3月末の閉鎖が決まったケータイサイト「いつデブ・diet」で混乱が続いているようです。
【関連記事】だいえっとん - 「いつデブ・diet」が3月末で閉鎖に!

私は一足早く退会しているので、今の混乱状況を直接体験しているわけではないですが、いろんな人のブログやコメント欄を見ると、かなり泥沼状態になっているようです。

第一の問題点は、サイト閉鎖の告知方法です。

最初、23日にauのユーザーにだけ告知がなされ、その後、26日にドコモのユーザーにも告知がなされましたが、いまだにソフトバンクユーザーには告知無しだそうです。

運営会社にもいろいろ都合があるのでしょうけど、ちょっと対応がまずかったような気がします。

【参考ブログ】
▼たさんのブログ - 『いつデブ・ダイエット』閉鎖か…
▼mafuyuさんのブログ - 「いつデブ・Diet」携帯サイト終了に関する告知不備の問題について および 「いつデブ・Diet」携帯サイト その後の終了告知
▼横綱さんのブログ - いつデブ携帯サイトのこと


次に、書き込みの削除問題です。

「いつデブ・diet」は体重や食べたものの記録だけでなく、ブログやBBSでダイエット仲間とコミュニケーションが広がるというのが売りの一つでした。

しかし、利用者の安全を極度に守ろうとするあまり、外部との接触がいっさいできないルールになっています。

いつデブサイト内で自分のブログを紹介したり、メールアドレスを交換したりすることがまったくできません。記事はすべて検閲され、不都合な文章は勝手に削除されます。
(追記:通常のブログと違って、いつデブのブログは投稿後すぐに記事が反映されません。検閲に時間がかかるので、ひどいときは何時間も投稿記事が載らないことがありました。また、一部削除ならどこが悪かったかわかるのですが、全削除だと投稿のどこが悪かったのかわかりませんし、そもそも自分のミスで正常に投稿できなかったのかどうかということも確認できませんでした。)


「いつデブ・diet」は、完全に内側だけに閉じられた閉鎖空間だったのです。

確かに、この手のサイトは出会い系サイトのような使われ方をして、トラブルが生じる可能性もあるので、運営者側の考え方も、大人としてはわかります。


さて、今回、サイトの閉鎖が決まったことで、いつデブサイトの会員たちは今まで築いてきた人間関係をサイト閉鎖後も継続したいと強く考えました。当然のことだと思います。

しかし、ここで運営者側の方針と、利用者の希望が真正面から全面衝突することになってしまいました。


ブログを作っているメンバーは、いつデブサイトから外へ誘導するような記事を何度も投稿します。しかし、すべて検閲に引っかかって、削除されます。

いろいろ工夫して、なんとかダイエット仲間に外の世界に気づいてもらおうとヒントを書いたりするわけですが、片っ端から消されているようです。

ある人は「削除の嵐」と表現していました。

いまどき、こんなブログサービスがあるでしょうか?


要注意人物とされた人は、ほんのちょっとしたことでも削除対象となります。

例えば、たさんは、「いつデブ 閉鎖」というタイトルでブログを書いたら、タイトルを勝手に修正されたそうです。(→参照

おそらく、「いつデブ 閉鎖」でネット検索したら、みんなが作っているブログが発見され、外への道が開かれてしまうからでしょうが、そこまでやるかという恐るべき検閲体制です。

こうした極度の検閲体制が利用者の怒りを買っています。

【参考ブログ】
▼mafuyuさんのブログ - 書き込み削除され放題です。
▼ねここさんのブログ - 「いつデブ」サイト閉鎖!
▼菜花さんのブログ - いつデブ閉鎖
▼ききっちさんのブログ - いつデブ閉鎖

