2016年08月25日

日本・ベルギー友好150周年「ベルギー近代美術の精華展」(7/2-8/25)
姫路市立美術館[兵庫県姫路市本町]
このリーフレットの絵は、アンソールがオルガンを弾こうとしている絵だそうだ。
姫路市立美術館2






















この美術館の特徴としては、そのアンソールやマグリット、デルヴォーをはじめとしたベルギーの画家の作品が多いことだろうか。そしてそれは個人的な趣味とも合致していて、このたびもおよそ80点ほどの作品を堪能してきた。


このたびの展示のカタログをみても、殆どがこの美術館のもので、借りて展示したという作品は、先ほどのアンソールの絵のほかほんの数点のようだった。それほどにこの美術館が、ベルギーの近代絵画に精通していることがよく分かる。



建物は明治の末に建てられた軍の施設で、レンガ造りの外観はそのような雰囲気を残していると思う。
姫路市立美術館1




















Hokurajindido21 at 21:19│コメント(0)トラックバック(0)美術展 西洋 │

特別展「立体妖怪図鑑 −妖怪天国ニッポンpart II−」(7/16-9/11)
兵庫県立歴史博物館[兵庫県姫路市本町]

兵庫県立歴史博物館1














姫路市立美術館を見学したあとは、定例のコースとしてこの博物館に立ち寄ることが多い。
まずは常設展をぐるっと見てまわる。懐かしい昭和の雰囲気を醸す展示をみる。
兵庫県立歴史博物館2
















立体の図鑑とはどういう事かと思っていたら、要するにフィギュアのことのようだった。それまでは図鑑と言えば紙に印刷されたものばかりだったが、近頃台頭してきたのがこういったフィギュアによる図鑑ということでしょうか。
そのフィギュアは大阪門真市にある海洋堂が圧倒的なシェアを有しているそうだ。


妖怪と言えば、京極夏彦さんの名が浮かぶのは当然のことと思う。このたびも彼のキャラクターがいっぱい登場していた。ほかに人魚のミイラとか、件(くだん)というその漢字を見ても分かる通り、人と牛のあいのこのようなもの。これについては「くだんのはは」と言う、SF作家の小松左京の小説をかつて読んだことがある。阪神間の高級住宅地にあるお屋敷が舞台だったような。

兵庫県立歴史博物館5兵庫県立歴史博物館6




















と一見おどろおどろしそうだが、子どもたちもたくさん来ていてなかなか楽しませるものだった。



空には、先ほど見てきたマグリットの絵にあるような雲が浮かんでいた。
兵庫県立歴史博物館4



















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2016年08月24日

今日の昼過ぎに東京から帰ってきたところだけど、最寄りの駅を降りて家に向かう道のなんど暑いこと。東京もそれなりに暑かったけれど、それとは比較にならないくらい暑い。ともかく暑い。


家にようやくたどり着いて、一杯の水を飲もうと思って蛇口を捻ったけれど、出てくるのは生ぬるい水ばかり。これは水と言うよりお湯と言った方がいいかも知れない。
蛇口から湯が出てくると言うのは、毎年夏になると当たり前の事なのだけれど、例年ならばしばらくすると通常の温度に戻るのに、今年はいつまで経っても湯が出てくる。
ともかく大阪は暑い!。



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2016年08月21日

「大阪弁の秘密」
わかぎゑふ[集英社文庫]

この著者は大阪環状線の玉造駅のすぐそばの商店街で育った、いわばコテコテの大阪人と言えそうだ。近所には最近話題になった大河ドラマに出てくる真田丸がある。
この方が演出した舞台もつい先日見にいったことがあるし、大変近しい感じを持つ。


さて大阪弁のうんちくを語る本書では、今も新しく生まれつつある言葉があれば、殆ど死語になったと思われる言葉も紹介されていた。また同じ関西と言っても京阪神でも多少違うところもあるし、若い人が喋るのと年寄りが喋る言葉も少しは違うかも知れない。


さてそのうちの一つの「めんでまう」と言う言葉。
「あーあ、めんでまいよった」。 関西の人ならすぐに分かる言葉で、要するに壊してしまったと言うことなのだが、さてこの動詞は、五段活用なのか゜下一段活用の動詞なのか今ひとつ分からない。もし五段活用なら語幹は「めぐ」にならないといけないけれど、下一段なら「めげる」になる。さて一体どちらなのだろう。

また「めげる」には、精神的に参った状態を表す言葉としてよく使われ、これも語源的には同じなのだろう。


私の両親は生粋の関西人ではないけれど、長い間神戸に住んでいて、私自身も関西以外で生活をしたことがない。つまり生粋のよそ者(もちろんこんな言葉はない)の関西人だけれど、タクシーを降りるときには「ありがとう」とは言わず「おおきに」と言ってしまう。


あしたから2泊3日で東京に行ってくる予定。今年3回目の東京旅行はこれで一応終了なんやけど、天気予報では台風も東京にやってくる様子。さて、どうなるこっちゃら。



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2016年08月19日

先日の8月9日だったか、J.S.バッハの末っ子であるJ.C.バッハのCDの数は、20枚以上に及ぶと書いたが、もう10日もなるが未だにJ.C.バッハのCDを聞いている。毎日1枚のペースで聞いて、ようやく半分くらいになろうかと思う。

