2008年04月02日
SIGNIS JAPAN カトリック映画賞 受賞
シグニス・ジャパン(日本カトリックメディア協議会)が主催する
<第32回カトリック映画賞>に映画「ひめゆり」が選ばれました。
「推薦の理由」
戦争を知らない世代が、国民の大半を占める時代が来ている。そして人びとは平和な時代を享受している。
だが、ひめゆり学徒生存者が語りかける証言は、同時代に生きる私たち全員が肝に銘じておく必要がある。生存した証言者は重い十字架と共に生ている。自分だけ助かってしまったという悔恨と残された者の役割を果たそうとしている姿に、私たちは圧倒される。静かだが緊迫のある映像の力。
「忘れたいこと」を映画で正視すること自体も辛い。だが、信仰をもつ者として敢えてこの映画と若いスタッフの熱意に最高点を投じて、称賛と感謝を贈ることにした。(日本映画学校副校長・千葉茂樹)
シグニスジャパン顧問司教 幸田和生
「カトリック映画賞『ひめゆり』受賞式&上映会によせて」
わたしは1年ほど前に、この『ひめゆり』という映画を、映画館で
見ました。
この映画は、生存者たちの語りを丹念に集めて、できあがって
います。
戦後、第三者たちによって、勝手な意味づけがされてきた
ひめゆり学徒隊の体験が、生存者自身の口から語られるのです。
その圧倒的な重みを感じさせられました。
「サバイバー・ミッション」という言葉があります。
「生き残った者の使命」という意味ですが、
「サバイバーだからこそ、特別な使命がある」という
ニュアンスが込められた言葉です。
ひめゆりの生存者の方々が「サバイバー・ミッション」を
果たそうとする姿に深い感銘を受けました。
これを見終わった人にも新しいミッション(派遣・使命)が
与えられると思います。
わたしたち1人1人がそのミッションをしっかりと受け取る
ことができますようにと祈ります。
決して忘れてはならない記憶を、このような形にしてくださって
ほんとうにありがとうございました。
日本カトリック映画賞
日本カトリックメディア協議会(シグニス・ジャパン)は放送・映画・各視聴覚メディアなど情報伝達に携わる人々によるカトリックの協議会です。その活動の一環として、毎年、1作品、会の趣旨に沿った選考で授与するのが「日本カトリック映画賞」です。
シグニス・ジャパン(日本カトリックメディア協議会)
http://signis-japan.org/main/
<第32回カトリック映画賞>に映画「ひめゆり」が選ばれました。
「推薦の理由」
戦争を知らない世代が、国民の大半を占める時代が来ている。そして人びとは平和な時代を享受している。
だが、ひめゆり学徒生存者が語りかける証言は、同時代に生きる私たち全員が肝に銘じておく必要がある。生存した証言者は重い十字架と共に生ている。自分だけ助かってしまったという悔恨と残された者の役割を果たそうとしている姿に、私たちは圧倒される。静かだが緊迫のある映像の力。
「忘れたいこと」を映画で正視すること自体も辛い。だが、信仰をもつ者として敢えてこの映画と若いスタッフの熱意に最高点を投じて、称賛と感謝を贈ることにした。(日本映画学校副校長・千葉茂樹)
シグニスジャパン顧問司教 幸田和生
「カトリック映画賞『ひめゆり』受賞式&上映会によせて」
わたしは1年ほど前に、この『ひめゆり』という映画を、映画館で
見ました。
この映画は、生存者たちの語りを丹念に集めて、できあがって
います。
戦後、第三者たちによって、勝手な意味づけがされてきた
ひめゆり学徒隊の体験が、生存者自身の口から語られるのです。
その圧倒的な重みを感じさせられました。
「サバイバー・ミッション」という言葉があります。
「生き残った者の使命」という意味ですが、
「サバイバーだからこそ、特別な使命がある」という
ニュアンスが込められた言葉です。
ひめゆりの生存者の方々が「サバイバー・ミッション」を
果たそうとする姿に深い感銘を受けました。
これを見終わった人にも新しいミッション(派遣・使命)が
与えられると思います。
わたしたち1人1人がそのミッションをしっかりと受け取る
ことができますようにと祈ります。
決して忘れてはならない記憶を、このような形にしてくださって
ほんとうにありがとうございました。
日本カトリック映画賞
日本カトリックメディア協議会(シグニス・ジャパン)は放送・映画・各視聴覚メディアなど情報伝達に携わる人々によるカトリックの協議会です。その活動の一環として、毎年、1作品、会の趣旨に沿った選考で授与するのが「日本カトリック映画賞」です。
シグニス・ジャパン(日本カトリックメディア協議会)
http://signis-japan.org/main/
2008年03月30日
映画「ひめゆり」 第22回高崎映画祭 特別賞受賞
第22回高崎映画祭特別賞に
映画「ひめゆり」が選ばれました。
【授賞理由】
長い年月をかけて丁寧に撮られ編集されたこの作品には、
それだけに戦争の痛ましさと命の重みが紡がれ、
人間が忘れてはならない事が詰め込まれている。
映像力で説き伏せるのではなく、人が人へ伝える作業を
映像が手助けした逸品とも言えるだろう。
ドキュメンタリー作品としての構成力と伝導力に優れた名作
でもある。
*高崎映画祭は1987年よりコミュニティシネマ設立を志向する
市民グループが母体となり開始され毎年3月下旬〜4月上旬に
映画祭が開催されています。
高崎映画祭
高崎映画祭オータムレイト上映会の様子は、こちらから。
http://www.himeyuri.info/image/blog/takasaki_autumn.jpg

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映画「ひめゆり」が選ばれました。
【授賞理由】
長い年月をかけて丁寧に撮られ編集されたこの作品には、
