2008年11月24日

何でもないお話…

この所、ちょっとお天気が悪いウイーン。

5年に1度は訪れるって言う、お母さんの瞑想癖と重なって、
何だか、お篭もりの週末でしたッ。

シュニツェルドッグ←これは、昨日のお昼ご飯のウイーンナーシュニツェル…

何しろ、根っからのお子様のお母さんはァ〜
あッ、お座りしてるワンコみたい
って叫んで、カメラでチョット撮ってみましたッ。

『まァ、そう言われれば、ワンコに見えない事もないか…』

一日中、ブツブツと口の中で言って、考え事しているお母さんと付き合うのは、
本当は生易しいことじゃァないんだけど…

そこは、優しい私とお父さんのことだからァ、
お母さんのお話はちゃんと聞いてあげるのよねェ。

でね、結論は、何てことはない、

カーミングシグナルの存在を知ったのは、とっても有意義だったけれど、
でも、それよりも、ルーガス女史からキャッチした
《犬への尊重心と共に、犬をもっと自然な形で愛してあげることの重大な意味》
を知ったのが大きな収穫だったわァ〜

…って、何度も何度も張り切って言うもんだから、

『そんな事、もう何度も聞いたわよッ』って
お父さんと顔を見合わせちゃったわよ〜


『別に良いじゃない、本当の事なんだから、何度も言ったってさッ』

『皆さん、ゴメンナサイね。明日からはもっと真面目にやりますからッ』


ちょっと言葉足らずのようなので、ちょっと追記します。

あれは、何度目の授業の日だったのでしょうか、
犬達が叱られる状況(いずれもストレスが原因)を一つ一つ語りながら、
そして、私達一人一人の目を見つめながら
『これらが、犬を叱る理由になりますか?』と問われた瞬間を、私は忘れられません。

女史の授業から、カーミングシグナルとストレス、その他諸々の犬の知識を得られた事は、
勿論、物凄い収穫でしたが、
何にも増して、私を魅了して離さなかったのは、実はこの辺のところなんです。

子供や犬の躾けのあり方に、常々疑問や違和感を感じていた私ですが、
その違和感は《押し付け》と《お躾け》の相違から来るものだったと、気がついた瞬間なのでした。

頭の中に芽生えているのに、まだハッキリと形を取っていない思いってありますよね。

それが、突然おでこを殴られたような勢いで『そうだッ、これだッ』って
頭に閃いた一瞬だったんです。


皆さんの子供時代にも
『言い訳してみなさい』って、大人に迫られた経験ってありませんか?

そして、ちゃんと説明が出来ないから黙っているのに、そんな子供に向かって、
大人の考えで決め付けられて、子供ながらも憤慨した経験はありませんか?

『これらが、犬を叱る理由になりますか?』との質問に、一瞬の内に思い出した、
私の子供時代のある一幕です。


そして、その閃きで、
子供に大人の考えを押し付けるのも、
犬に人間の考えを押し付けるのも、
どちらも、同じ種類の、本当にいただけないものなんだと確信したような訳です。

dixie1996 at 19:48│Comments(12)ワンコの世界 | 動物愛護

この記事へのコメント

1. Posted by umehaha   2008年11月24日 22:49
EggiさんDixieちゃんこんばんは
またまたお久しぶりのumehahaです。ウィーンのワンコの輪、とっても参考になっています。Eggiさん、本当にありがとうございます。このブログのおかげでウメとの関係を見直すことができました。そしてウィーンのワンコの輪の皆様に感謝です。この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございます。とっても参考になっています!
私もいつか輪に参加させてください。今は時間がとれなくてブログ更新も怪しい状態・・・

私には「カーミングシグナル」の存在を知ったのは有意義だったけど、でも、それよりもEggiさんとDixieちゃんのブログに出会って、そこで犬への尊重心を元に実践をしている皆さんのブログにたどり着いたのが大きな収穫でした
2. Posted by プラハ汁   2008年11月25日 00:43
親に説明しなさいって迫られることはありました。もちろん、子供の経験値と言葉の表現が疎いので理路整然と説明なんてできずに、やっぱりダンマリになってしまうこと一杯ありました。