こういったマイナーな作曲家のCDが購入できるということが、平和で豊かな国に生活しているからだとつくづく思う。



先頃からはオリンピックが開かれていて、毎日テレビをつけるとその様子が目に入ってくる。さして興味はなくても、ついつい見入ってしまう。
日本は過去にはないくらいの活躍をしていて、誇らしい気分にもなる。



会社に勤めていた頃は、昼休みになると毎日のように卓球をしていたけれど、ちょっと上手い人のサーブをレシーブするのは並大抵ではなかったことを思い出す。もっとも大半の人は自分と似たり寄ったりだったけれど。
ともかく空調の効かない部屋だったので、夏は熱中症寸前の状態で、冬はラケットを持つ手がかじかんで大変だったことを思い出す。その卓球場の前はバトミントンのコートになっていて、自分はしなかったがその様子もよく見ていた。
そのバトミントンやテニスは屋外だったのでもっと大変だったかも知れない。少なくとも卓球は雨の日でもすることが出来たのがよかった。確かに雨の日だけ卓球場に来る人もいた。



きのう姫路に行ってきたが、やはり外国の人が多かった。本当にこんなことはかつてはあり得なかったことだと思う。これまでも何人かの外国人を見ることはあったが、これほどまでに多いのはつい最近のことだと思う。




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2016年08月18日

「浅田次郎と歩く中山道 「一路」の舞台をたずねて」」
浅田次郎[中公文庫]

この本の内容とは直接関係がないが、その昔聞いたエピソードを思い出す。それはあるアナウンサーが、恐らく原稿が横書きだったのだろうか「1日中 山道を歩いて・・」と言った。しかし原稿には「旧中山道を」と書かれていた。そのアナウンサーがそのあと間違いに気付いて、赤面したかどうかは知らないが、検索して見るとそのエピソードがヒットする。ただ事実は少し違うというようなことが書かれていた。
事実はどうだったかは今になっては知るよしもないが、そのようなうわさは勝手に一人歩きしてしまうのは致し方のないことかも知れない。



そのようなことはともかく、先日読んだ「一路」の原作者である浅田次郎が実際に中山道を歩いて、その場所の様子を写真付きで紹介していた。
こういうのを読むと行ってみたくなるが、いざ行こうとすると私のようなヒマ人でも金銭的時間的にも決心するのにはちょっとためらってしまう。
しかしながら、このあたりは一度も行ったことがないので、生涯のうち一度は行ってみたいものだ。



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2016年08月16日

特別陳列「丹後の仏教美術」(7/26-9/11)
京都国立博物館[京都市東山区茶屋町]

京都国立博物館2



















特別陳列とは言っても、いくつかの部屋を使っていてなかなかボリュームのある陳列だった。メインはパンフレットにもある千手観音様だったがほかにもさまざまな絵画などの展示があった。ただ平安から室町時代の頃の作品なので、古びたものが多く京都から比較的近いとはいえこんな鄙びたところにまでやってきて、このような仏像を彫ったものだと感心する。


国立博物館の外観は、この京都も奈良も東京も何となく似ているような感じがする。
京都国立博物館1















ちなみに九州の国立博物館へは来年の1月に行こうかと思っている。



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2016年08月15日

「世界の巨匠たちが子どもだったころ」(8/11-9/11)
美術館「えき」KYOTO[京都市下京区東塩小路町]

これはロートレックが17歳の時の作品。
美術館「えき」3





















どれほど著名な芸術家であっても、その幼い頃は並みの人とさして変わらなかったのか、それとも双葉より芳しだったのか。
もっとも晩成型の人もいるし、それはそれぞれなんだろうと思うが。


この絵はムンクが18歳の時に描いた美術館「えき」2絵だそうだ。






















このたびの企画は意外な盲点をついた企画かも知れない。このたびはそのような10代の頃の作品を収集している「おかざき世界子ども美術博物館」が所蔵する70人ほどの巨匠たちの作品が展示されていた。
確かに芳しいと思わせるものかも知れない。しかしこういった作品は、芸術家が生涯をかけて作り上げていくものなので、ある一瞬だけを捉えれば、その程度の作品を作る人は大勢いると思う。


と、へりくつをごちゃごちゃと言ったが、後に巨匠と言われた人たちの10代の作品に、何か光るものを感じるとることが出来れば、ちょっとは見る目のある鑑賞者と言えるかも知れない。



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2016年08月14日

特別展「始皇帝と兵馬俑」(7/5-10/2)
国立国際美術館[大阪市北区中之島4]
国立国際美術館4

その昔大阪の万博の跡地の現在ニフレルがあるあたりだったろうか、そこで兵馬俑の展覧会があった。そしてそこで不注意な見学者がいて、その兵馬俑のひとつを倒して壊してしまった。と言う事件があったことを思い出す。




















そんなことを思い出しながら再び兵馬俑に出会えることを楽しみにして、このたびの展覧会を訪れた。この美術館は阪急の梅田駅から歩くといささか遠いが、ゆっくりと歩いて行くことにした。
国立国際美術館2























