「五徳庵・フラワーガーデン」で、あたらしい命が誕生していた。メダカの子どもが3匹、餌付け合図時に水面に浮き上がってきた。体長は親の3分の1の10㍉ぐらいだった。10匹のメダカを6月8日に、水槽に飼ってから、約8週間目に誕生したメダカの家族が増えた。まだ、どのメダカが子の親か、見分けることはできない。
▼四季咲きのバラの花が、猛暑が続く夏場にも花を咲かせている。見慣れた自然界の当たり前の光景は、注意して毎日観察していると必ず変化している。
▼深紅の花を咲かせる「ベルサイユーのバラ」と名付けられたバラは、三日前まではすべての葉が落ちていた。心配しながらいたが、このバラにも新芽が根元から出てきた。バラを手掛けて、まだ2年目。全ての育成ノウハウはこれから学んでいく初心者でもある。
▼育成本や、体験者から聞く方法もあるが、実体験から学ぶことも大事なことである。新しい発見の疑問から、枝葉が伸びるように次々と課題が生まれる。この先が楽しみでもある。
▼夏休みになると、NHKのラジオから、小学生からの質問に答える専門家の番組。「夏休み子ども科学電話相談」を時々聞くようにしている。大人でも思いつかない子どもたちの素朴で鋭い質問に、先生たちはユーモアを交じりながら答えている。
▼植物にも命はあるんですか?。小学3年生の男の子からの質問。動物は動きがあるし、生死がハッキリしているから命があることを意識しやすいが、植物となると小学低学年の段階では意識が余りなかったかも・・・と思い出させる質問。先生からは、「植物は動かないから命がないって思わないでね。野菜も食べる時は『命をありがとう』と思いながらたべてね」と一言。