勝手に、こうなんでしょ、あぁんなんでしょっ、て大人の計測で結論づけられて、今でも納得のいかない思い出がありますよ。

もしくは子供なりに説明できても屁理屈ばっかり言って、と叱られるのがおちですよね。そんなわけで、子供心に黙ってるのがいいと学習してしまったのかもしれませんね。
3. Posted by モカ王   2008年11月25日 08:02
おはようございます。

5年に一度訪れる妄想時期があるんですね。
私は熟睡している以外は妄想癖かも
【犬をもっと自然な形で愛してあげること】この言葉じ〜〜んときました。
あらゆることを気づかせてくれます。
【自然な形の愛】この言葉にさまざまな深い意味がありますね。
寛大な受け身の愛、厳しい中での寛容な愛、本来なら人間に飼われていなければ、彼らは自然界の厳しい生存社会で生き抜いていかねばならなかったのに、人間によって愛玩用として改良され人間社会に順応されて生かされている。
だからこそ、人間は彼らのことをもっと穏やかに受け入れ、彼らのことをよく知り、尊重し合うことで上手に共存共生していけるんだと思います。
それには、二本足さんがもっと彼らの気持ちを読み取らないといけないということですね。
その気持ちを読み取る方法として一番分かりやすいのは、【今、自分があなたのわんこなら、この気持ちをどう表現したいですか?】と自問することからスタートかな?
最近そんなことを始めています。
すると自分の対応に問題が発覚するんですよ〜〜
ルーガス女史のレッスン風景、感動的ですね。何となくですが伝わります。
4. Posted by グラ   2008年11月25日 09:27
「犬を自然な形で愛する」、大事なことですね。
これをガウガウワンコの飼い主さんにどう伝えるか、難しいなぁと思っていたら、モカ王さんがいいことを書いていらっしゃいました。
「今、自分があなたのわんこなら、この気持ちをどう表現したいですか?」
この問いかけはいいですね
自分のイヌになったつもりで考えたり行動したりしてみるというのは非常にわかりやすいでしょう。
「これらが、犬を叱る理由になりますか」、この問いも活用させていただきます。

5. Posted by オリーブ   2008年11月25日 11:31
こんにちは。

先日ドッグイベントのお手伝いに行ったときの光景です。

よく吠えるMダックスがいました。
時には唸ったりしていたのですがクレートに入っているときも外に出ているときも何かにつけて愚連隊犬な感じ。
女性の飼い主さんは常に「うるさい!」と怒鳴っています。
何度かお目にかかっている方なのですが、いつもこんな感じ。
クレートに入っているときには遠くからでも「○○(犬の名前)!うるさい!」と怒鳴っていて・・・。
その方が所属している訓練士さんがそばにいるので私は何も言わないのですが、訓練士さんも容認?公認?の様子。

怒鳴り続けて吠えやストレスがなくなり穏やかになれるならとっくに治っているであろう吠え。
その不自然さに気づかないのでしょうか・・・。

で、そのMダックスは常におでこにしわが寄っていていつも気むずかしい顔をしています。
少し前、「おでこにシワ」について聞いたことがあるのですがパグなどもともとしわくちゃワンコさんでもない犬種がおでこにシワって相当ストレスワンコということになっちゃうのでしょうかねぇ。
6. Posted by Eggi   2008年11月25日 15:22
umehahaさん、お久しぶりです

>…ウィーンのワンコの輪、とっても参考になっています。
有り難うございます。
皆様の努力の成果や、工夫の成果などを生きた声で伝えられた、もっと説得力が増すのではないかと、咄嗟の思いつきで始めたのですが、参加者の皆さんがとても頑張ってくださって、私も嬉しく思っています。

> 私もいつか輪に参加させてください。今は時間がとれなくてブログ更新も怪しい状態・・・
ブログ、お邪魔させて頂きました。
umehahaさんが《ウイーンのワンコの輪》関連記事を書き始めましたら、どうぞ、お知らせくださいね。
是非、お仲間に入ってくださいませ

