ある歯医者の独り言

ある歯医者の日常の治療、特に咬み合わせの治療に関する思いを綴る日誌

母親の嚙み合わせが悪いと胎児にも影響が

 子供の成長にとって、母親の歯は重要な要素になります。頭のいい子に育って欲しいと、子供が生まれたとき親なら誰しも願う事でしょう。ある先生が書かれた脳の本によると、頭の良し悪しは、脳細胞の数によって左右されるそうですが、そうしてみると、妊娠したときには、頭の良さは誰も殆ど同じであり、同じ能力を持っているそうです。しかし成長するにつれて頭の優劣が生じるのは何故でしょうか。ここには母親の噛み合わせの問題が大きく影響しています。この影響は実は、子供が胎内にいるときから受け始めています。脳が発育、成長するためには、酸素の供給が大きく関わってきますが、もしお母さんの口に何か障害があったとします。
 口呼吸という言葉をご存知でしょうか。鼻で呼吸がしにくいと、口で呼吸をするようになり、口呼吸を行っていると、肺の末端、所謂肺尖まで充分酸素が到達しません。母体が酸素欠乏症になり、胎児も酸素が不足し脳の発育に支障をきたすようになります。又お母さんの噛み合わせが悪く、口の中の容積が狭かったりしても同じことが起こります。    
 それでは口呼吸というのは何故起こるのかというと、一つの大きな原因はやはり鼻炎です。鼻炎は我々歯科医の立場から考えると二つのタイプが考えられます。一つは、上下の前歯の噛み合わせが悪く、強すぎてその刺激が絶えず、鼻腔粘膜を刺激するため、慢性鼻炎になっているケース。この場合は所謂出っ歯の人や、前歯の歯並びが悪い人に起こりやすい。又一方では、成長する過程において、しっかり噛まなかったために、歯が外に広がらず、硬口蓋といいますが、口の天井に部分にあたるところが異常に深くなり、鼻腔底が圧迫され、鼻腔が狭くなったり、鼻中隔湾曲を起こしたりした例ですが、鼻炎の他には、日ごろよく咬まないでいたため、咬筋という筋肉が弱り、睡眠時口を開けて寝る場合です。  
 最近の子供は、噛み合わせが悪い子供が多くなってきています。生まれてから成長する過程でも同じことが言えますが、又の機会にします。

噛み合わせが狂うと何故身体が歪むのか

 歯は臓器の一つとして物を噛む道具として大きな役目を持っていますが、もう一つ別の大きな役目を持っていることは、案外皆さんご存知ないようです。
 人間が生まれたときは、まだ歯は生えていません。しかし前歯が生えて来ると二つの大きな変化が生じます。一つは噛む道具として食べる物に変化が生じます。もう一つは前歯が噛み合うようになった頃から、ハイハイから、立ってよちよち歩きが出来るようになります。そこで当然重力に対して頭を支える力が必要になりますが、歯が上下噛み合う事は人間が二本足で歩くための姿勢を保つための大きな役割を担っています。
 下顎は様々な筋肉によって、頭や、上顎と連結されています。極端な例を考えてみますと、もし上下28本の歯のうち、右半分の歯が無くなったとしましょう。途端に重い頭の重心が右のほうに移動しますが、身体は重力に対して、頭の位置を正常に保つために、自然と頭を左に傾けてバランスを保とうとします。その結果、頸椎の湾曲が起こり、鎖骨、胸骨、腰椎、さらには骨盤まで歪んできます。  
 又別の例として、下顎の歯が全て無くなったとしましょう。この時、頭の重心は前の方に移動し、重力に対して頭を頭を前の方から引っ張られるような力が絶えず加わるようになります。その結果、首の骨は前の方に傾きますが、重力に対して立つために、つま先に力が加わるようになり、筋肉が弱ってくると、膝を曲げ、さらには、腰を曲げないと立てなくなってきます。  
 人間が二本足で立って生活している以上、噛み合わせが少しでも狂うと、その原因が例え1本でも、頭の重心が狂うと、それを補正するために身体が歪み、様々な病気の原因になっているのです。  
 私が患者さんに、「歯は物を食べるための道具だけではない。」と常に言っている理由です。

