2005年12月

2005年12月31日

大晦日

65f27418.jpg いよいよ今日で人間達の一年も終わるのね。
 だから今日は商店街も早々と店じまい。

 早く行かないと閉め出されちゃうんで、今日は得意先回りも忙しなかったわ。
 サカミチシャシンカンの主人なんかは、正月来ると誕生日を迎えちゃうんで、憂鬱だなんてブツブツ言っていたわね。
 皆さん正月は「おめでたい」なんて言っているけど、そうでない人もいるのね。
 
 でもいいじゃない。
 人間は一年にいっぺんしか歳をとらないんだから。
 わたしたち犬族は、一年に四歳も五歳も歳をとるのよ。
 正月が一年に四回も五回も来るようなものね。

 ドッグイヤーって知ってる?
 犬が歳をとるのと同じように年月が流れるのが早いって事よ。
 だから、わたし達あっという間に年をとってしまうのね。

 わたしも来年13歳。
 人間だとピチピチの中学生なんだけどな。
 わたし達からみると、ホントに人間達って長生きするからうらやましいわね。

 なんか今度は、わたしのグチになっちゃいそうだから止めとこっと。

 それでは皆さんよいお年を。


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2005年12月29日

また雑誌に載ったよ !

ddd818ed.jpg 昨日発売の週刊朝日にまた載っちゃったわ。
 
 別に悪いことをした訳じゃないのよ。
 来年が私たちの年なので、それに絡んでの掲載よね。
 全国誌に載るなんて、ここでもブログ書いているムラカミコウジ先生に撮って貰って以来の快挙よ。

 思い出したわ、そういえば一ヶ月前にトウキョウから来たカメラマンの取材に一日付き合ってあげたわ。
 いいシャシン撮ってるわ。さすがやっぱりプロね。
 わたしプロの人の匂いって分かるの。
 アマチュアって、何かへっぴり腰なのよね。
 そういう人にはシャシン撮らせないの・・・。
 よそ向いちゃってね。
 わたしってイジワルかしら?
 歳とるとこうなっちゃうのよね。

 これでまた忙しくなりそう。
 でも、心配ないのよ。
 ちゃーんと隠れ家があるんだから。
 わたしからは歩いている人よく見えるんだけど、歩いている人からは見えないのよね。

 え、どこかって?
 それは、ひ・み・つ。 


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2005年12月28日

わたしの家

6ab11fb2.jpg ここがわたしの家。
 千光寺の下にあるの。
 わたしはここでごく平凡な飼い犬として一生を終えるはずだったの。

 でも、千光寺ヒルズの凋落の波がわたしの運命を変えてしまったのよ。
 9年前、主人は突然遠くに引っ越していってしまったの。
 その後、わたしの世話をしてくれていたおばあさんも体を悪くして坂道に住めなくなって・・・。

 わたしは宿無しになってしまったのね。

 わたしが暮らしていたいた家もごらんの通り。
 ここからは尾道の海や町が一望できるすばらしい眺めだったのに。

 屋根は落ち、崖は崩れてもう住むことは出来ないわね。

 わたしは時々ここを訪れるの。
 ここにいると、主人と暮らした幸せな日々が頭の中に浮かんでくるのよね。

 なんか、涙が出で来ちゃった・・・。


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2005年12月27日

冬休み

cc51b74f.jpg 学生さんの冬休みが始まったみたいね。
 この寒い中、若い子たちが町中をウロウロしているわ。

 こうなるとわたしのガイドにも一段と力が入るわね。
 わたしは若い子をガイドするのが好きなのよ。
 もちろん女の子をよ。

 男の子は油断しているとイタズラされるし、オバチャンはぺちゃぺちゃうるさいし、あんまりガイドするの好きじゃないのよね。

 え、わたし結構選り好みしてるって?
 
 そりゃあ、選ぶ権利はわたしにあるわよ。

 餌をちらつかせてわたしの関心を引こうたってダメよ。
 わたし、ただ道ばたに寝そべっているだけじゃないの。
 ちゃーんと、通っている人を見ているんだから。

 これは、と思う人が来たら、さっと立ち上がってガイド始めるの。
 その人の行きたいところまで分かるのよ。

 すごいでしょ。

 あ、来た来た。
 わたしの好みの女の子二人旅ね。

 ああ・・っ。そんなに頭押さえつけたら石段上れないわよっ。


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2005年12月26日

ヒルズ族

984ce461.jpg 遙か東のトウキョウという大きな町には、六本木ヒルズと言う場所があるらしいの。
 なんでもそこは今、ニッポンで最も注目されている文化の中心らしいのよ。
 そしてそこで暮らす人たちは、みーんな大金持ちらしいの。
 ヒルズ族と言うらしいのよ。

 ここ尾道にもヒルズ族はいるのよ。

 わたし、人間語の事はよく知らないんだけど、hillと言うのは丘とか小山という意味でしょ。
 でもほかに坂道という意味もあるの。
 つまり、千光寺の坂道のことね。
 千光寺ヒルズとでも言いましょうか。

 そう、ここで暮らしている人たちが尾道のヒルズ族なのよ。
 でも、ここのヒルズ族、トウキョウのヒルズ族と違ってみんなオカネには縁がない人達なの。
 何故かって?
 ここは、経済からも行政からも見放された場所なの。

 尾道の偉い人が言ったらしいのよ。
 千光寺の下の土地は自然に帰せって。
 つまり、荒れるがままにしとけってことね。

 尾道の景観を保つ大事な場所なのにひどいわね。
 これで世界遺産目指すなんて聞いてあきれるわ。

 でも、ここは昔からこんなに荒れていた訳じゃあないのよ。
 昔は六本木ヒルズにも負けないくらいの文化の中心地だったの。
 動物園もあったのよ。しんじられるー?

