Jetstarの機内で缶ビールを買った。330mlのTiger Beer。
メニューの額面は「S$5.00」、つまりシンガポールの5ドル。新加坡幣5塊。
「台幣多少?」とCAに聞いたら、電卓をはじいて「200 dollars」という。
えっ、ニュー台湾ドルで200元? そんなバカな。
どうやら小銭のやり取りができないらしく、おつりはシンガポールドル札のみ。
新台幣1000元を渡したら、ビール1缶と34シンガポールドルが返ってきた。
ああ、数字に弱い私。ペンとメモ帳を出して計算を始める。
ビールが200元ならおつりは800元。
800÷34=23.529411...だから「S$1.00」は約23.5元。これが彼らの定めるレートだ。
缶ビールは23.5×5=117.5元。小銭を出されたら困るので切り上げて200元。
えらくボラれたもんだ。
確認のため、イケメンCA君に「新幣1塊換台幣多少?」と聞いてみた。
「Sorry, I can't speak Chinese」
そういえばこの人、さっき私の隣の台湾人に日本語で話しかけていた。なので、あらためて日本語で聞いてみる。
「えっと、シンガポールの1ドルはニュー台湾ドルでいくら?」
「すみません。私はわかりません」
結局、ほかのCAに聞くのを忘れたまま関西空港に到着した。
11ヵ月ぶりの帰国。初めて訪れた“かんくう”の空は澄みわたる日本晴れだ。
通関の日本人職員は、私のパスポートに押された“台湾に1年間ノービザ入境禁止”のハンコを見て、ちょっとのけぞった。
新加坡幣銀行匯率
http://taiwanrate.org/exchange_rate.php?c=SGD
(台銀匯率:1新加坡幣=22.3新台幣。10月28日ゾンゼン調べ)