早期新卒採用のペナルティを大きくすれば就活は改善されるのか

戦争を善悪に分類したがる人たち


田母神閣下の内弁慶的虚構 - 北村隆司 : アゴラ

田母神元航空幕僚長が今度はニューヨークで講演したらしい。

内容は「太平洋戦争は侵略戦争でなかった」とか「教育勅語の復活」とかの内容だったようだ。

言い方はどうにでもあるだろうが、軍事が政治の延長上である以上利害の絡まない戦争は無いだろうし、国民もそれを望んではいないだろう。

思想系の人たちは戦争を「よかった」「悪かった」のどちらかに分類しようとしすぎると思う。

経済的な問題に対しては我々はこの手のレトリックに対し割合冷静だ。ダムや高速道路の建設、工場誘致。こういったことに関して「あれは悪のダム建設だった」とか言うことがどれほど中身のないことか自分たちは知っているし、愛国心に影響が出ると思う人もほとんどいない。

戦争の総括も他の政治的決断と同じように結果として起きたことを「良かったこと」、「悪かったこと」、「その他」ぐらいにに分けて表現してもらえないものだろうか。

そして、最後にやった方がよかったのか悪かったのか個人の見解を述べてくれればよい。

そうしたところで愛国心になんら影響がでるとは思えないのだが。

公共空間とデジタルポスター

最近一時期の不景気のころよりも街中の広告看板が埋まるようになってきたなと思っていたら、JRがデジタルポスターなるものを大々的に導入したというニュースに驚いた。

44面の大型液晶ディスプレー JR品川駅に国内最大規模の広告
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100329/bsd1003291457006-n1.htm
僕とMOTと品川で。
http://peugeot306.blog.so-net.ne.jp/2010-03-30-1
品川の近くで食う寝る遊ぶ
http://shinagawa-fun.blogspot.com/2010/04/blog-post.html

まだ、街頭広告に需要があったことと、液晶テレビの価格が下落したことを実感すると同時に、正直これが氾濫すると目障りだなー。というのが私の印象。

公共空間に企業の広告を認めるかどうかという議論は結構昔からあって、有名なところでは

「ブランドなんか、いらない-搾取で巨大化する大企業の非情 」という本に企業の広告に落書きをしたりする欧米の団体「アドバスターズ」が紹介されていたりする。
http://www.amazon.co.jp/ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情-ナオミ-クライン/dp/4893613251

彼らの主張はつまるところ「ビルや看板は企業のものでも歩道や道路は公共空間なんだからそこにいる人たちに目障りなものを見せんじゃねーよ。」というもの。

JRの駅が公共空間か、私有空間かの議論はあるとして、今後液晶テレビの価格が下がり続け、このような広告にかかる費用が飛躍的に下がってくることを考えると、近いうちにどの空間まで液晶ディスプレイ表示の広告を出していいのかが問題になる時代が来るのではないか。と、このニュースを見て強く感じた。
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