噛み合わせの狂いによって起きる重大疾患

 歯の噛み合わせは、左右、上下の高さ、前後と、三次的元要素によって位置づけられていますが、もしこの噛み合わせがズレて来ると、身体に歪が起こって来ます。頭が傾き、首が湾曲してくると、脳へ血液を供給する、椎骨動脈や内頚動脈などが圧迫され、血液が充分流れなくなります。そして脳が虚血現象を起こすと、身体にとっては大変なことが起こってくることが充分考えられるのです。首は身体にとって本当に大切なところです。噛み合わせがズレると首だけでなく、例えば、腰椎、骨盤のズレなど、身体全体に歪が起こり、色々な影響を及ぼします。
 噛み合わせの狂いによって起こる症状は次の通りです。  
 肩凝り、頭痛、腰痛、膝関節痛、坐骨神経痛、四十肩五十肩、手のしびれ(頚腕症候群)、耳鳴り、難聴、疲れ目、白内障、緑内障、仮性近視、鬱病、緊張性不安症、不眠症、喘息、鼻炎、花粉症、鼾、無呼吸、脳梗塞性認知症、高血圧、ニキビ、生理痛、子宮筋腫、脳梗塞、心筋梗塞、不整脈、心不全、過呼吸、リュウマチ、三叉神経痛などですが、これらは、私が噛み合わせ治療によって治した経験から述べた物です。また他には全く自力では歩けなかった人を、3人治しました。
 これらのことは、歯が大切だと言う大きな一面ですが、皆さんあんまり認識されていません。歯は物を嚙むためだけの道具だけではありません。もっと大切な役割があります。又噛み合わせの狂いで起こった病気は、それを治さない限り、治りません。次回は噛み合わせが悪いと、何故身体が歪むのかについて書きます。  
 

独り言

 福祉の国スウェーデンでは、脳梗塞、心筋梗塞になった人はいないそうです。その理由の大きな要素は、この国では、保険で全ての治療が出来る。いい材料を使って、患者さんにとって一番いい治療が出来るからと思います。スウェーデンにはイェテボリ大学という歯周病に関して非常に権威を持った大学があります。この大学には世界中の歯周病を学びたい先生たちが勉強に行ったり、時には留学にも行っているような大学です。実際私の大学からも留学した先生が居られます。又1年間自分の診療所を休業してまで、勉強に行った先生もいます。
 一度名古屋にこの大学の教授が講演に来られ、私も出席して講演を聞いたことがあります。
 症例を、スライドを使って色々見せてもらいましたが、一番驚いたことは、まったく入れ歯を入れていません。インプラントの症例が多く、中には日本では許されないような無理やり入れたようなインプラントも結構あり、あれで大丈夫かなという症例も多く見られました。又インプラントをしない症例でも、日本では許されないようなブリッジが入っている症例も多く見られました。
 この国では、保険で全ての治療が出来ます。例えば日本では、奥歯2本無くなった時、殆どの人が保険の入れ歯を入れます。実はそのため、支えている歯が抜けて入れ歯がどんどん大きくなって行く患者さんが多いのが実情です。今は保険外ですがいい入れ歯が出来ました。その入れ歯を入れた人は、入れ歯を支えている歯が抜けることは、殆どありません。やはり口の中にはいいものを入れるべきです。スウェーデンではそれが保険で出来るのです。日本は世界で一番の長寿国になりました。しかし世界で一番口臭の強い国と言われています。いくら長生きしても、腰が曲がり、杖をついて、人の介護が無いと生活出ないのでは詰まらないでしょう。それが日本人です。
 私は一時期、アジアインプラント学会の、日本の理事を仰せつかったことがあります。この学会は東京では経費が高いという事で行われず、東南アジア諸国、、韓国などで行われていましたが、日本人はどうして歯並びが悪いのか、歯が悪いのか、学会後のパーティーの席で何度か言われたことがあります。歯並びが悪いことは歯周病の大きな原因になります。日本人は歯が痛くならないと歯科に行かない歯1本の大切さを理解できない。その差が出ているのでしょう。