この美術館の特徴と言えば、施設が全て地下にあることだろう。入場すると一気に地下3階まで行くことになる。
国立国際美術館1




















そしてそこには、始皇帝の墳墓さながらの地底の世界が現出する。
この兵馬俑というのはいろいろな規格があるようで、数センチのものや等身大のものとさまざまだった。また一体ずつ皆違った顔をしていて、恐らく実在の兵士をモデルにして造ったのだろうと思われる。
少し高いところから全体を見渡せたり、展示物の前後左右のどこからでも見学出来る展示の方法になっていた。


中国古代史は好きなジャンルであって、宮城谷昌光氏などの小説を数多く読んだ。多少時代が違うとは言え、それらの戦闘ではこのような兵士が雄叫びを挙げて戦ったのでしょう。
国立国際美術館3





















くだんのニフレルには、9月になったら訪れてみようかと思っている。



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2016年08月13日

「浅田次郎と歩く中山道 「一路」の舞台をたずねて」」
浅田次郎[中公文庫]

この本の内容とは直接関係がないが、その昔聞いたエピソードを思い出す。それはあるアナウンサーが、恐らく原稿が横書きだったのだろうか「1日中 山道を歩いて・・」と言った。しかし原稿には「旧中山道を」と書かれていた。そのアナウンサーがそのあと間違いに気付いて、赤面したかどうかは知らないが、検索して見るとそのエピソードがヒットする。ただ事実は少し違うというようなことが書かれていた。
事実はどうだったかは今になっては知るよしもないが、そのようなうわさは勝手に一人歩きしてしまうのは致し方のないことかも知れない。



そのようなことはともかく、「一路」の原作者である浅田次郎が実際に中山道を歩いて、その場所の様子を写真付きで紹介していた。
こういうのを読むと行ってみたくなるが、いざ行こうとするといくらヒマ人でも金銭的時間的に決心するのにちょっとためらってしまう。
しかしながら、このあたりは一度も行ったことがないので、生涯のうち一度は行ってみたいものだ。



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米朝開戦 3,4」
マーク・グリーニ 田村源二・訳[新潮文庫]

現在の北朝鮮の指導者は多少なりとも海外留学の経験もあり、世界の情勢を知っているはずなのに、どうして瀬戸際外交なるものを行うのか不思議でならない。
かみついてくる犬に誰もエサをやらないが、しっぽを振ってくる犬ならばみんなエサをやる。こんなたとえこそが気に入らないのかも知れないが、自国の国力をよく把握していればミサイルの威嚇射撃などやめて、その分を自国民のために回せばいいのにと思うけれど、そんなわけにもいかない深刻な別の事情があるのだろうか。
この本の題名では開戦となっているが、作品中では実際に戦ったシーンはなかった。開戦までの情報機関などの水面下のやりとりが極めてリアルに表現されていたと思う。現実に今のそのようなことが行われているのではと思う。


現在のところまで米朝開戦はなかったが、花火のようにミサイルをポンポン打ち上げたり、なんだか封建時代さながらの発想を持っている国が近所にいると言うことは、落ち着いてはいられない。先日も脱北者とおぼしき人が山口県に漂着したというニュースがあったことだし、今後どのようになっていくのか大変気になる。



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2016年08月11日

特別企画展「都市大阪の起源をさぐる 難波宮前夜の王権と都市」(7/16-8/29)
特集展示「蔵出し名品展 2016」(8/3-10/3)
大阪歴史博物館[大阪市中央区大手前4]
大阪歴史博物館1




















ちょっとした古い町は、どこを掘り返しても遺跡が出てくるのは当たり前のことかも知れない。この大阪も同様で、以前にはこの博物館の地下にある遺跡を見学させてもらったこともある。地上に再現されている古代の建物も、難波の宮の時代のものでなく、もっと後世のものだとか。
難波の宮は斜め向かいに望むことが出来る。
そして、少し左に目を転ずると大阪城が見えてくる。
大阪歴史博物館3



















かつての堂島の光景。
大阪歴史博物館4



















先日見てきた、人形浄瑠璃の展示。
大阪歴史博物館6
















その昔に走っていた市電の様子でしょうか。
大阪歴史博物館7















次に「蔵出し名品展 2016」と言うのを見る。
大阪歴史博物館8

















角座を再現したものなのでしょう。
今もその名跡を継いだ人の芝居を観ることが出来る。
さて次に歌舞伎を見にいくことになるのは、十二月の顔見世かそれとも正月になるのか。
大阪歴史博物館9大阪歴史博物館10












ちかごろはこのような博物館まで外国人が多く訪れるようになったせいだろうか、案内は4ヶ国語で書かれるようになった。しかも英語は一番下になっている。
大阪歴史博物館12



















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2016年08月10日

夏休み文楽特別公演 第3部【サマーレイトショー】「金壺親父恋達引(かなつぼおやじこいのたてひき) −モリエール「守銭奴」による−」(7/23-8/9)
井上ひさし=作  野澤松之輔=作曲
国立文楽劇場[大阪市中央区日本橋1]
国立文楽劇場1


















文楽とは言っても、新作で1時間ほどの比較的コンパクトな演目だった。
しかしながら、モリエールの戯曲をこのように文楽に翻案した井上ひさし氏には恐れ入る。井上ひさしといえばその昔のNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」を思い出す。もうかれこれ40年以上も前と思うが、未だに鮮明に思い出すことが出来る。


