急遽開催です、さくら野弘前店にてレコフェス新春番外編!
さくら野弘前:新春番外編 横のコピー
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さて、新春最初のジャズ・トゥディはこちらを。
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エルヴィン・ジョーンズがジョン・コルトレーンの死の直後、67年7月28〜29日に行った、自己のグループでの未発表ライヴ音源「ライヴ・アット・プーキーズ・パブ」を。

去年11月にリリースされた本作、収録曲が9曲なのにCDは2枚組、LPは3枚組、さらにはフランシス・ウルフによる写真や、ゼヴ・フェルドマン、ドン・ウォズらによるインタビューも収録した豪華ブックレット付という充実の内容です。

67年5月にボルチモアで最後のライヴを行ったコルトレーンは、7月17日に帰らぬ人に。エルヴィンがコルトレーン・グループを脱退したのは66年の3月、62年のグループ結成以降、4年という時間では計れない濃厚な活動はご存じのとおり。その死後のわずか2週間後のライヴ音源が本作。

メンバーは、翌年68年にリリースされるエルヴィンのリーダー作品「プッティン・イット・トゥゲザー」からグループに参加する、テナー&フルート「ジョー・ファレル」。
インパルスのリチャード・デイヴィスとの作品「ヘヴィ・サウンズ」に参加したピアニスト「ビリー・グリーン」。
BNのオルガン奏者「ラリー・ヤング」も1曲参加。エルヴィンとの名盤「ユニティ」は65年作品。
そしてベースには57年エルヴィンとトミー・フラナガンと名盤「オーヴァーシーズ」を録音したベテラン「ウィルバー・リトル」。

エルヴィンの実質的な初リーダー作は「 エルヴィン!」という61年作品。ハンクや、サド・ジョーンズらの兄弟がサポートした兄弟愛溢れる一枚です。次の63年のインパルス初作「イルミネーション」はタイナー&ギャリソンと、65年の「ディア・ジョンC」はマリアーノ&ローランド・ハナ参加。その後のアトランティックの2作品はサド・ジョーンズやハンク・ジョーンズが再び参加。
その後、68年にリリースされる本作の1か月前に録音された「ヘヴィ・サウンズ」があり、本作のライヴ、そしてコルトレーンの死を経て、68年はジョー・ファレルとジミー・ギャリソンとのトリオ作品「プッティン・イット・トゥゲザー」、72年はグロスマン&リーヴマンの「ライヴ・アット・ザ・ライトハウス」をえいえいーすしております。
つまり、何が言いたいかというと、このライヴ盤以前と以降でメンバーがガラリと変わってるというか、若くなっているというか、兄貴達から巣立っているというか、、、。現にこの後の作品はコルトレーンのグループ脱退後のエルヴィンの代表作として有名ですし。なんといってもジョー・ファレルの勢い感じるプレイ、やや押され気味?のビリー・グリーン、1曲だけのラリー・ヤングはマッコイ・タイナーのスタイルを飛び越えたようななかなかのピアノを聴かせますし、安定のウィルバー・リトル、そして、なんといってもエルヴィンのドラムが圧巻です。長めのドラムソロも聞き応え十分!
と、そろそろ自分のグループで勝負したいぜ!というエルヴィンの感情が、コルトレーンの死を経て具現化してのではなかろうか!という、まさにその瞬間の貴重なライヴ音源です。

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放送日:1月10日(火)ラヂオ盛岡76.9Mhz
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