加賀市が主催する「ペルシャ・文化交流フェアー」を見て来た。土・日の2日間開催の初日だったが、予定外の行動だった。昼食に立ち寄ったホテル・アロレーで、ロビーのポスターを見て館内の会場へ足を運んだ。
▼造語の「世界四大文明」は、中国は黄河流域が発祥の黄河文明、ナイル川流域のエジプト文明、インドはインダス川のインダス文明、ティグリス・ユーフラテス川のメソポタミア文明である。中学生時代の世界史の試験問題を思い起こさせる。
▼メソポタミア文明地ので「ペルシャ文化」と言っても、日本では余りなじみのない文化圏のことである。言葉で知っている「ペルシャじゅうたん」や「ペルシャ猫」ぐらいである。「ペルシャ」って何処や?、と聞かれても、知らんでなく「イラン国」である。
▼アロレーの大宴会場では、「絨毯の展示」や民芸品が展示されていた。日本家屋の8畳間いっぱいに敷くことができる大きな「ペルシャ絨毯」が展示されていて驚いた。価格が数千万だという。メソポタミア文明と言えば「石造遺産」で有名。石造家屋の居間には絨毯が欠かせない分厚い敷物である。
▼紀元前500年ごろに栄えたペルシャ帝国の工芸品などは、シルクロードを経由して日本にやってきている。奈良の「正倉院」には、ペルシャ文明のガラス器が収蔵されているという。西暦70年ごろ、祖国からアッシリア人に迫害されたユダヤ人が、ユーフラテス川を渡り7000㌔も歩いて、日本へ渡来した「イスラエル十部族伝説」が存在する。
▼主催した加賀市の意図は、顔見知りの市職員に尋ねなかったが、「ペルシャ文化」との長い歴史伝説が存在することに興味ある者にとっては、とうとう加賀市までたどり着いたかの思いがあって、そんなことが隠されていないかと興味深く展示品を見て回った。だが、日本家屋には、絨毯より高温多湿に適したタタミが合っていると、あらためて感じた。