さてこの金壺親父こと金仲屋金左衛門、誰もいないときはカネの入った壺を地面から掘り出し、カネを飽かず眺めては悦にいる。そして誰かが来るや慌てて地面に埋め戻す。
そして、床の間の軸は普段は「質素倹約」と書かれているが、親父が床の前に来たときは、床はくるっと裏返って、そこに現れたのは「金金金金 金仲屋」だったか、確かそんな軸だったように思う。そのとき客席でも笑いが起こっていた。
国立文楽劇場2






















いやはやケチの極みとも思う、まさに守銭奴そのもののお話だった、しかし最後には大団円が待ち受けていた・・。

モリエールの「守銭奴」のあらすじをwikiでざっと読んでみたが、この文楽もだいたいその筋書き通りに演じられていたように思う。



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2016年08月09日

近頃は新しいCDを購入すると言うことは殆どなく、以前に買い貯めたものを再度聞いている。
このたびは大バッハの末っ子であり、イギリスで活躍したヨハン・クリスチャン・バッハ(J.C.Bach)の曲を聞いている。この交響曲と協奏曲を合わせた曲集は全部で20枚くらいになろうかと思うもので、1日1枚で全部聞き終わるのに一月近くかかりそうだ。
この末っ子バッハの曲はバロック音楽の匂いは殆どないと思うが、古典派の匂いもさほど強く感じられない。その中間的な印象というのか、それはそれでなかなか心地よい響きを感じ、個人的には好きなジャンルとなる。
幼いモーツァルトも彼の手ほどきを受けたとか。


そしてコンサートでは殆ど聞く機会のない音楽家なので、もしそんなコンサートがあれば是非とも行ってみたいものだ。



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2016年08月07日

生誕800年記念特別展「忍性 ―救済に捧げた生涯―」(7/23-9/19)
奈良国立博物館[奈良県奈良市登大路町]
奈良国立博物館3

















今年の夏は例年になくやたらと暑い。トシがいったせいでそう思うのか、本当に今年は暑いのかどうかは分からないが、この博物館に行くには普通なら近鉄で行って近鉄の奈良駅から歩くのだが、そのたかだか10分程度の道を思い浮かべてうんざりしてしまった。そこでこのたびは趣向を変えてJRで行くことにした。しかしいざJRの奈良駅を降りて、博物館方面行きのバス停を見てみてると長蛇の列だった。こんな満員のバスに乗ると歩くよりしんどそうだと思い、意を決してタクシーで行くことにした。
奈良国立博物館1



















忍性(にんしょう)と言っても今ひとつピンとこないのだけれど、サブタイトルにある通り、民衆の救済に生涯を捧げた鎌倉時代の僧であるそうだ。建てた伽藍83か所から始まり、病人・貧者に与えた衣服33000着、架けた橋189橋、修復した道71か所、掘った井戸33か所、開いた湯屋・療養所5か所など、彼の業績が記されていた。このような業績をみてみると行基をちょっと思い浮かべる。

唐招提寺所蔵の「東征伝絵巻」と言うのが公開されていた。いささか地味な忍性に関わる展示に比べて、この絵巻はなかなか興味深いものだったが、少し分かりにくい感じがした。


帰りは五重塔を見ながら、興福寺の境内を通り抜けて近鉄で帰る。
奈良国立博物館2



















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2016年08月06日

「一路」
浅田次郎[中公文庫]

浅田さんの小説は一見すっとぼけた風の所もありながら、かなりシリアスな部分も多く、娯楽小説の気分で気楽に読もうとするととんでもないしっぺ返しを食らうことになる。


この小説はNHKでも放送されたようだが、殆ど見ていないのが残念。
ここに出てくる蒔坂左京太夫は、1万石に満たないので大名ではなく旗本なのだが、この交代寄合といわれる旗本は、格式が高いために大名並みの参勤交代をしなければならない。
そこへもってきて、小野寺一路というこのたびの主人公は、この道中の参勤道中御共頭という最高責任者を任せられる。しかし父親は急逝したばかりで、あまりにも唐突にしかも誰からもレクチャーを受けていないという、大変な事態に遭遇する。しかし参勤交代が始まった頃の古い文書があったので、それに書かれてあった通りに実践しようとするが、これがまたさらに話をややこしくするものだった。
浅田氏はそのような架空の旗本である蒔坂左京太夫が、中山道を江戸へ下る話を設定する。


西国の大名が参勤交代するときは多くは東海道を通るが、この旗本は先祖からの慣わしによって中山道を通るのを常としていた。大井川の渡しなどの川を渡る煩雑さが無いためとか、他の大名と行き会った際のトラブルを避けるためとか、いろいろ理由があったようだ。ただ中山道は山中の街道なので、その往来はそれなりの困難を伴ったようだ。



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2016年08月03日

特別展「生誕130年記念 藤田嗣治 −彼我と西を結ぶ絵画−」(7/16-9/22)
兵庫県立美術館[神戸市中央区脇浜海岸通1]

この日は晴天。「美(み)かえる君」のお出迎えがあった。
兵庫県立美術館1




















この美術館の、お馴染みの正方形の看板というのかディスプレイというのか。
フランス語ではフジタは"Foujita"と綴るのかと思ったりする。
兵庫県立美術館2

















これはアトリエの再現なのでしょうか。それにしてもえらくこぢんまりとしている。
ともかく100点ばかりの作品が展示されていた。ネコ好きだったようで、作品の至るところにネコが描かれていた。
兵庫県立美術館3

















