2011/9/7~10/26 台湾不法滞在記

中華民國(台湾)でオーバーステイ、しかし日本帰国の意思を持たない筆者の逃亡生活日記。盗みも殴りもしてないのに、気分は指名手配の殺人犯?--我是在臺灣的櫻花男,已成了非法居留流浪漢。冬天的日本很很冷,所以越來越不想回去祖國。不會偷走,不會打人,那為什麼我感受殺人犯的氣氛?

スターバックス

【初めてお読みになる方へ】 当ブログは仮にジャンルを「語学・海外生活>中国語」としています。たまに台湾國語(北京語)が文中に出てきますが、基本的には日本語の「日記」で「こころ」の問題を含んでいます。いちばん古い9月7日の記事から順に、コメント欄もお読みください。読者コメントは当ブログの重要な構成要素です。<1日め>http://blog.livedoor.jp/die_door/archives/5868992.html

10/14 帰国まで12日(一)

1014-1

当ブログに初登場、星巴克咖啡(シンバークーカーフェー)ことスターバックス コーヒー。私は日本でもほとんど行かない。コーヒーが飲めない紅茶党なので、何を頼めばいいのかわからない。

台北車站地下街のこの支店はオープンスペースにあり、周囲の柱や壁にやたらとコンセントが見えて、前から気になっていた。ショーケース内のオレンジジュースは80元。うわー、たけーと思いながら、本日会う予定のヒロシ君から連絡があるまで、ここでのんびり待つことにした。

オープンスペースということは、飲料を買わない客も自由に座れる。トイレに行こうとして気が付いた。気軽にPCやバッグを置いたまま席を離れるわけにはいかない。離れちゃったけど。

2時間ほどここで過ごしてやっぱり落ち着かず、近くの圖書館に向かうことにした。

1014-2

正午を過ぎたので先に腹ごなし腹ごしらえ。中山市場で切盤をふた皿つつく。少食だから飯も麵もいらない。実は朝飯も食べていない。起きてしばらくは固形物がのどを通らないのだ。ヒロシ君の留守電にメッセージを入れても返事がない。心配だ。

実はこの市場のビル4階に圖書館がある。学習室に入ってすぐ左にノートPC持参者用のテーブルがあり、そこだけコンセントが使える。何十人も入れる部屋でたった4人の特別席だが、いつ行ってもひとりかふたりしかいない。きょうもそこで……と思ったら。

1014-3

残念、月曜でもないのに「今日休館」の貼り紙が。しかも今日のみならず、来年1月30日まで「閉館」の告知! 公告の下にはほかの分館の住所が列記されていた。

エレベーターで下りてきて食い入るように貼り紙を見ている男性に声をかけた。

「沒有開嗎?」

「沒有。到明年一月底......」

「別的分館哪裡比較近呢?」

「住在哪裡?」

「不是,從這邊」

「嗯,近的......民生西路的吧」

「謝謝,去看看」

「小心!(と言って、私のうしろを通る人からかばってくれた)」

ブログの日記を書いていると、私の頭は日本語脳に支配されて“とっさの中国語”が出なくなる。でも話そうと思えばなんとか話せるようだ。ちょっと安心した。

地図を見て民生西路まで歩くのは面倒になり、もっとも近いブラウンコーヒーに逃げ込んだ。昨夜はモスバーガーの店員が何度も掃除に来て、仮眠の“か”の字もできていない。窓際の暖かい席で私はうとうとと船を漕いだ。

現在、午後4時過ぎ。窓の外は夕立ing。ヒロシ君からの着信はない。

今夜はついに、沖縄で働いていた友人S氏が台湾にやって来る。会うのは2008年1月以来。行動派の彼に少しでも追いつきたくて、私は台湾との関わりを深めてきたように思う。

台湾生活の先輩であり、同じ補習班の寮で酒を酌み交わした同學でもあるS氏。飛行機嫌いは治っただろうか。

治るわけないよな。私もいまだに嫌いだ。香港からマカオに行くように、沖縄のどこかから基隆までターボジェットフェリーが走ればいいのに。

とにもかくにもS氏、早く来て! 積もる話がいっぱいあるよ。

○○喫茶/台北にある秋葉原

1007-A

台北車站の西北側、地下街を出て徒歩数十秒のところにあるこの看板。実は3年前にも見たことがあった。階上にはご想像の通りメイド喫茶がある。先週、ブログ読者のA君が「食事に行きましょう」とここに連れていってくれた。台湾のメイド喫茶に入るのは初めて。日本のANIME文化万歳、である。

「10/5~29日め」の日記に「○○喫茶のカレーライス」と書いたのだが、誰もツッコんでくれなかった。最初は「○○○喫茶」と書いて、これじゃすぐバレる、とわざわざ○を1コ減らしたのに。

1007-B

正解は「女僕喫茶」。女僕(ニュイプウ)はメイドの意味だが、実は日本語の「喫茶」という熟語は台湾國語にない。言い換えるなら「咖啡館(カーフェーグヮン)」か「咖啡廳(カーフェーティン)」だろう。これまた日本の「珈琲」と漢字が違う。中文は“くちへん”だ。

1007-C

こちらがそのカレーライス。辛くない、日本全国の小学生が喜んでおかわりしそうなポピュラーな味だ。ボンかククレか。白米も日本のものに近かった。久々のカレーに大満足だ。A君、ごちそうさま!

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肝心のメイドはかわいかったかって? 私の席は窓を向いていたのでわからない。ただ、あまり振り返ろうとしなかったことは事実だ。正面のA君との会話が楽しかったし。

メイドの写真はない。普通にお願いして撮ったら料金がかかる。こっそり撮ったら罰金がかかる。もう罰金はいい。

A君は「つなぎ放題のプランですから」と、Wi-Fiの密碼(ミーマー)をプレゼントしてくれた。台湾全土のセブンイレブン、ファミリーマート、マクドナルド、スターバックスなどなどで、私はブログを更新できる。

好みのメイドがいなかったからって、文句を言ったら罰(ばち)が当たるだろう。A君に非常感謝!
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