> 私には「カーミングシグナル」の存在を知ったのは有意義だったけど、
>でも、それよりもEggiさんとDixieちゃんのブログに出会って、
>そこで犬への尊重心を元に実践をしている皆さんのブログにたどり着いたのが大きな収穫でした
有り難うございます。
ルーガス女史の知識を頂けた事は、勿論とても有意義でしたけれど、でもそれ以上に、私も、女史の持つ感性により惹かれる部分が多いのです。
その大切なメッセージを聞き逃して、カーミングシグナルだけを伝授しても、事は成せないって思うのは、私だけではありませんよね
7. Posted by Eggi   2008年11月25日 15:31
プラハ汁さんにも、やはり心当たりがありますか。

> 勝手に、こうなんでしょ、あぁんなんでしょっ、て大人の計測で結論づけられて、今でも納得のいかない思い出がありますよ。
私もね、小学校の担任に酷く童心を傷つけられています。
軽い登校拒否状態だったんですよね…
それで、今度は家族に『申し開き』を迫れて、説明が出来なくって、とっても遣る瀬無い想いをしました。

> もしくは子供なりに説明できても屁理屈ばっかり言って、と叱られるのがおちですよね。そんなわけで、子供心に黙ってるのがいいと学習してしまったのかもしれませんね。
ワンコの学習法…子供の学習法…ですね。
『それらは、ワンコを叱る理由になりますか?』と問われて、咄嗟にあの頃の、理解されない私の悲しさを思い出したんですよね…
8. Posted by Eggi   2008年11月26日 19:28
もか王さん、今日は〜

> 5年に一度訪れる妄想時期があるんですね。
瞑想癖と書いたつもりでした、妄想癖ってなってましたか…
これは、やっぱりちょと、今回は重症だったかな…
割りと定期的に、交々の想いがドバッと溢れてきて、考える事だけに全神経が集中してしまいます。
家族がその被害を受けます…(エセ哲学者が誕生して、ノーハウスワイフ状態になりますから…)

> 【犬をもっと自然な形で愛してあげること】この言葉じ〜〜んときました。
ねッ、この言葉に何も感じない人は、もう仕方がありませんね。
『犬に命令して服従させる』なんて言葉すら、使えなくなるでしょう

>…人間は彼らのことをもっと穏やかに受け入れ、彼らのことをよく知り、尊重し合うことで上手に共存共生していけるんだと思います。
お見事な解釈ですッ

> その気持ちを読み取る方法として一番分かりやすいのは、【今、自分があなたのわんこなら、この気持ちをどう表現したいですか?】と自問することからスタートかな?
私は常に、『私だったらどう感じるか…』
『私だったら何をして欲しいか…』って自問自答しています。
犬と一緒に育つと、言葉の言えない物への感じ方や考え方が、ちょっと違うのかもしれません。
私には、犬の気持や子供の気持の方が、ある意味で《屈折した大人の気持》よりも理解がしやすいですけれど…

> ルーガス女史のレッスン風景、感動的ですね。何となくですが伝わります。
これが判る人と、判らない人がいるんです。
そして、後者は技術だけを真似して、肝心なことが抜けている人なんです。
ですから、両者の間での、一見同じように見える授業内容でも、よく観察すると、
犬達の態度(様子)が違うんですよ〜
9. Posted by Eggi   2008年11月26日 20:05
グラさん、今日はァ〜

> 「犬を自然な形で愛する」、大事なことですね。
トラウマワンコのオーナーさんには、特に大事な事ですよね。
カレアちゃんは地下鉄が駄目なんですよ(原因は不明です)
で、クラウディアは『地下鉄トラウマのあるワンコがカレアちゃん』ってAkzeptしたので、穏やかな生活が戻って来た訳です。

> 自分のイヌになったつもりで考えたり行動したりしてみるというのは非常にわかりやすいでしょう。
それらの言葉の持つ真意を分析して理解できる、脳細胞が活発であることが条件ですけれどねッ
中には、時々居るんです…『はい、判りました…』と言っているそばから、『それはやめて欲しい』という事を目前でしてしまう人が…
本人には、悪気は全然無いんですよ…ABCの基本が判っても、その基本がZまで続くという事が、想像出来ないようです。