裏手には埋め立て地の間に出来た水路があって、この日もタグボートに引かれる船があった。
兵庫県立美術館4
















丸いメガネにおかっぱ頭。何だか関西ローカル番組「ちちんぷいぷい」に出てくる、イラストレーターの長谷川義史と様子が似ている感じがする。
兵庫県立美術館6























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2016年08月02日

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2016 ブリテン:歌劇「夏の夜の夢」(7/22-7/31)
音楽:ベンジャミン・ブリテン
原作:ウィリアム・シェイクスピア
オーベロン:彌勒忠史 (ダブルキャストのうちの当日の俳優)
ティターニア:森谷真理
パック:塩谷南
シーシアス:森雅史
ヒポリタ:清水華澄
ハーミア:クレア・プレスランド
ヘレナ:イーファ・ミスケリー
ライサンダー:ピーター・カーク
ディミートリアス;チャールズ・ライス
 ほか
合唱:ひょうごプロデュースオペラ児童合唱団
管弦楽:佐渡裕/兵庫県立芸術文化センター管弦楽団
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]
PAC・夏の夜の夢3





















かくも夏の夜というのは、このような不思議な世界を現出するものだろうか。
しかし、実際に劇場で見てきたものだから否定は出来ない。とは言ってもこのオペラを観たのは、昼だったはずで終わったのが夕方なのだけれど、それはひょっとしたら妖精たちによって、そう思わせられていたのかも知れない。

物語はコミカルな雰囲気を漂わせて進んでいく。
こんなに面白い話なら、もっといい席を取っておけばよかったとちょっと後悔する。
概ね、子どもたちつまり妖精たちは日本語でセリフを言い、人間は英語でセリフを言うという演出だった。
PAC・夏の夜の夢2
























先日は狂言仕立てのシェイクスピア自身のことを見て、このたびはその作品の一つを見る。今年は没後400年と言うことで、いろいろシェイクスピア関連の催しが多いようだ。

さてブリテンと言えば、これまでは「青少年のための管弦楽入門」しか知らなかったが、それは実に狭い視野でしかなかったことを知る。
近代の作品であるだけにかどうか、もっと後世の作品ほどの不協和音はなく、遠慮がちに不協和音が使われている所など、音楽史の流れの中の一断片を感じるものだった。

踊り場からの光景。
PAC・夏の夜の夢1


















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2016年07月31日

「50笑点 放送50周年特別記念展」(7/20-7/31)
京都高島屋[京都市下京区四条通河原町]
京都高島屋4



















今日も見たこの番組。毎週必ずというわけではないが、かなり昔から見ていた記憶があったが、50周年とはそれは確かに長い。司会者も回答者も何度も替わって、かなりの変遷があったことを思い出す。
先日も、歌丸さんと木久扇さんの二人会を近くのホールであったので聞いてきたところ。

大喜利の様子を再現したところ。
京都高島屋1



















番組で使われた、さまざまな被り物が展示されていた。
京都高島屋2

















歌丸さんの人形が展示されていたが、リアルでしかも大きくてちょっと気色悪いかも。
京都高島屋3

















これは新聞の販売店からもらった座布団でなくクッションで、ちょっと使い道に思案してしまう。とりあえずは車の後ろの座席にでも置いておこうか。ところが使用上の注意として、高温になることもある車の中には置かないように、と言うようなことも書かれていたように思うが、さてどうしたものか。
笑点座布団
















さて江戸落語では、穏和な語り口が心地よい柳亭市馬さんと、柳家さん喬さんという方の二人会を11月に聞きに行くつもりにしている。



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「ダリ版画展 −もうひとつの顔−」(7/9-9/4)
京都文化博物館[京都市中京区三条高倉]
京都文化博物館1






















さて、ダリの展覧会は京都市美樹館で行われていたが、密かにかどうかは知らないがこの博物館でもダリの展覧会が行われていた。
ダリが版画をしていたということもちょっと意外だったが、これでもダリの作品かと思うほどに、これらのオーソドックスな作風はいったい何なんだと思ってしまう。副題はそう言うことも意味しているのだろうか。
とは言うものの通常のおつむで考えると、いささか理解しがたい絵画もそれなりに多くあって、ともかくもダリに万歳と言うべきなのだろう。



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2016年07月30日

「世界考古学会議京都(WAC-8)開催記念 アートと考古学展 〜物の声を、土の声を聞け〜」(7/23-9/11)
「祇園祭 −山鉾巡行の歴史と文化−」(7/2-7/31)
京都文化博物館[京都市中京区三条高倉]
京都文化博物館2



















日本の平野部のどこを掘り返しても、何らかの遺物が出てくるというのは想像に難くない。ことにこの京都の街ならなおさらだと思う。
そして出土したものは、完全な形で出てくることは稀で破片として出てくるのが普通であると思う。
そんなもののうち、首の比較的長い花器のようなものは、その細長い部分が縦に割れた形で出土していた。いったいどのような偶然でこのようなこんな割れ方をしたのか不思議でならない。それとも何らかの作為があったのだろうか。


