Basque Style - ディスカバリーバスク オフィシャルブログ

フランスとスペインにまたがるバスク地方。 旅行会社勤務時代、この地に訪れ恋におちてしまった。。 そんなこんなで、現在はスペインバスク・フランスバスク地方の旅行コーディネーターを行う、ディスカバリーバスクを作り、コーディネート業、ガイド業を行っております、KAORIです。よろしくお願いします。 オフィシャルホームページ:jp.discoverybasque.com

December 2014

今週は観光情報はちょっと離れて、

最近私の脳みそと、体力と時間を食いつぶしている、
ここスペイン、バスクでの結婚・出産ってどうなの。っていう話。


最初にお断りしておきますが、これはかなり私の個人的な
主観に基づいて書いているので、私「個人」の中で
自分のたまたま身の回りにいる人間の行動・発言をとりあえず、
「スペイン・バスクの一般意見」として取り上げたうえでの
意見・感想なので、話は半分に読んで頂けると幸いです。


順序的にいって、まず婚姻の話から。
私たちの場合、「子供ができなければ、わざわざ結婚しなくていいよねー」
っという意見で同意をしてたので、結婚の手続きを始めたのは妊娠が
発覚してから。

そうしたことの、唯一の後悔は、せっかくの20日もらえる新婚休暇が
妊娠9か月目にあたり、テネリフェの新婚旅行を予約するも、
「ドクターストップ」までいかない、「ドクター行かないほうがいいよ」発言により
泣く泣く新婚旅行はキャンセル。

というのも、妊娠発覚の5月後半に、婚姻のための手続き開始して、
結局最終的に、婚姻が成立したのが、12月12日。約7か月かかってるやん。


婚姻希望を裁判所に提出するための書類を日本から送ってもらた5月。
それを訳してもらって、スペインの外務省に正式書類と認めてもらう手続きをして、
現在在住の市の裁判所に、婚約希望を提出した6月。

審査の結果、婚姻OK許可がでた9月。

式の予約がいっぱいで、ひたすら何も進まない10月11月。

そして、やっと12月12日に、イルンの裁判所で、実質3分の
超ここだけスピード結婚を果たしたわけです。

といっても、まだこれを日本側に申請する手続きは現在も進行中。

ほんと、近くの市役所で夫婦で婚姻届けを提出しておしまい、という
日本の場合と大違いなのです。

ちなみに、ここサンセバスチャンには海が見える素敵な教会等ありますが、
予約は1年先まで埋まってますし、クリスチャンである証明書をださないと
教会では結婚できないので、ご注意を。たまに聞かれます。

ウエディングドレスも、結婚・婚約指輪も、披露宴もぜーんぶ省略の、
味気ない二人なのです。

私の心のどこかで、やっぱり女の子の部分があって、
ロマンチックなプロポーズありーの、その後素敵なウェディングドレスを
身にまとってみたいーっていう気持ちがゼロといったら、嘘になるけど、
その「理想」にたどり着くまでの労力と金銭的出費を考えると、やっぱり、
「省略スタイルのほうが、いいわー」となってしまうのです。


あ、それは別にスペインスタイルとかでは全然なくて、
やっぱりこちらの人にいっても、結構驚かれます。
特に結婚指輪をしないのは、変に見えるみたい。



出産に関しては、色々、私的にカルチャーショックありますが、

うれしいのは社会保険で公立の病院で生むのであれば、
妊娠中の検査から、出産からぜーんぶただ。母親学級だってあります。

臨月に入り、第10回にわたる母親学級も終わり、
私の中でもっとカルチャーショックの頂点に立つテーマは、「無痛分娩」に関して。

昨年2014年、ここサンセバスチャンがあるGipuzkoa県で、
87%の出産が無痛分娩によるもの
つまり、大半が無痛分娩を希望しているわけです。

ただ、母親学級に参加して、メリットデメリットを聞いた私は、
なんだか怖いもの見たさ半分もあり、現在のところ自然分娩派。
(実際出産中痛みに耐えられずに、無痛分娩に移行するかもしれませんが。。汗)

それを、町の奥様方にぽろっと言った日には、
毎回強烈に反対されます。笑

出産経験・あるなしにかかわらず
今のところ100%の意見が「そんな痛いのはありえないー」というもの。
残念ながら、私の周りには「無痛分娩を希望しない」残りの13%の人種がいないのです。

