当ブログに初登場、星巴克咖啡(シンバークーカーフェー)ことスターバックス コーヒー。私は日本でもほとんど行かない。コーヒーが飲めない紅茶党なので、何を頼めばいいのかわからない。
台北車站地下街のこの支店はオープンスペースにあり、周囲の柱や壁にやたらとコンセントが見えて、前から気になっていた。ショーケース内のオレンジジュースは80元。うわー、たけーと思いながら、本日会う予定のヒロシ君から連絡があるまで、ここでのんびり待つことにした。
オープンスペースということは、飲料を買わない客も自由に座れる。トイレに行こうとして気が付いた。気軽にPCやバッグを置いたまま席を離れるわけにはいかない。離れちゃったけど。
2時間ほどここで過ごしてやっぱり落ち着かず、近くの圖書館に向かうことにした。
正午を過ぎたので先に
実はこの市場のビル4階に圖書館がある。学習室に入ってすぐ左にノートPC持参者用のテーブルがあり、そこだけコンセントが使える。何十人も入れる部屋でたった4人の特別席だが、いつ行ってもひとりかふたりしかいない。きょうもそこで……と思ったら。
残念、月曜でもないのに「今日休館」の貼り紙が。しかも今日のみならず、来年1月30日まで「閉館」の告知! 公告の下にはほかの分館の住所が列記されていた。
エレベーターで下りてきて食い入るように貼り紙を見ている男性に声をかけた。
「沒有開嗎?」
「沒有。到明年一月底......」
「別的分館哪裡比較近呢?」
「住在哪裡?」
「不是,從這邊」
「嗯,近的......民生西路的吧」
「謝謝,去看看」
「小心!(と言って、私のうしろを通る人からかばってくれた)」
ブログの日記を書いていると、私の頭は日本語脳に支配されて“とっさの中国語”が出なくなる。でも話そうと思えばなんとか話せるようだ。ちょっと安心した。
地図を見て民生西路まで歩くのは面倒になり、もっとも近いブラウンコーヒーに逃げ込んだ。昨夜はモスバーガーの店員が何度も掃除に来て、仮眠の“か”の字もできていない。窓際の暖かい席で私はうとうとと船を漕いだ。
現在、午後4時過ぎ。窓の外は夕立ing。ヒロシ君からの着信はない。
今夜はついに、沖縄で働いていた友人S氏が台湾にやって来る。会うのは2008年1月以来。行動派の彼に少しでも追いつきたくて、私は台湾との関わりを深めてきたように思う。
台湾生活の先輩であり、同じ補習班の寮で酒を酌み交わした同學でもあるS氏。飛行機嫌いは治っただろうか。
治るわけないよな。私もいまだに嫌いだ。香港からマカオに行くように、沖縄のどこかから基隆までターボジェットフェリーが走ればいいのに。
とにもかくにもS氏、早く来て! 積もる話がいっぱいあるよ。