噛み合わせと高血圧症

 高血圧も色々な原因で起こりますが、例えば腎臓が悪かったり、副腎疾患に伴って起こる物は、症候性高血圧症と呼ばれていますが、原因疾患の解っていないものは、本態性高血圧症と呼ばれています。我々が関与しているのは、この本態性高血圧症ですが、自律神経の異常、頸椎の歪、首の筋肉の凝り等によって大きな影響を受けています。噛み合わせのわずかな狂いによって起こるのがこの高血圧症です。
 現在日本では高血圧の人が950万人ほどいるそうですが、内科の先生の話では、これを放置していると、特に脳、心臓、腎臓に重大な合併症を起こすことが解っているそうですが、それが降圧剤は一生飲まなけばいけない薬と言われている所以です。それでは高血圧自体を治す薬は無いのでしょうか。私も色々調べましたが、製薬会社がある理由で作ろうとしないそうです。ある大学の先生の手記によると、降圧剤を飲み続けると、脳梗塞、癌など、色々の副作用があることも解かっているそうです。しかし製薬会社はこのリスクについては医科の先生方には知らせていないので、医科の先生方は知らないのが現実だそうです。  
 そこで我々の分野である本態性高血圧症ついて話をしますと、私が知っている先生の中には、総入れ歯や大きい入れ歯を作る時、血圧を測りながら、最も血圧が安定した高さで噛み合わせを決められる先生もいます。又私の患者さんの中には、入れ歯の噛み合わせの調整をしたところ、血圧が下がったという患者さんもおられます。又噛み合わせの邪魔になっていた親知らず1本抜いただけで血圧が下がった方もおられます。この方々は同時に首筋の凝りや肩こりなども同時に治っています。
 私が血圧に関して最も重要視しているのが、犬歯です。これは経験から解ったことですが、特に右の犬歯を強く当てすぎると、これはもちろん奥歯の噛み合わせに問題が無い場合ですが、血圧が190まで上がりました。そこで荒研磨用の道具で研磨した後、血圧を測ったところ、145まで下がっていました。そこでもう少し目の細かい研磨道具で行って測ったところ、130まで下がっていました。私はそれ以来、右上の犬歯を治療する場合、血圧に注意するよう患者さんに注意しています。   
 犬歯を被せなどで治療した場合、血圧には注意してください。

ブリッジについて

 ブリッジというのは、例えば歯が無くなった時、残った歯を削って、それを支台にして作る固定式の歯のことです。ただ両サイドに健康な歯がないとできません。。又保険では3本以上歯が無いときは保険では作れません。
 私が噛み合わせ治療を行いだして、重篤な病気になっている人、例えば腰痛、膝痛、脳梗塞、心筋梗塞、緊張性不安症、喘息、生理痛などの原因の多くは、例えば、奥歯の第一大臼歯が無くなって作っているブリッジが最も多いと思っています。
 そこでブリッジの話に戻ります。大学では無給なので、バイトにも行っていました。あるバイト先で、下の第一大臼歯がないブリッジの形成をしました。私はきちんと形成したつもりでしたが、そこの衛生士が、「先生、クリアランスが足りません。」と言ってきました。そんなはずはないと思いながら、見直してみると、確かに、上の歯との隙間が少なくなっていました。そこで又削り直しましたが、後になって噛み合わせのことを考えると、歯を削って噛んでもらったとき、そのわずかな時間に下顎が後退していたのです。こうして作られたブリッジは噛み合わせの狂ったブリッジができて当然です。私もその頃は、知らなかったとはいえ、病人を何人か作っていたのだろうと思います。ブリッジを作ってもらう時皆さんも注意してください。
 ではどうしなければいけないかというと、まず歯は抜いたまま1か月も歯の無いまま放置しておくと、支台になる歯が動き、抜けた相手の歯が下に降りてきます。これも将来噛み合わせが狂ったブリッジが出来る原因になります。そのため歯を削って、仮の歯を入れなければいけません。実はその歯の費用は保険では、出ません。私が出している技工所では3900円もします。保険の歯ではとても採算が取れません。採算が取れなくても必ずやっておかなくてはいけないことです。もともと悪いブリッジを治す場合は当院で作る方法はあるのですが。又歯の噛み合わせを決めるときは、そのまま噛み合わせを決めると先ほど言ったような下顎がズレタ噛み合わせが出来てしまいます。そのため噛み合わせが狂わないように調整した咬合床というものを作って材料を噛んだとき、噛み合わせが狂わないようにしなければいけません。これも保険からは、出ません。以前ブログに書いた、技工所が咬合床の作り方を教えて欲しいと言って来たことを。これはそれだけ歯科医の方からの需要が無いことです。   
 1本の、被せや詰め物の噛み合わせを決めるときでさえ、当院では必ず、左右の奥歯に材料を入れます。これも同じ理由からです。治療しているほうだけ、材料を入れると患者さんは必ず、そちらだけで噛もうとするから、治療しているほうに顎がズレるからです。
 とにかく噛み合わせの狂いから病気になる例の最も多いのがブリッジです。気を付けてください。

