空襲は毎日続いてもっとたいへんだった。そんななか、黒こげの死体をまたいで毎日通勤した。ということ。


私の知り合いの実家が八代の近くで、以前泊めさせて頂いたときに、お土産にザボンやらなにやらいっぱいもらって、持って帰るのが大変と思ったことを思い出す。
さてこのたびの地震でどうなっているのかちょっと心配。後日会ったときに様子を訊いてみたい気持ち。



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2016年04月18日

「ピカソ、天才の秘密」(4/9-7/3)
あべのハルカス美術館[大阪市阿倍野区阿倍野筋1]
あべのハルカス美術館



















ピカソの肖像と言えば髪の毛が少ないおじいさんを思い浮かべるけれど、若い頃の写真を見ると黒髪のなかなかの男前だった。今まで描いていたイメージが変わってしまう。その描いた絵も若い頃はごく普通の新古典主義と言われる絵で、いわゆる「青の時代」「赤の時代」という頃を経て、1907年に突然抽象画にを描くようになったとか。しかし少年時代から既に天才画家の片鱗を見せていて、「私は子供らしいデッサンを描いたことがまったくない 決してね どんな幼いときでもだ」という言葉を残しているそうだ。

さて、この展覧会を見てどこまで「天才の秘密」を見抜けたかは、自信がないがちょうどキュビズムが流行る時代となり、ピカソもその影響を大いに受けたことに間違いはなく、そののちのピカソ独特の画風になったきっかけになったのだろうと思わせるものだった。













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2016年04月16日

大阪市立美術館開館八十周年記念 公益社団法人日本書芸院創立七十周年記念 「王羲之から空海へ 日中の名筆 漢字とかなの競演」(4/12-5/22)
大阪市立美術館[大阪市天王寺区茶臼山町1]
大阪市立美術館1


















これは文字ばかりのいささか渋い展覧会だった。そう言えば以前にもそのような展覧会を見た気がするが、さてどこだったか忘れてしまっている。
能書家として著名な中国の王羲之と日本の空海、そしてそれに連なる人たちが書いたものが展示されていたが、なかにはミミズののたくったような字もあって、時代を経れば貴重なものとなるのかと思ってしまう。
大阪市立美術館2





















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2016年04月14日

「七つの会議」
池井戸潤[集英社文庫]

個人的にもかつてはサラリーマンであって、この小説のように一部上場会社の子会社という、ちょっと似たようなところに勤めていたこともあり、その雰囲気が分からないことはない。


かつて勤めていた会社では数年に一度社長は交代し、その都度親会社から天下りで新しい社長がやってくる。そして必ず言えることは、何もしない社長の方が営業成績が良くなると言うことか、何かを口出しした場合は、それは業界のことを何も知らないシロウトの考えの押しつけになって、却って現場は混乱し営業成績も下がると言うことになったように思った。


また、この小説の主人公が苦悩したことと同様に、コンプライアンスの問題、つまり法令上あるいは倫理上どうかなと思うようなことを、顧客から要求されたことも一度や二度ではなかった。一番ひどかったのは、とある東アジアの国の人の要求だった。それはあり得ないでしょ。と思うようなことを平気で要求されてたいへん困ったことがあった。結局何とか断ったけれど、テレビなどでも放送されているように、今でもそんな感じなのかも知れない。



それはともかく、この小説では社内におけるパワハラ、社外では下請け会社に対する理不尽な要求が綴られる。しがない一社員としては個人的な思いはさしおいて、会社の方針通りしなければならない。それこそ胃に穴が開くのではないかと思うような事柄がおきて、サラリーマンとはたいへんな稼業だということを感じさせる。


会社にいた頃は、営業会議や安全衛生委員会などのいくつかの会議があって、その会議の構成要員として何度も出席したが、時には重要な課題もあったけれど、大半は眠たい会議だったと言うのは、どこの会社も同じかも知れない。



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2016年04月12日

兵庫芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会 メンデルスゾーン劇音楽「夏の夜の夢」
揮・芸術監督:佐渡裕
ナレーション(妖精パック):檀ふみ
ヴィオラ:東条慧
ソプラノ:幸田浩子
メゾ・ソプラノ:林美智子
合唱:京都市少年合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
ヒンデミット:室内交響曲 第5番(ヴィオラ協奏曲)op36-4
+++ 休 憩 +++
メンデルスゾーン:劇音楽「夏の夜の夢」 〜シェイクスピアの劇のための音楽 op.61 より
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]
PAC・夏の夜の夢2

久しぶりに佐渡さんの姿を拝見した。そして、このコンサートの前半に、檀ふみさんが演じる妖精パックが舞台を駆け回って解説する場面があった。そこそこのお歳だと思うのに、年齢を感じさせない若々しさで、何という名のところがは知らないが舞台の左手の高いところや、正面の奧の中ほどにいきなり顔を出したりしていた。













アンコールはヒンデミットのヴィオラ・ソナタとあった。
ヴィオラは素人目で見ていてもあまり表に出ることのない裏方的存在で、そんなヴィオラが表に出てくるなんてちょっと珍しい曲かも知れない。そしてアンコールもヴィオラの曲だった。
PAC・夏の夜の夢1












このコンサートホールは家から30分程で行けるところにあり、佐渡さんが指揮監督をされていると言うことでよく訪れるところである。
そして、このたびも佐渡さんの指揮で、この「夏の夜の夢」を聴くことになる。
後日7月にはブリテン作曲の同名のオペラが公演される予定なので、それも聞きに行くつもりにしている。
今年はシェイクスピア没後400年と言うことでさまざまな催しが開かれているようだ。

そう言えばシェイクスピアの作品は、書物ではほとんど読んだことはないと思うけれど、その公演はいくつか見たものがある。記憶にあるものを思いつくままに書いてみると「ロミオとジュリエット」「ハムレット」「リア王」「マクベス」「じゃじゃ馬ならし」「ヴェローナの二紳士」などなど、もっとあったかも知れない。


さて、次のコンサートは久しぶりにバロック音楽になる予定。



Hokurajindido21 at 21:34│コメント(0)トラックバック(0)そのほかの音楽 │

2016年04月11日

生誕180年記念「富岡鉄斎 −近代の架け橋」(3/12-5/8)
兵庫県立美術館[神戸市中央区脇浜海岸通1]
兵庫県立美術館4

富岡鉄斎と言えば、阪急宝塚線の清荒神駅から15分程度北に行ったところにある清荒神の境内に、かれの美術館があって以前にも何度か訪れたことがある。
このたびの展示品にはこの美術館からの出展もいくつか見受けられ、出品リストをみると、前後期合わせて全部で150点近く展示されるようだ

大胆に筆を捌いたような描きっぷりだが、非常に細かく描いている部分もある。ちょっとアニメ風なところもありユーモラスなところもあり、またその描かれた光景は現実ではあり得ないようなもので、それだからこそワクワクしながら見ることが出来るのかも知れない。











「鉄斎でげんき」とのキャッチコピーが書かれた、何と言えばいいのか、キューブ形のポスターと言っていいのか。これと屋上の美かえる君がいつもお出迎えの美術館だけれど、この日は屋上の美かえる君のお出迎えはなかった。
兵庫県立美術館1


















さて、いかにも安藤建築らしい階段の向こうにいよいよ展示場の入口がある。
兵庫県立美術館2


















裏手に見えるハシケと高速道路。
兵庫県立美術館3















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