DM-26でもやった10年振り返り記事シリーズ。

前回は1記事にまとめましたが、今回は
【5c、ゴッド編】【多色サポート編】【その他編(ドラゴンなど)】の3分割でお送りします。

概要

DM-27 完全極神(パーフェクト・ヘブン)
2008年03月20日発売。全60+1種。

【レアリティ】
SR5+1種 VR5種 R15種 UC15種 C20種
【色配分】 多色:20 光:7 水:8 闇:8 火:7+1 自然:10

5c、ゴッド編

コモン

《五元のロードライト》

  • コモン唯一の5色カード。5色という代償を背負うことから6マナにして12000のTBというぶっ飛んだパワーを手に入れました。
  • …が、打点の代わりに攻撃妨害性能を持つ《ミラクル・ルンバ》が同弾に収録された為、登場時からライバルに頭を悩ます1枚でした。
  • スピリット・クォーツとしては最大パワー&コモン初のTB。
  • 特にコモンのTBという面では、新章DMで《ブトカカ》《ハサイサク》が登場するまで実に9年ほどその立ち位置を独占していました。地味に凄い子。

《護精霊騎ヴァルチャー》

  • 5色ODサイクルの1体で、ブーストした上でのマナ回収が行えます。
  • 《龍仙ロマネスク》や《フェアリー・ミラクル》のブーストで欲しいカードがマナに埋まってしまうのはよくあること。各色を1枚ずつ要求する使いにくさはあれど、5色コントロールのマナ回収要員として重宝していた人も多いのではないでしょうか。
  • 最近はより扱いやすい《超次元ホワイトグリーン・ホール》《飛散する斧 プロメテウス》などの後輩に立場を譲りつつあります。
  • 2コストのアークセラフィムでは水を要する《霊王機エル・カイオウ》の次にパワーが高い為、セラフィムデッキではODガン無視で採用されることも…
  • もう1つの種族はセイント・ヘッドですが、冠詞は「秘精」ではなく「護精」。ガーディアンの「護聖」とは異なる点に注意。

《フェアリー・ミラクル》

  • ブースト呪文の革命児。5色コントロールはこのエキスパンションから本格的に始まりましたが、その中でも特に重要な基盤カード!
  • 当時3コストで2ブーストができるカードといえば…
    • 手札の消費が激しく、構築にも癖が生じる《強欲の開拓》。
    • 事前に出したクリーチャーのマナ送りを強いられる《メビウス・チャージャー》
    の2枚しか存在せず、5色デッキだけに許されたこのブースト呪文は5色デッキを成立させる上で非常に貢献したカードです。
  • 一応、5色デッキでなくても《薫風妖精コートニー》から繋げて強引にブーストすることも可能。もちろん5色デッキで安定した2ブーストを行う為に入れる選択もアリです。
  • フレーバーテキストによるとこの呪文は「五元神」の力である模様。

《ゴレン・キャノン》

  • 火文明のフェアリーミラクルと書くと物凄く強そうな一枚ですが、実態は3000火力を2回使えるだけでかなりしょっぱい性能。
  • 出た時点で微妙な評価が多かったですが、最近は同じ5コストでも《ボルシャック・ホール》→《勝利のガイアール・カイザー》で3000火力×2よりも強い動きができてしまうので辛いところです…
  • 3000以下一掃にして、マナに5色を要する代わりに盾犠牲無しで使える《灼熱波》にしてもよかったのでは…と思います。
  • フレーバーテキストに出てきた『ゴレンオー』なる存在がずっと気になっている…

アンコモン

《甲蟲幻獣カブトワン》

  • 5色ODで全軍パワーアタッカー+3000。とはいえ5色タップによる5マナを要するので《ルナティック・エナジー》や《獣達の挽歌》などを採用したほうがいいことが殆ど。
  • 5色ODを持つ性質からこの記事にて紹介していますが、主な運用法は軽量ドリームメイトとしての側面。2/3000と単純なサイズは《ゴンタ》に劣るものの優秀な性能で、《囚われのパコネコ》との相性は抜群でした。
  • E1ではODと種族ビークル・ビーがない代わりにパワー4000になった《ツッコミパンダ・ディス》が登場。ビークル・ビーでのパコネコに対する補助は十分な差別化要素。

《深塊封魔ゲルネウス》

  • 5色ODサイクルの1体で、呪文《スパイラル・ドライブ》と同じ効果が発動します。
  • 《ローズ・キャッスル》などのパワー低下がある状態では自身を墓地回収することでバウンスを繰り返したり、そうでない状況でも自身をバウンスすることで墓地回収を繰り返したり…と柔軟な動きを取ることができました。
  • 近年はデッキスペースの関係や5色タップの都合により採用を見送られることもありますが、まだ使おうと思えば使っていける1枚です。
  • 2/1000と低パワー&ディープマリーンは種族ではなく効果で採用されている傾向がある為、ヴァルチャーやカブトワンのようにグランド・デビルデッキで採用されることは極めて稀。