もっと知って貰いたい歯の治療

 私は大学を卒業して、口腔外科を勉強したいと思い口腔外科の医局に残りました。その一番の理由は、外科には、入院病棟があり、単に外来でする抜歯や小手術だけでなく、入院されている患者さんなどと接して、その人たちのお世話をすることによって、人の身体の勉強も出来ると思ったからです。
 患者さんから一度「先生は、どうしてそんなに人の身体、病気に詳しいのか。」と聞かれたことがあります。その下地はここにあったと思います。人にとって最も大事なことは健康だという事を嫌というほど見てきました。私が治療で、歯の噛み合わせにこだわるのも、その影響が大きかったと思います。    
 実は私にはある事情、一番下の弟が脳性小児まひで、この弟が本当にかわいかった。私は小学5年生になってから、弟のために医学部に行くことを決め、それからは本当に勉強、勉強の毎日を過ごしてきました。実はある有名私立大学医学部には合格した経緯がありましたが、私はもっと国から研究費がもらえる、高校入学時から行きたかった国立大学を諦められなかったため行かなかった経緯があります。弟は13歳のとき、言葉も喋れず、一人では歩けないどころか、食事も一人では出来ないままあの世に逝ってしまいました。ただ何らかの形で気持ちだけは表現できたようで私が父親の手作りの歩行器で散歩に連れて行くときが、唯一楽しみのようでした。弟が何のためにこの世に生まれて来たのか、「人にとって健康が一番だよ。」と教えに生まれて来たのだろうと思ってやらなければ可哀そうで、治療も常に身体全体の健康を考え、又そのための勉強も、今もやっているつもりです。  
 外科に居たとき、一人忘れられない人がいます。口腔癌で、上顎の口蓋というところに穴を開けられていました。食事どころではありません。私は助教授からこの患者さんが何とか物を食べられるような入れ歯を作ってあげるように頼まれました。普通の入れ歯では、とても食べれません。私は色々工夫して入れ歯を作りました。患者さんはその入れ歯で物が食べれるようになり非常に喜んで、いくつか山を持っていたようですが、山を一つ売ってあげてもいいよとまで言って喜んでくれました。
 その患者さんが検診で来るとき、私を見つけて階段を走るように上って来られたのは忘れられません。ところが悪いことに、私が診ることになり、再発を見つけました。再入院され、再手術をしましたが、病室に行く度に、「死にたくない」と泣きつかれましたが、亡くなられました。
 私が口腔外科に残って最も勉強したことは健康の大切さです。そして健康の大切さを教えてくれたのは亡くなった弟です。

今週の患者さんの中から

 この患者さんは、歯の治療でなく歯っぴー検診で来られたと思います。一応歯周病の検査をした後、私が診たのですが、虫歯などはなく、噛み合わせを診たのですが、右下の犬歯が擦り減ったか、欠けたか、とにかく右の犬歯が嚙んでいませんでした。、そこで噛み合わせを診ましたが、思った通り下顎が右に後退していました。身体のことを質問したのですが、やはり右肩が凝る、右肩が痛い、右首筋が凝るなどの症状がありました。そこでこれらの原因は、犬歯が噛んでいないからですと、資料を使って話をしましたが、犬歯が噛んでいない場合、その側の奥歯が歯周病になり易い。左の膝が痛くなる可能性があるなど簡単に説明しましたが、脳梗塞にもなり易いとまでは、話しませんでした。そこで下の犬歯を被せにすることを薦めましたが、「ただ保険でするなら私はやりません。保険の歯は2か月ほどで擦り減るから」と、やっても同じことになるからと言ったところ、保険外でいくらかと聞かれ5万円ですと言ったところ、即座にやめとくという言葉が返ってきました。  
 問題はこの点なんですね、私は気持ちの中で必ず、私が行ったようなことが身体に起こると思っています。もしそうなったら、費用はそれどころではないはずだし、仕事にも支障をきたす。日常の生活もままならなくなる。しかしそういうことを納得させることは本当に難しいことです。特にこの地の人は。  
 次の患者さんは、まだ若い。左上第一大臼歯に被せを入れる段になって、下の第一大臼歯に詰めてある物が低いことに気が付きました。これをこのまま調整して入れると、必ず腰痛になると思い、上の歯はまだ調整が出来ます。下の歯が低いから、下の歯を治すつもりで上の歯を入れたほうがいいと。しかし彼は、下の歯を治すのは嫌だと言うので、仕方なくセットしましたが、もし腰痛などが出ると、上の歯はまだ調整できるから、それからでも間に合うから、すぐ来るように言ってセットしました。  
 次の患者もまだ若い。主訴の歯は治療して、左下の第一大臼歯が無くなったところにブリッジを入れることだけが残りました。ところが歯を削るのが嫌だと、言い出しました。インプラントという手もありましたが予算的に無理、それでは入れ歯というとそれも嫌。この状態をそのままにしておくと上の歯が降りて来て、その歯も駄目になる。奥の第二大臼歯も前に倒れて、駄目になる。結局患者は、噛み合わせをきちんとしとかないと、歯が動いて、取り返しの付かないことになる。それを理解できないようでした。このままで置いとくと、身体中痛みで苦労することが、理解出来ないようでした。  
 噛み合わせと、身体のことを理解させるのが難しいとつくづく思った3人でした。