運営会社に抗議した人もけっこういるようです。


私は、今回、いつデブサイトが閉鎖されるに至った理由の一つは、この検閲制度ではないかと思っています。

会員が増えれば会費収入は増えますが、検閲の手間も増えます。

こんな面倒な作業を続けるのは、運営会社としても負担だったのではないでしょうか。

私も気づいていたのですが、日によって検閲基準が微妙に違っています。一度検閲を通らなかった文章や写真が、日を変えるとOKだったりします。

利用者からすれば、なぜ自分の投稿が検閲に引っかかったのかまったくわかりません。管理者に問い合わせた人がいますが、納得のいく回答は返ってこなかったようです。

あれだけの文章を一人でチェックできるわけないので、アルバイトを雇ったりして、複数の人が交替で一日中検閲を行っていたのでしょう。

複数の人で作業していれば、人によって削除する部分が違ってくるのは当然のことです。

営利企業ですから、儲かる事業であればサービスを継続したと思いますが、人件費を考えると期待したほど儲からなかったのかもしれません。

ともかく、こうしたことが重なって、会員の運営会社に対する不信感は高まる一方だったと思われます。

利用者が増えてこれ以上被害が拡大する前に閉鎖するのは、ある意味良かったのかもしれません。



長くなりましたが、続けます。


これは誰も指摘していませんが、もう一つの問題点として、いつデブサイトが閉鎖になると、今まで投稿した文章や写真がすべて消えてしまうということがあります。

みんな気にならないのでしょうか?

せっかく書いた日々のダイエットの記録や日記がもう見れなくなってしまうのです。

私は早い時期にそれに気づいたので、いつか退会する日に備え、いつデブサイトの記事を時間をかけて少しづつ、このブログにコピーしてきました。


それでも、持ってこれたのは、ブログ記事の部分だけです。

BBSでのダイエット仲間との楽しいやり取りは、持ってこれませんでした。

そもそも、いつデブサイトのBBSは保存できる件数が限られていて、古い書き込みはどんどん消えていきます。

そういうシステムだったのです。


今回、いつデブサイトの閉鎖にあたり、いままで何ヶ月も書いてきた記事を別のブログにすべて移転するのは、おそらく時間的にも労力的にも不可能だと思います。

あなたの思い出は消えてしまいます。

【追記】たさんは、いつデブのブログは必ずメール投稿の方法で行っていたそうです。確かにこの方法だと、送信記録として文章が保存されますね。(注:いつデブサイトにブログを書く方法は、直接書き込むやり方と、メールを送るやり方の2つがありました。メール投稿は、通常、画像を載せるときに行っていましたが、過去記事保存のためにメール投稿を使うのは気づきませんでした。やっぱりたさんは鋭い。メールだと、別のブログにBCCで記事を送信しておくこともできるし、私も最初からメール投稿しておけばよかったです。)


続けます。


今回、「いつデブ閉鎖」で検索した人は、「岡田斗司夫さん、ダイエットサイト閉鎖問題で釈明」というニュースを発見されたことと思います。

これは今回の「いつデブ・diet」の閉鎖の話ではなく、2007年10月ごろ、別の会社が運営していた「いいめもダイエット」というダイエット支援サイトを、岡田斗司夫さんがレコーディングダイエットのパクリだと抗議してサービス停止に追い込んだという事件です。
(参考)いいめもダイエット サービス停止のお知らせ

当時は2ちゃんねるなどネット上で岡田斗司夫批判が毎日のように繰り広げられていました。

「いいメモダイエット」がレコーディングダイエットを誤解させるというのが理由なら、単に「岡田斗司夫の名前やレコーディングダイエットという名称を使わないでくれ」といえば済むことで、著作権がどうのこうのとか、 《「いいめもダイエット」の取り下げを希望いたします》 いった強い抗議をする必要はなかったのではないかと思われます。

その後、岡田斗司夫プロデュースの「いつデブ・diet」がスタートするわけで、特にアンチ岡田斗司夫でない人が見ても、結局これが目的だったのかということになります。

遊びではなく商売でやっていることですから、これも仕方がないともいえますが、この事件で岡田さんに失望した人も多かったようです。

このように「いつデブ・diet」というサービスは、そもそもの出発点からして味噌がついていましたが、今回の閉鎖にあたっても、利用者の反発をいっせいに受けるという、あまりきれいでない終わり方になってしまいました。


さっき検索していて気づいたのですが、8月に書いた私のブログに、いつデブ・dietは1年くらいでサービス停止になるんじゃないかという予想が書いてありました。(→参照

こんな早い時点で、利用者に愛想をつかされるようでは、やっぱりダメなサービスだったといえるでしょう。

沈み行く泥舟(タイタニック号?)から、一人でも多くの人が無事に脱出できることを祈ります。

※編集後記:冗長で下手な文章ですみません。あまりにもひどい状況なので、何か書かねばと思い、一気に書きました。一気にといっても、4、5時間かかりました。寝不足です。しかも、朝からまた手直ししています。疲れました。もうこの程度でやめておきます。