みなさん、こんにちは。ほんのちょっとのお久しぶりです。
[DISH]プロデュース 宮元多聞です。
「マジックアワー」に、足をお運びいただいたみなさま
応援して下さったみなさま
本当に本当にありがとうございました。
ご挨拶とお礼が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんです。
昨夜、精算会なる「衣装小道具の大返却大会」が催されました。
せっかくだから締めの写真を精算会で撮って、ブログをアップしようと粘っていたのに
写真を撮り忘れたことに気がついた時は、すでに
私を含め8人くらいが残って片付けをしているときで
さらには閉店準備が始まっており~~~。
「あっ…。誰か写真撮った!?」
「えっ?……あっ」
だよね。
わぁーわぁーやっているうちに終わってしまったよ。
「……この、宴が行われたらしい形跡だけを撮ってみますか?」
「じゃあ、他の宴会場に残っているグラスとかお皿とかも持ってきますか?」
「え、なんで?」
「これだけだと、雰囲気が出ない」
「なるほど」
「え、それ必要ですか?」
「うん。わかんない」
って風な、いつも通りのダメな感じの会話で終宴してしまいました。
ので、写真がありません。おーまいがー。
苦笑いで終了~~~。とってもDISHっぽいと思います。
代わりにアップしてみたこの写真は、ゲネプロで室谷さんに撮っていただいた
オープニング近くのワンシーンです。
バラバラになっていた家族が集まり、
もう一度自分の行きたい方向に向って歩き始める
というイメージシーンでした。
オープニングすぎて、まったく意味が伝わらなかった感満載ですが、
ま、いっかです。
「いろんなものを分かち合える誰かがそばにいること」
家族だったり仲間だったり同じ町の住人だったり、そしてどこかの宇宙人だったり
動物だったり~。
誰かが、ただそこにいてくれるだけでいい
私は、ただここにいるだけでもいい?
もしも、姿かたちが今ここになかったとしても、ちゃんとそばにいる
大層なストーリーは何もないけど、思いが空気のように漂う
そんな舞台になれたらいいな~と思っていました。
「マジックアワー」
ほんの一瞬、本当の気持ちが見えちゃう時間。
台詞のはしっこ、書かれていない行間に込められた私の思いを、
キャストもスタッフも、本当によく拾い集めてくれたと感謝しています。
東北の震災
この公演間近に身近な人たちの家族が亡くなっていったこと
記録じゃなくて記憶
目には見えないけど、確かにここにあるもの
記憶は、常にちょっとしたことで書きかえられちゃったりもしちゃいますが
それでいいんだと思います。
その方がドラマチックだし、何より、やさしいと思います。
「大丈夫!」と言いたいです。
あっ、なんだか長くなっちゃってる。
しかも何が言いたいのか、整理してから書き始めろよ~みたいな…。
すみません。
短い時間でしたが、今回のメンバーとは本当にたくさんのものを共有しあいながら
一緒に過ごすことができました。
(と、私は一方的に思っています。)
強くてやさしい人たちでした。
たくさん、ずっと、ありがとうです。
宮元 多聞