レア

《ラスト・バイオレンス》

  • 5色ランデスと呼ばれるデッキタイプにはほぼ採用される主要カード。
  • 光文明の盾追加、水文明の多色獣サーチ、闇文明の除去、火文明&自然文明のランデスと5色ならではの効果が揃っており非常に腐りにくい点が魅力的。クリーチャーしかサーチできない点については後続のラスト・バイオレンスをサーチさせない為の調整でしょうか。
  • 多色獣サーチは発売当時から《極仙龍バイオレンス・サンダー》《究極神アク&超絶神ゼン》《暗黒凰ゼロ・フェニックス》のようなフィニッシャーから、上述の《ゲルネウス》《ヴァルチャー》のような小回りが利くカードなど幅広く回収することができ、攻守ともに優れる呪文でした。
  • 最近は《怒流牙 サイゾウミスト》をサーチ対象にすることができるようになり、守りの性能も更に上がりましたね…
  • 初の5色呪文であり、10年間に渡りその立場を守り続けている極神編の代表格呪文。

《鎧亜の神将ゼフィス》

  • 5色のロストクルセイダー。神のしもべという設定に忠実なゴッドを山札から呼び出すタップ能力の持ち主です。
  • とは言え6コストと中々重く、能力の発動もタイムラグ有、5色なので使えるゴッドデッキが限られる…など問題点は多め。
  • 踏み倒しの狙い目はリンク先の多い五元神やゴッドノヴァ、素のコストが重い《破壊神デス》など。
  • 後に出た《煉獄と魔弾の印》との相性は良好。無理に5色デッキにせずとも墓地から呼び出せる上に、タイムラグなしでゴッドをリンクさせることができます。

《晶鎧亜スペクトライト》

  • 多色限定種族のスピリットクォーツとロストクルセイダーが融合した、今までありそうでなかったカード。
  • アタックトリガーは各色1枚ずつのタップを要求される代わりに敵獣全タップ+盾焼却と、非常にフィニッシュ性能の高いもの。
  • 直後の戦国編シーズンではシールドフォースやシールドプラス、城といったシールド絡みのギミックも登場したため、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》の守りを崩したり、《ハッスル・キャッスル》を身代わり無しで一発撤去したりと過ごしやすい環境でした。
  • 強力なアタックトリガーを持つクリーチャーは多くても、このクリーチャーのようにそれ相応のコストをその都度払うカードは結構少ない。中々謙虚なお方です。

《闘竜炎霊パイロン》

  • 5色ODサイクルその4。効果はタップされているクリーチャーを破壊or相手のシールドを1枚ブレイクの選択式。
  • カブトワンよりは使い道のある5色ODですが、採用されたのは5色デッキよりもティラノ・ドレイクの種族デッキや、当時人気のあった「ジャック・ヴァルディビートダウン」が多かったです。
  • 前者は《覇竜凰ドルザバード》が持つ2種のフォートEをこれ1枚で満たすことができ、後者は2/2000(+PA2000)で純粋に優秀な軽量の進化元として扱うことができました。
  • 5色デッキでも弱いことはなく、純粋に敵を除去して時間を稼いだり、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》のブロッカーを無視してSF対象の盾を破ったりするような芸が行えました。

《機械提督デリンダー 》

  • 5色ODサイクルその5。効果は呪文《ゲット・レディ》と同様で、相手の手札>自分の手札であれば相手の手札と同じになるまでカードを引くというもの。
  • あちらと異なりクリーチャーなので《ゲルネウス》で墓地から回収したり、自身が2/3000のブロッカーなので単純に壁として運用したりと小回りが利く1枚です。
  • 提督とありながらマッドネスではないものの、ODのドロー能力はハンデスに対して強く立ち回れるのでそういう面では提督らしい1枚。
  • 単純に2コストのメカオーブロッカーでは《霊王機エル・カイオウ》がいるので、メカオーデッキで見ることは稀。

ベリーレア

《バイオレンス・ヘヴン》

  • ゴッド以外を全破壊できる爽快なカード。コストは10と重いですが、リンクしたゴッド1組につき3コスト軽減できるので、大体は7マナで唱えることが多いと思います。
  • 同エキスパンション収録の五元神であればこれに頼らなくても高い殲滅能力を持つので、仲間にモヤシ能力を付加する《ケミカル&プロディジー》やリンク状態を作りやすい《神帝》での運用が使いやすかったですね。
  • エキスパンション名がそのままカード名になった珍しいカード。エターナルフェニックス以来の衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか…

スーパーレア

《星龍パーフェクト・アース》

  • DM-27は目立つ大型カードが多いものの、DM-27の看板カードはこの子です。
  • 自分の盾がすべてS・トリガーになるという物語性に溢れる1枚。コンボデッキでたまに使われる《星龍の記憶》の『星龍』はもちろん彼のこと。
  • 自身の耐久性能が低い、5色特有の扱いにくさ、能力自体は受動的なものなのでコンボしないと扱いにくい、コンボするにしても《星龍の記憶》のほうが扱いやすい…などの難点有。
  • その一方、5色なので各文明参照の踏み倒しに反応できる、ドラゴンの恩恵が受けられる、5コストと軽く《湧水の光陣》《狂気と凶器の墓場》などで踏み倒せる…など差別化要素もそこそこ。デッキに物語を詰め込んでみたい方にはオススメの1枚です。
  • 再録回数は4回とかなり多く、それなりに優遇されているカード。

