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胃炎のピロリ菌治療が保険でできるようになりました。

 ピロリ菌治療の保険適用が拡大されて、胃炎も対象になりました()。

 ピロリ菌の正式な名前はヘリコバクター・ピロリと言い胃潰瘍の原因として発見されました。その成果でオーストラリアのマーシャル博士とウォレン博士は2005年にノーベル賞を受賞しています。
IMG_1709 日本ではそれに先立ち、2000年からピロリ菌の検査・治療が保険適用されています。当時は胃潰瘍・十二指腸潰瘍のみが対象でした。

 その後、胃MALTリンパ腫特発性血小板減少性紫斑病(ITP)早期胃がんESD後と保険適用は拡大されましたが、多くの日本人がピロリ菌に感染しておりそれが胃がんの原因だと考えられているにも関わらず、胃炎は保険適用されていませんでした

 詳細な検証作業と学問的な研究の積み重ねによって、今回晴れて胃炎の患者さんでもピロリ菌の検査・治療ができるようになりました。日本人の胃がんを大きく減らす分岐点となるでしょう。
 
 ただし、胃炎は内視鏡検査による診断が必要です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の診断はバリウム検査(胃透視検査)でもよかったので、少し厳しくなりました。ご注意下さい。
(胃カメラもバリウム検査もしたことがない人は、保険での検査や治療はできません)
 なおピロリ菌の検査はいくつもの種類があります。検査の詳細はかかりつけの消化器内科でご相談下さい。あるいはネットで検索してみて下さい(手抜き(^^;))。代わりに、あまりネットでは書かれてない費用について、ざっくりとした金額を示しておきます(3割負担で初診料込み)
 
内視鏡で行う方法
  迅速ウレアーゼテスト(約6000円)
  鏡検法(病理検査) (約9000円)
  培養検査(約7000円)

内視鏡を使わない方法
  尿素呼気試験(約3000円)
  抗体検査(血清抗体)(約2000円)
  便中抗原テスト(約2000円)

※写真にはそれぞれの検査で用いるものが写っています。当院では全て対応可能です。 


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