> 「これらが、犬を叱る理由になりますか」、この問いも活用させていただきます。
ストレスの原因を作っているのが人間(自分)なんだって、まず、判ってもらえると、この言葉は物凄い効果を発揮します。
でも、悩めるワンコのオーナーさんの場合は、相手を傷つけないで、この地点まで誘導するのは結構難儀ですよ〜
10. Posted by Eggi   2008年11月26日 20:53
オリーブさん、

>…よく吠えるMダックスがいました。
>…女性の飼い主さんは常に「うるさい!」と怒鳴っています。
>…クレートに入っているときには遠くからでも「○○(犬の名前)!うるさい!」と怒鳴っていて・・・。
これは、もう叱り主義の典型的な悪い例ですね…
で、その飼い主さんは、飽きもしないで『うるさい!!』ですか…

> 怒鳴り続けて吠えやストレスがなくなり穏やかになれるならとっくに治っているであろう吠え。
> その不自然さに気づかないのでしょうか・・・。
訓練士が付いながら注意もしないのなら、気が付かなくても仕方がないのかも知れません

> 少し前、「おでこにシワ」について聞いたことがあるのですがパグなどもともとしわくちゃワンコさんでもない犬種がおでこにシワって相当ストレスワンコということになっちゃうのでしょうかねぇ。
短毛種ワンコが『へッ』ってお顔をすると眉間に皺が寄るし(耳を後ろに寝かせる時にも見れます)、ワンコが癇癪起こしている時にも見れるのかも知れません…
皺の有無よりも、吠えることが、まずストレスですよねェ〜
11. Posted by オリーブ   2008年11月27日 14:17
こんにちは。

昨日の夜、ふと私にも思い当たることがあったなぁって思い出しました。

私なんて言葉が出ずじっと押し黙っていると
なんとか言いなさい!って親が痺れを切らしほっぺたを叩かれ・・・。
父に至ってはこっちへ来い!と私を呼び寄せ怖々
恐る恐る近づくと無言で往復ビンタなんて事もありました。
叩かれるのをわかって近づかなければいけない恐怖ったら・・・。

こういう経験は私にとって何かプラスになっているのでしょうか・・・。
決していい思い出ではありませんし、これが親の愛情だなんて思ったこともありません。
叩いて教えてくれてありがとうなんて感謝の気持ちなんて当然あるわけもありません。
あるのは「どうして私の言葉に耳を傾けてくれなかったのか」という不信感そのものです。

両親に言わせれば私は「わがままに育った子」だそうですが、犬に例えるなら私は「愚連隊犬」っていう事になりますね。
その私が育てた犬ですからワンコマナーのない犬に育ってしまうのもムリない話なのかもしれません(^^ゞ
12. Posted by Eggi   2008年11月27日 17:38
オリーブさん、
誰でもが、一度は経験している子供時代の、大人からの一方的な仕打ち、その哀しさ…
この時の、自分の哀しさを思い出したら、きっと、今のワンコと人間同士のあり方にも疑問を持つようになれるのでしょう。

> こういう経験は私にとって何かプラスになっているのでしょうか・・・。
> 決していい思い出ではありませんし、これが親の愛情だなんて思ったこともありません。
> 叩いて教えてくれてありがとうなんて感謝の気持ちなんて当然あるわけもありません。
> あるのは「どうして私の言葉に耳を傾けてくれなかったのか」という不信感そのものです。
私が犬達を哀れに感じるのは、人間の一方的な仕打ちにも、甘んじてしまう彼等の習性なんです

> 両親に言わせれば私は「わがままに育った子」だそうですが、犬に例えるなら私は「愚連隊犬」っていう事になりますね。
オリーブさん、愚連隊って人間でも犬でも、理解されない苦しみから、つい弱者に八つ当たりしてしまうグループの事です。
オリーブさんは違うでしょう

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