《ミラクル・ルンバ 》

  • マナロックに所々似ているものの、実際には色々と異なるワールドバード。
  • 登場当時は《青銅の鎧》や《天真妖精オチャッピィ》→《母なる大地》《母なる紋章》で呼び出すような運用で速攻デッキに大きな負担を与えることもできました。
  • 昔書いたミラクルルンバの記事もあるので良かったら御覧ください…[こちら]

+1 DREAM

《星龍グレイテスト・アース》

  • 『星龍』はもう1体存在したッ!
  • 《グレイテスト》と聞いてシーザーや命の頂を連想する方々がいる一方、5色レインボーの衝撃もあってこのカードを連想する方もいるのではないでしょうか。
  • 《パーフェクト・アース》が5文明の集結で今まで無かった能力を生み出した一方、こちらはそれぞれの色から能力を引き出した1枚。
  • 内訳はPA(自然)、強制攻撃(火)、スレイヤー(闇)、タップ(光)、バウンス(水)。
  • 役割としては相手の大型獣を相討ちに持ち込み、タップとバウンスで更に時間を稼ぐ。生き残っていた場合は次のターンに3打点を飛ばして殴りにいく…といったもの。
  • 5999以下に攻撃誘導を行えない、強制タップインで即座に攻撃しに行けないなどの癖もありますが中々渋い1枚。

《ウルトラ・ミラクルッピー》

  • 9コストという鳥としては未だに更新されていない高コストのワールド・バード。
  • 攻撃時にジャンケンをして勝った場合は盾追加(光)、ドロー(水)、除去(闇)、ランデス(火)、ブースト(自然)と《ラスト・バイオレンス》似な効果が発動する物語性溢れるカードです。
  • 高いコストに加えてタイムラグや不安定性もあり、《ラスト・バイオレンス》で事足りることが大半。とはいえ、先駆者の《鎧亜の凄技ジョゼ・ウィルバート》よりもジャンケンに見合う効果を持っているため、それなりの魅力はある1枚でした。

五元神

《炎神フレイム・アゴン》

  • 五元神の火文明担当。単体でも5/4000のアンタップキラーと当時のシステムクリーチャーを潰す上では優秀な性能を誇っていました。
  • リンク後の性能は単純にパワーアタッカー+2000がリンク数だけ増えるという単調なもの。
  • 五元神の主要カード《ファラオ》《インドラ》の双方に隣接しており、どちらに繋げるにしても5→6の流れがスムーズに決まることから「五元神で一番重要」と言われることも。
    (それどころか、アゴン+隣接2体だけの「三元神」でデッキが組まれることが多々…)
  • コロコロコミックの来月号予告ページで1体だけイラストが先行登場していた思い出があります。

《海神ブルー・ポセイドン》

  • 五元神の水文明担当。素で持っているアンブロッカブルはリンクしない状態では使いにくく、どちらかと言えばリンク時のターン開始時追加ドローが強みと言えます。
  • 隣接するのはブロッカーを持ち、他の仲間を集めるまでの時間稼ぎができる《バルキリー》と、5→6が可能&攻撃時に除去とランデスを行える《インドラ》の2枚。

《天神シャイン・バルキリー》

  • 五元神の光文明担当。素でブロッカーを持っており仲間を増やすまでの時間稼ぎができます。
  • リンク時能力は敵獣タップ。隣接する《ポセイドン》のアンブロッカブルや《アゴン》のアンタップキラーと噛み合っていないということで五元神の中ではハブられてしまいやすい哀しみの1枚。
  • 隣接するのはタップしたクリーチャーをブロッカー無視で殴れるようになる《ポセイドン》、アンタッチャブルを手に入れてパワー10000の強力な壁を形成できる《ファラオ》。

《黒神ダーク・インドラ》

  • 五元神の闇文明担当。pigで他のゴッドを墓地から回収する能力を持ち、リンク時はこれが擬似モヤシと化します。
  • そして何よりも恐ろしいのはリンク時の能力。それは、攻撃時にリンクしている枚数だけ相手にクリーチャーとマナを削らせるというもの。
  • たとえば2体リンクの状態でも《超竜バジュラ・セカンド》的なことができ、3体リンクなら2体除去+2ランデスと《超竜バジュラ》の2ランデスよりも負担をかけることができます。何を墓地に置くかは相手に選択肢があるとはいえ十分強いです!

《地神エメラルド・ファラオ》

  • 五元神の自然文明担当。単体でアンタッチャブルを持つので場持ちが良く、Gリンクを行いやすくする重要なカード。
  • リンクによる能力はリンク枚数分の追加ブレイク。逆に言うと、これがなければ4体リンクでも1ブレイクという神帝もビックリなブレイク枚数です…。
  • また、五元神では唯一のベリーレア。このレアリティと基盤に優れたアンタッチャブルを兼ね持つことから五元神の中心=これと考える人も少なくはないでしょう。


5色、ゴッド編は以上です。次回は多色サポート編でお送りします。