実際、私もまだ100%決めたわけではないですが、
迷っている雰囲気を醸し出したら、確実に「無痛分娩のすすめ」の講義がはじまっちゃうので、
とりあえず、周りの人々と話すときには、「私は自然分娩と決心している」と
言っているんです。それでも、無痛分娩に切り替えを説得しようとしてくる人もいるし、
変人扱いの目で見られて終わることも多いですが。(笑)

医学の進歩の恩恵をわざわざ受けないのは、変なのでしょうかね。

だって病気で痛いわけじゃないし、痛い理由がわかっているわけだし、
本によると痛みが和らぐ期間もあるわけだし、
乗り切れる気がしているのですが。。 

あと最大でも残り1か月。
実際は、どうなることやら。。 

今回はレケイティオです。
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正直、このビスカイヤの旅で、私が一番気に入った村。
Lekeitio。
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ちょうど、サンセバスチャンとビルバオの間にある
海岸線上の村で、どちらからも車で1時間程度です。


前日、ベルメオ観光後、レケイティオから内陸に10分。
AMOROTOという村にある、CASA RURALにて1泊。
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Casa Ruralってご存知でしょうか。
昔の家等を改装して宿泊施設にしている施設の総称です。

”田舎派”の私たちにはぴったりの宿泊施設。
最近の便利検索機能で、犬も同伴できるCASA RURALを探した結果、
今回はAlutuenaというお家にお世話になることにしました。
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大人数の場合は、家全体を貸出しすることもでき、
2年前、3年前の年末は、私たちも友人十数人で、家を貸切り、
パーティーをしたこともあります。
http://www.casarural.es/ 


朝食は、素敵なテラスでたくさんのおもてなし。
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同じ家の反対側に住んでいる、オーナーさんが
希望の時間に、アツアツのコーヒー、アツアツのホットミルク、
トースト、チュロス、フレッシュオレンジジュース、自家製ジャム。。。等を
用意してくれました。

朝食場所には、このお家の、犬や猫もどこからともなくあらわれ。。
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しっかりすぎる、朝食を頂いた後は、Lekeitioへ。
この日は秋だというのに、晴天。

レケイティオには素敵なビーチや、

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港。
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風情ある旧市街。
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ゴシック建築の教会などがあります。
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あと、車がある方は、中心地から10分程度車で行ったところに、
灯台と、カフェテリアがあります。
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P1010316もちろん、眺めはは最高!





















次回は、EAとゲルニカをご紹介します。

★☆今回ご紹介したLekeitioを含めた
ツアー、専用車のアレンジ等のお問合せはお気軽にご連絡ください。
kaori@discoveybasque.com

その他、バスク地方の日本語ツアー
http://jp.discoverybasque.com/
 

もう、2014年も最後の月、師走に入りましたね。

先週末から、こちらで話題になっているのは、サッカーの過激派の衝突。

昨日、日曜日の朝9時に、マドリッド郊外で、
Athlñetico de MadridとDeportivo de la Coruñaの過激派が
衝突目的で集まり、一人が死亡、13人が怪我をしたというニュース。

結局21人逮捕されたようですが、いずれも年齢が35歳~45歳と
高めなことにも驚き。

清いスポーツマン精神はどこにいったやら。。
私には、到底理解できない心理。。
人間とは、醜いものですね。。。

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚

さぁ、ビスカイヤぶらり旅第3弾は、ビスカイヤの昔からの重要な港、
Berumeo(ベルメオ)です。
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小さな漁港ベルメオは、1476年から1602年まで、つまりビルバオに
ビスカイヤ県の首都が移るまで、ビスカイヤ県の首都でした。
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首都がビルバオに移った後も、重要な港としての役割を果たしてきました。
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今は、静かな小さな漁港という感じですが、
色鮮やかな家々がなんとも印象的です。
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町の至る所で目にする、ベルメオの紋章。
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一番上にある、老人の顔は、ベルメオが当時、ビスカイヤ県の「頭」(トップ)で
あったことの象徴、2匹のオオカミは、この村の創立者Haro氏のシンボルとして、
そして、ベルメオの主な産業であった、捕鯨の風景も紋章に刻まれています。

そして、周囲にはラテン語で、「最初に登場する場所」もしくは
「最初はベルメオの紋章」といったような意味のラテン語が記されています。
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港の前のレストランで、新鮮なお魚を頂くのもよし、
ゆっくり、港を散歩するのもいいですよ。

次回は、レケイティオをご紹介します!

★☆今回ご紹介したBermeoを含めた
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