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ためしてガッテン「心臓が突然、止まる!200万人に潜む異常音」

 今日は日曜日。快晴の中、実家で町内会の清掃に駆り出されました。久々に母校である南浦和中学校のまわりも清掃してきました。近所のおじさん達と会うのも久しぶり。

 一汗かいて、
実家から豊洲へ戻りました。その途中のクルマで音声を聞いていた「ためしてガッテン」の再放送で気になるテーマが。

 

  「心臓が突然、止まる!200万人に潜む異常音」

  ただごとではありません。どうやら心拡大や心肥大の話し。

肥大型心筋症や拡張型心筋症でしょうか。 

拡張型だとバチスタ手術や心臓移植が有名ですが、さすがに200万人に潜む病気ではありません。



心臓が大きくなっていなくても手術を勧められた方の話し、心臓の役割の説明。ためしてガッテンはいつもそうですが、わかりやすく丁寧に説明しますね。時に誇張がありますが、専門家と一般の方の間でどこに折り合いを付けるかはいつでも難しいものです。たくさんある情報番組(自称も含め)の中では、比較的まともな番組だと思います。

 
 さてこの番組、大体結末が分かってきてもいつも最後が気になります。改めて自宅に戻って続きをテレビで見ると、、。
 

 やはり問題となっていたのは心臓弁膜症でした。


 心臓弁膜症は心臓の弁が悪くなって心臓に負担がかかる病気ですが、なかでも大動脈弁狭窄症
(AS)僧帽弁閉鎖不全症(MR)が有名です。

 番組では原因として

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • メタボリックシンドローム
  • 喫煙
  • 男性
などが紹介され、更に血液透析を受けている方を補足し、最後に「高齢」を強調していました。

 確かにこうしたものが原因であれば200万人もうなずけます。実際、精密検査である心臓のエコー検査でもASやMRの軽いものは多くの方に見つかります。(しかし200万人すべてが重症な状態に進むわけではないことは強調しておかなくてはいけなかったのでは?)
 

 しかし診断は精密検査である心エコー検査の前にまずは聴診ですね。これなら通常の内科の診療所でできます。

 番組で紹介されていた雑音は、駆出性雑音という類のものですが、これは貧血・妊娠・高齢などでも聞こえることがありますので、すべてが異常ではありません。しかし、まず簡単にできる聴診でふるい分けをしてから専門機関でしらべるのがいいでしょう。



 高血圧や糖尿病、コレステロールなどを言われている方は、その治療だけでなく、数ヶ月に1度、聴診をしてもらうといいでしょう。また、検診程度の頻度でよいので、レントゲンや心電図もしたらよいでしょう。

 

 僕自身としては、風邪の方の聴診でも必ず最初に心臓の音を聞くようにしています。ご本人の訴えとは関係なくても、大きな病気がないかの確認です。また、毎回正常の心臓の音を聞くことは僕の技術を維持する為にも重要です。

 ちなみにこれまでに当院で風邪などで聴診された方で、心臓について何も言われなかった方は、弁膜症を強く疑う音は聞こえていませんのでご心配なく。
 

 ただ一つだけご注意。
 女性の方でがっちりと下着を着けている方がおられますが、正直言ってあまり心臓の音は聞こえません。風邪で来られている方の場合は、お手間をかけさせるのも気が引けますので、背中からの呼吸音で診断しています。これだけはご承知下さい。



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