時を経た物は、付喪神(つくもがみ)となって変化(へんげ)を為すというのは、日本の古来からの言い伝え。どこの家にもそのような物がいくつかあるはず。我が家にもそれらしき物がいくつかあるように感じられる。



常設展示のコーナーの一つに、祇園祭の山鉾の前駆や胴懸が展示されていた。
これらは、遠くヨーロッパや東アジアなどから渡ってきたものもあるそうだ。
京都文化博物館3

















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2016年07月28日

大阪市立美術館 開館80周年記念 特別展 デトロイト美術館展「太西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」(7/8-9/25)
大阪市立美術館[大阪市天王寺区茶臼山町1]
大阪市立美術館














デトロイトといえば、個人的には阪神と同じくタイガースであるとか、自動車の生産地とか、どちらかと言えば工業都市というイメージしか思い浮かばない。
しかしそのようなデトロイトにある美術館に、このような世界的な名品が所蔵されていたとはちょっと驚きだった。それらのいくつかは他の展覧会でも見たことのある作品だった。
今回の展覧会では、約50点ほどの作品が展示され、その殆どが有名な画家の作品だった。しかし一番驚いたことは、そういった有名な画家による作品であったと言うことではなく、通常はSNSなどにアップするのは禁止されているが、このたびの展覧会では、SNSなどへの公開禁止の作品とそうでない作品が、リーフレットに記載されていて、写真撮影が禁止されてはおらずみなさんも展示室で写真を撮っていた。とは言っても常識的なフラッシュ撮影や三脚使用などは禁止だったけれど。

ドガ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニなど、印象派から20世紀の絵画まで、ややコンパクトな展覧会ながら気持ちよく鑑賞してきた。
特にピカソ、モディリアーニなどは、それまで持っていた彼らのイメージとはかなり違う画風のように見えて、彼らもあちこち歩いて、いろいろ試行錯誤し、後世の人たちがイメージするような画風を確立したのかと思わせるものだった。



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2016年07月26日

「よしもと美術館」(7/15-8/7)
美術館「えき」KYOTO[京都市下京区東塩小路町]

まずは今くるよさんの、ど派手な舞台衣装が展示されていた。
美術館「えき」KYOTO1























吉本新喜劇の芸人さんたちが描いた絵画やイラストなどの展示だった。
吉本の芸人だったジミー大西の個展を開いていたのを見たことがあるが、これほど多くの吉本の芸人さんが絵を描いていたとは思いもよらなかった。腕の方は玄人の人が裸足で逃げ出すのでは、と思うような作品もあったし、これはヘタウマと言う言い方がちょうど良いのでは、とような絵もあって、まあいろいろあって、これらは吉本の芸人さんの誰それが描いたと言うことだけで値打ちがあるのでしょう。
どやさ!
美術館「えき」KYOTO2美術館「えき」KYOTO3

















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2016年07月24日

我が家には、都合2匹のポケモンもどきがいる。さっきも座布団の上に1匹と、庭に一匹いた。しかし、彼らはヴァーチャルな世界の生き物なので、スマホの中に現れてくることはない。


個人的にはスマホのゲームをする気はないが、スマホが出始めた頃はもの珍しくて、歩きスマホをしたことがある。
そういうこともあって、歩きスマホをする人たちの気持ちが分からないわけではない。



任天堂と言えばその昔は花札を作っていた会社で、京都の宇治にあるユニチカの敷地の一角に会社があったことを思い出す。
しかしこの会社が米国の企業と提携を組んでのこととはいえ、これほどに世界を席巻するとは思いもよらないことだった。
とはいっても、スマホのゲームなどを全くしないものにとっては、別世界の出来事のように思ってしまう。
ただ個人的に便利だと思ったことは、外出先での電話と、見知らぬ所へ行くのにその地図を見ながらの案内で利用したときくらいで、確かに初めての所に行くのにスマホの案内を見ながら目的地に行くのは大変便利なことだと思った。


しかし電車に乗っていてその車中の情景を見ると、何人もの人がスマホに見入っているのは異常としか思えない雰囲気がある。と思うのは私だけだろうか。
このようなことは、一時的な流行なのか、今後長く続く習慣となるのかちょっと気になることでもある。



Hokurajindido21 at 21:31│コメント(0)トラックバック(0)日常、ペット、そのほか │

2016年07月23日

「花形狂言2006 おそれいります、シェイクスピアさん」
出演:茂山正邦、茂山宗彦、茂山茂、茂山逸平、茂山童司
脚本:小佐田定雄
演出:わかぎゑふ
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]
PAC・花形狂言1PAC・花形狂言2




















まあ、関西弁丸出しの狂言というのか、現代劇というのか。
茂山家は京都の狂言師だし、わかぎゑふさんは実家が大阪環状線の駅のすぐそばなので、関西弁丸出しは当然かも知れない。
しかしシェイクスピアが関西弁を喋っていたとは思えないし、いったいこのあたりはどう考えていたのだろう。

わかぎゑふさんの実家の近くには、NHKで放送されて話題になっている、真田丸という出城があったと記憶している。以前に行ったことがあるが、これを機会にまた行ってみようかと思うが、それはちょっと涼しくなってからにしたい。ともかくこのごろは、暑くて外を歩くとぶっ倒れそうな気分になる。