歯一本でも軽く考えてはいけません

 一人目の患者さんは、67歳女性ですが、こまめに検診には来られていました。今回は右下第一大臼歯部の歯茎が痛いと言って来られました。実はこの患者さんは、20歳頃、右上犬歯が所謂、八重歯になっていたので抜かれたらしいのです。犬歯がないとその側の奥歯が歯周病になり易いのですが、帰られる時初めて気が付きました。2本の杖をついて歩いているのです。膝でも手術したのかと思いましたが、そうではなくてパーキンソン症候群という事でした。随分前にやはりパーキンソンの患者さん二人を診たことがあります。この病気は中脳の黒質にあるドパミン神経細胞が壊れて、ドパミンが減ることによって身体の動きがスムーズに動かなく病気です。やはり噛み合わせは非常に悪くて、本当の原因は解りませんが3人に共通していることは、噛み合わせが悪くて何らかの形で脳に影響したのではないかとも考えられます。パーキンソン症候群も噛み合わせの狂いから起こっているかもしれません。  
 二人目は高校生の女子でしたが、左上第一小臼歯が位置が悪く抜かれたのですが、その後ひどい腰痛に悩まされ、夜は眠れない、朝起きても身体がだるい、接骨医なども通っていたが治らない。自分の将来を悲観して精神的にもまいっていたようですが、他の第一小臼歯を抜いて矯正しました。腰痛も無くなり、精神的にも安定し、無事希望の大学に入ったようです。この1本抜かれただけで、つらい高校生時代を余儀なくされたのです。
 中学生です。私の娘の友人でもありました。右上の犬歯が、骨の中に埋まって出てこれない。中学生ながら、腰痛や、頭痛、肩こりなどがあってまともな中学生生活が出来ませんでした。そこで手術をして、矯正で犬歯を引っ張りだし、そして口の中全体の矯正をしました。身体の成長期にこのようなことで身体が歪むと大変でした。しかし治って普通の生活に戻り、今は結婚して幸せな生活を送っているようです。たった1本でも、他の歯の噛み合わせにも影響するという事です。

信じられないでしょうが本当の話です。

 当院には3人の技工士が居ましたが、それぞれが身体の調子を悪くしたり、家庭の事情があったりで辞めてしまいました。
 信じられない話というのはこれからです。そういう次第で今は、外注に出していますが、2年前に作ったブリッジが壊れてしまい、作り直すことになり今度は失敗は許されないと遠方で費用がかさむが仕方ないと思いながら、ある大きな技工所に頼むことにしました。そこで吃驚したのは、正しい噛み合わせを決めるための、咬合床はどうやって造ればいいのですか?という質問が来ました。咬合床というのは正しい噛み合わせを決めるための要で、最も大切なものです。
 ブリッジを作る時、支えになる歯を2本削ります。しかも正しい噛み合わせのときと、約1ミリ程度の隙間が出来るようにします。つまり3本分の歯が噛んでいない状態です。このような状態で、柔らかい材料を口の中に入れ、簡単に、「はい、噛んでください。」と言って噛んでもらうと下顎はどうなるでしょう。患者さんはどうしても、治療しているところで噛もうとします。つまり治療している側に下顎がズレタ状態に殆どがなります。こうして噛み合わせを決めるから、今まで私のブログを見ている人はお気づきでしょうが、噛み合わせの悪いブリッジが出来て何らかの病気になっている人が多いのです。
そうならないために、私は必ずプラスチックのような硬い材料で作った咬合床を正しい噛み合わせに調整して噛み合わせを決めます。
 このように噛み合わせの上で大事な咬合床の作り方が解らない技工士が居ること自体驚きです。それに、今の時代に、このようにずさんな方法でブリッジなどを作った歯科医が多いだろう事が驚きです。  
 このようなことで簡単に病人が出来ます。この咬合床は保険では費用はもらえません。日本の法律では、歯科は痛みを取って、噛めるようにすればいいとなっていますが、今はもうそのような時代ではありません。悪い噛み合わせから、病気が起こることははっきりしている時代だから、歯科医も全身の健康を考えた治療をすべきと思います。
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