 千光寺ヒルズの歴史は話が長くなるからまたそのうち話すわね。
 
 そうなのよ。ここ千光寺ヒルズの再興を願って住み着いたのが、ここのヒルズ族達なの。
 でも、ここで営みをしていくなんて大変。
 みんな貧乏なんだけど、面白い人が多いの。
 職業も、画家、写真家、料理屋、喫茶店主とまちまち。
 昔の豪商の子孫も住んでいるのよ。

 この人達、また此処のブログで紹介していくわ。
 楽しみにしててね。
  


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2005年12月25日

坂道のすわり方

c5d770d9.jpg ここズーっと寒い日が続いていたけど、今日は久しぶりに暖かいわね。
 でも、これでも平年並みなのよ。

 ところでこの写真のわたし。
 面白いすわり方しているでしょ。
 これが千光寺の坂道ならではのすわり方なのよ。

 坂の町尾道にはまっすぐな所がないの。
 急な石段の途中でも座らなければならないこともあるのよ。
 そういうときには、こうゆう様に座るのよ。

 このすわり方も結構安定していて楽なのね。
 坂道に暮らす知恵と言うところかしら。

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2005年12月23日

クリスマス

ea375d50.jpg 明日はクリスマスイブね。
 毎年この時期になると、商店街にも色々な飾り付けがぶら下がったり、あちこちの家で青や黄色の電球がピカピカするのよね。
 サカミチシャシンカンまでも色々なキラキラする物をぶら下げた木を置いているわ。

 昼寝してても気になって仕方ないよね。

 でも、ここって不思議な国なのよ。
 オシャカ様の国なのに、どうしてキリスト様の誕生日を祝うのかしら。
 皆さんオシャカ様の誕生日って知ってる?

 あ、そうそう。今日はこの国の尊い人の誕生日でもあったのね。


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2005年12月22日

商店街その3

a03b35e0.jpg 今日も朝、雪が積もっていたわね。
 ほんとに寒い日が続くこと。
 さすがのこのわたしも、もう歳だからこたえるわ。

 今日はお客さんいないから、ガイドも早めに切りあげて商店街でゆっくり過ごしましょう。
 
 ここはわたしがいつも仕事帰りに寄っているお店。
 毛糸屋さんなの。
 人間達が着る毛皮を売っているのね。

 わたしたち犬の間ではこういう神話があるのよ。
 昔々、神様がこの地球を創ったとき、そこに暮らす動物たちも創ったの。
 ある日神様は動物たちに「地球は寒くないかい?」と、言ったわけ。
 動物たちは皆「神様、寒いです」と、答えたの。
 すると、神様は「これを着なさい」と毛皮を与えてくれたのよ。

 ところが意地っ張りの人間だけが「神様、平気です」と、言ったの。
 人間は何も貰えなかったのね。

 やっぱり地球は寒く、それ以来人間は仕方なく、オカネという物を払って毛皮を買って着るようになったの。

 その人間用のセーターと言う毛皮を売っているのがここのお店なのよ。
 此処の奥さんは優しいの。
 わたしが来るとキャットフードでもてなしてくれるのよ。
 わたしキャットフードが大好き。変な犬でしょ。

 ご主人はちょっと恐そう。
 濡れた体で入ろうとすると「商品が濡れる」と、体をタオルで思い切り拭かれるの。
 もう、痛くて。この前は悲鳴を上げちゃった。
 
 ところで、わたしたちにもちょっと不便な所があるの。
 せっかく神様から頂いた毛皮。
 脱ぐわけにはいかないの。
 夏なんかもう大変。
 それを思うと、少し人間がうらやましくなるわね。

 

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2005年12月21日

千光湧水

9f38910e.jpg サカミチシャシンカンの主人、二日ぶりに顔を出したわ。
 まったく、どこをほっつき歩いていたのかしら。
 ちょっと拗ねて心配させてやったら、ササミジャーキー三枚くれたわ。
 おまけに千光寺の展望台まで散歩させてくれて。

 ほんとにコントロールしやすい男だこと。

 ところで、千光寺の展望台を少し下ったところに湧き水があるの。
 千光湧水と言うのよ。
 
 ある偉い先生が、トウジという日にここから海の向こうにある島の山の上からお日様が昇るのを大昔の人間達が拝んでいた、と言っていたわ。
 人間って、何でも拝むのね。

 お日様とその山とを結ぶ線の先に、この湧き水があるの。

 この湧き水はわたしの活力の元。
 いつも此処に上がってくると、この水を飲むの。
 すると、歩いてきた疲れも吹っ飛ぶのね。

 明日がトウジと言う日だから早起きしてここに来てみてはどうかしら。
 

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2005年12月19日

待ちぼうけ

799a8806.jpg 今日はサカミチシャシンカンの主人遅いわねー。
 ズーッと待っているのにどうしたのかしら。

 さては、また青春18切符で大阪の方にカメラをあさりに行っているのね。
 ここの主人、あちこちでガラクタカメラを買ってきては、それを磨いたり直したりして売っているの。
 でも最近デジカメという物が出てきてカメラが売れなくなったとボヤいていたわ。
 
 アナログ男だから仕方ないわね。
 未だにデジタル写真は将来消滅すると信じているの。

 だから、デジカメで撮っても律儀にお店プリントしているのよ。
 バックアップのCD-Rも三枚も焼いているらしいの。
 それも何かあったらいけないと言うんで、全部メーカーを変えてよ。

 それって、デジカメを使う意味ないじゃん。
 心配性というか、頭が固いというか、やっぱり頭がアナログなんでしょうよ、きっと。

 変なこと心配してあげてたら寒くなって来ちゃった。
 今日はあきらめて帰りましょう。 


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