この狂言もしくは現代劇は、シェイクスピアとその戯曲に登場する人物との面白くも、厳粛且つあほらしいようなやりとりの物語だった。
しかし最後は、橋掛かりからツツツーと狂言師がやってきて、シテ柱の横で正面に向き数歩前に進んで少し下がるという、いつもの所作をしていた。

ということで、ともかく今年はシェイクスピア没後400年なのでシェイクスピア関連の催しが多い。今月の末にもシェイクスピアの原作を元にしたオペラを見にいく予定にしている。
能楽もここしばらく見ていない。これもまた機会を見つけて行ってみたい。



Hokurajindido21 at 21:02│コメント(0)トラックバック(0)観劇・映画など │

2016年07月22日

「桂吉弥独演会」
桂弥太郎「寿限無」
桂吉弥「餅屋問答」
桂吉の丞「仏師屋盗人」
桂吉弥「住吉駕籠」
*** 仲入り ***
桂吉弥「SASUKE」
兵庫県立芸術文化センター[兵庫県西宮市高松町]
PAC・桂吉弥独演会2



















同じ町内会の者として、吉弥さんは密かに応援している。毎土曜日の朝のラジオ番組でもその声を聴くが、相手の桑原征平氏のやや下品な話にかなり喰われていると思う。吉弥さんらしく、もうちょっと上品な話をして欲しいと思っている。それとも吉弥さんも根は下品なのか。
それとファンだからこそ言わせてもらいたいのが、新作落語のことで、この落語のほかにもホース演芸場というのもあるが、同じく新作落語をよく演じる桂文枝さんと比べると、筋立てにちょっとこなれが足りないように思ってしまう。
しかしまだまだ若いし、将来は文枝さんや米朝さんに匹敵するくらいの重鎮になって欲しいと思っている。
そのときは名前が変わっているかも知れない。ひょっとしたら米朝の名を継ぐかも知れないけれど、そのときは先輩格のざこばさんや南光さんがどのようなクレームをつけるか分からない。御曹司の米團治さんは「それでええやんか」と鷹揚に言いそうな気がする。


さてこのたびの落語会。初めて聞いた演目もあってそれなりに楽しんだ。
まず最初の「寿限無」。これは落語の入門編のようなお話で、語る者も聴く者もそのスタンダード・ナンバーをどのように演じるかに心を寄せる。
PAC・桂吉弥独演会1



















つぎの「餅屋問答」。
とある禅寺の和尚さんが亡くなって、餅屋の親父がその跡継ぎにさせられてしまう。そんなにわか坊主のもとに、永平寺で修行したという雲水が訪れる。そこで丁々発止と繰り広げられた禅問答が、いかにも落語風。この落語を見た数日前の禅寺の様子を思い出して、その落差におかしみを感じてしまう。


「仏師屋盗人」は、仏師屋と言って仏像の修理などをしている家に盗人に入った話。これは初めて聞いた。
この仏師、泥棒が入ってきたというのにいやに落ち着いている。キセルをふかして、金は持っていってもいいが、あしたタバコ代だけ置いていってくれなどという。
泥棒の方もなんだか調子が狂ってしまって、そのまま逃げればいいものを、奥の間に通ずる障子を開けてしまう。するとそこにニュッと現れた大入道を思わず斬りつけてしまう。しかしそれは修理中の仏像だった。
「なんちゅうことしれんねん。明日持ち主が取りに来るんや。お前も直すん手伝え。」と言われておろおろと手伝う羽目になる。
そのときの接着剤がニカワと言うもので、現代ではセメダインとかボンドとか言うものがあるが、昔は糊か膠(にかわ)が主だったと思う。
その昔に実際にこれを使ったことがあるが、とにかく原料が動物性のものなので非常に臭かったことを思い出す。


「住吉駕籠」は、これまでも何度か聴いたことのある演目で、どのように演じるか聞き耳をたててきいた。
その昔の、住吉さんへ参詣する情景が思い浮かぶようだった。


「SASUKE」。これは吉弥さんの創作落語なのだが、あれ? どんな話だったか・・・。



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2016年07月19日

夏季特別展「極(きわみ) 大茶の湯釜展 −茶席の主−」(6/4-7/31)
MIHO MUSEUM[滋賀県甲賀市信楽町]

ミホ・ミュージアム7






















極みと言っても、昨今ちょっと話題なった「ゲスのきわみ」とはほど遠い世界で、何とも高尚なというか、地味というか。
殊に茶釜の展示が多かったが、茶釜と言えばぶんぶく茶釜くらいしか思い起こせない者にとっては、信楽にゆかり深いタヌキが綱渡りをしたと言うことくらいしか知らない。
また、その昔に会社の同僚に誘われて展示会に行ったところ、そこで茶を勧められて、作法を知らないのにどうしたらいいのかとおろおろしたことを思い出す。
ミホ・ミュージアム1


















茶の湯の展覧会というのは結構あちこちにあって、ひょっとしたら展覧会の半分くらいは茶にまつわるものではないかと思ってしまう。関西で、阪急の創業者の小林一三の美術館である逸翁美術館もそうだし、吉兆の創業者ゆかりの湯木美術館もそのように思う。



さてシャトルバスに乗って、と言っても歩いて行っても数分で着くが、トンネルをくぐった向こうに玄関が見えてくる。
ミホ・ミュージアム6



















玄関を入って左に曲がった先に特別展の展示室がある。
ミホ・ミュージアム3

















その北館を玄関あたりから窓越しに望む。
ミホ・ミュージアム4
















帰りのバスはこの地下室からだった。玄関の前で待つと日よけがないとか暑いからだとか。
ミホ・ミュージアム5
















そしてもとのレセプション棟に戻って、そこのレストランで食事をとる。
天ぷらそばを注文すると、結構な量の天ぷらがお上品に盛られていた。
近くのテーブルの人は、自分の注文したものを早速カメラに収めていた。
私はおっさんなのでやめておきました。



帰りは栗東インターから名神に乗ろうと思ってそちらの道を選ぶ。その途中にあった「道の駅 こんぜの里りっとう」と言うところにちょっと立ち寄った。
ひらがなになっているのは、「こんぜ」は漢字では金勝と書き、やや難読なのでそうしたのかと思う。
道の駅こんぜの里りっとう1


















ここから少しだけ琵琶湖が望むことができる。
道の駅こんぜの里りっとう2


















Hokurajindido21 at 20:43│コメント(0)トラックバック(0)美術展 日本(江戸以前) │

2016年07月18日

生誕300年記念「伊藤若冲展」(7/1-12/4)
相国寺承天閣美術館[京都市上京区今出川通烏丸東入]
承天閣美術館1


















大好きな若冲の展覧会を見てきた。このたびの展覧会の中心は「相国寺観音懺法を荘厳する動植綵絵」と言うことで、そ30幅を一堂に展示と言うことなのだが、本物ではなくコロタイプ印刷による複製品だとのこと。本物は東京の宮内庁三の丸尚蔵館にあるようだが、そこへ行っても見られるかどうかはよく分からない。近々三の丸尚蔵館にも行くので、展示されているかどうか確かめてみたい。
このたびはともかくも、若冲の絵を見たと言うことで大いに眼福を得たと思う。
承天閣美術館5承天閣美術館6


















潜り戸をぬけて、玄関に向かう途中の様子。
承天閣美術館3
















館内から庭を撮る。
承天閣美術館2













帰りは烏丸御池駅で降りて、そこから四条通まで歩いて帰ることにした。
その途中で山鉾の準備をしているのを見たけれど、これは何という山鉾なのだろうと思って、祇園祭のウェブサイトで確認してみるとどうも「鈴鹿山」のようだった。



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2016年07月17日

「始末 吉原裏同心(24)」
佐伯泰英[光文社文庫]

巻末を見てみるとかなり長く続いているシリーズもので、このたび読んだのが24巻目だった。ただこのシリーズを読んだのが初めてなのかどうなのかはよく覚えていない。ただこの著者の小説は何度か読んだ記憶がある。


川越と言うところは、その昔に訪れたことがある。行きは東武東上線で、帰りは西武新宿線で。そのときの第一印象は、両方の駅とも随分と汚い駅だなと思ったことだが、あれから20年以上は経っていると思うので、今はもっときれいだろうと思う。


この小説はその川越まで、吉原から船で行く話になっていた。こういったかつての遊郭跡も訪れてみたいと思うが、そう言ったところは今も独特の雰囲気があって二の足を踏む。


ともかくも、当時は陸路で行くよりも船で行った方が、荷物も多く運ぶことが出来るし、楽でもあったせいか水運が随分と発達していたのだろうと思う。


そこに登場する泪橋という橋も、以前に何かの小説で読んだ気がすると思って調べてみると、高田郁の「みをつくし料理帖」のようだ。


と、小説の内容とは関係のないことばかりをべらべらと言い過ぎてしまった。これではどんな話だったさっぱり分からない。
でもこれでよしとしている。ブログとはこんなものだと開き直って。



Hokurajindido21 at 21:14│コメント(0)トラックバック(0)

2016年07月14日

「川村悦子展 ありふれた季節」(6/11-7/31)
西宮市大谷記念美術館[兵庫県西宮市中浜町]

この美術館の休館日が水曜日だということをうっかり確認せずに行ってしまって、暑いさなか空しく帰ったことがあるが、このたびはちゃんと確認して行ってきた。
西宮市大谷記念美術館7



















リーフレットにはこの季節らしく「凱風」というハスを描いた絵だった。たまたま今日行ってきた相国寺にも小さな蓮池があって、少しだけ花を咲かせていた。(下の写真↓)
そう言えば万博公園にも蓮池があって、花を咲かせているのを何度か見たことがあるのを思い出す。
承天閣美術館4













この美術館の瀟洒なたたずまいは大変心地よく、好感を持つ美術館である。
西宮市大谷記念美術館1

















観賞後は、いつものように庭園をぐるりと一周する。
どこかで見たことがあるようなオブジェ。
西宮市大谷記念美術館2














勢いよくわき上がる井戸。どなたが作ったものなのだろう。
西宮市大谷記念美術館3














庭を彩っていた花々。
西宮市大谷記念美術館4















西宮市大谷記念美術館5















そして美術館をあとにする。
実はこの美術館は家から比較的近いにもかかわらず、乗り換えが多くて結構時間がかかるところである。
西宮市大谷記念美術館6


















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