それだけに戦争の痛ましさと命の重みが紡がれ、
人間が忘れてはならない事が詰め込まれている。
映像力で説き伏せるのではなく、人が人へ伝える作業を
映像が手助けした逸品とも言えるだろう。
ドキュメンタリー作品としての構成力と伝導力に優れた名作
でもある。
*高崎映画祭は1987年よりコミュニティシネマ設立を志向する
市民グループが母体となり開始され毎年3月下旬〜4月上旬に
映画祭が開催されています。
高崎映画祭
高崎映画祭オータムレイト上映会の様子は、こちらから。
http://www.himeyuri.info/image/blog/takasaki_autumn.jpg

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2008年02月20日
2008年02月12日
映画「ひめゆり」 日本映画復興会議 奨励賞受賞
第25回(2007年度)日本映画復興会議 奨励賞に
映画「ひめゆり」が選ばれました。
【授賞理由】
貴方は戦争末期の沖縄戦におけるひめゆり女子学徒たちの悲劇を
長年にわたって取材 長編記録映画『ひめゆり』を完成
生存者の強烈で胸を打つ証言によって 戦争の悲惨を的確に
印象づけました その功績を讃え 今後一層のご健闘を期待して
頭記の賞を贈ります
*日本映画復興会議は1961年に設立されました。
日本の独立プロダクション支援に力を注いて来ました。
初代代表は映画『ひめゆりの塔』(1953年、津島恵子・香川京子主演)の
演出をした今井正監督です。
映画を支えて下さった皆様に御礼申し上げます。
映画「ひめゆり」が選ばれました。
【授賞理由】
貴方は戦争末期の沖縄戦におけるひめゆり女子学徒たちの悲劇を
長年にわたって取材 長編記録映画『ひめゆり』を完成
生存者の強烈で胸を打つ証言によって 戦争の悲惨を的確に
印象づけました その功績を讃え 今後一層のご健闘を期待して
頭記の賞を贈ります
*日本映画復興会議は1961年に設立されました。
日本の独立プロダクション支援に力を注いて来ました。
初代代表は映画『ひめゆりの塔』(1953年、津島恵子・香川京子主演)の
演出をした今井正監督です。
映画を支えて下さった皆様に御礼申し上げます。
2008年02月06日
2007年度キネマ旬報ベスト・テン第1位表彰式報告
2007年度キネマ旬報ベスト・テン第1位表彰式が2月5日、東京・有楽町朝日ホールで開かれました。文化映画ベスト・テン第1位を「ひめゆり」が受賞しました。表彰式の様子を皆様に報告します。キネマ旬報ベスト・テンは1924年度(大正13年)に始まり、アメリカのアカデミー賞よりも1回多く開催、今回81回目を迎えました。映画界の実勢を反映する中立的な映画賞と評価されています。各審査員の与えた選評や点数は、2月5日発売キネマ旬報の誌面で公開されています。
柴田昌平監督は受賞式で...
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柴田昌平監督は受賞式で...
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2008年01月15日
2007年10月01日
2007年08月10日
JCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞 受賞
『ひめゆり』が【2007年】第50回JCJ特別賞を受賞しました。
映画のJCJ賞受賞は、
・2005年大賞:ドキュメンタリー映画『リトルバーズ/戦火のバグダッドから』(監督・綿井健陽)
・2005年新人賞:ドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』(監督・海南友子)
・2006年特別賞:ドキュメンタリー映画『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』(監督・熊谷博子)
に次ぐもので、ドキュメンタリー映画の社会的役割の重要性が高まっていることを示していると思います。
なお、2007年のJCJ賞受賞一覧は以下の通りです。
▼〈JCJ大賞〉〈新聞長期企画と写真集〉『水俣病50年』熊本日日新聞
▼〈JCJ賞〉〈新聞長期企画〉『挑まれる沖縄戦/「集団自決」問題キャンペーン』沖縄タイムス
▼〈JCJ賞〉書籍『「改憲」の系譜/9条と日米同盟の現場』(新潮社) 共同通信社
▼〈JCJ賞〉『生きさせろ!/難民化する若者たち』(太田出版)雨宮処凜
▼〈JCJ特別賞〉〈ドキュメンタリー映画〉『ひめゆり』(製作プロダクション・エイシア)監督・柴田昌平、共同製作 財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり同窓会
▼〈黒田清JCJ新人賞〉『コバウおじさんを知っていますか/新聞マンガにみる韓国現代史』チョンインキョン(鄭仁敬)(草の根出版会
映画のJCJ賞受賞は、
・2005年大賞:ドキュメンタリー映画『リトルバーズ/戦火のバグダッドから』(監督・綿井健陽)
・2005年新人賞:ドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』(監督・海南友子)
・2006年特別賞:ドキュメンタリー映画『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』(監督・熊谷博子)
に次ぐもので、ドキュメンタリー映画の社会的役割の重要性が高まっていることを示していると思います。
なお、2007年のJCJ賞受賞一覧は以下の通りです。
▼〈JCJ大賞〉〈新聞長期企画と写真集〉『水俣病50年』熊本日日新聞
▼〈JCJ賞〉〈新聞長期企画〉『挑まれる沖縄戦/「集団自決」問題キャンペーン』沖縄タイムス
▼〈JCJ賞〉書籍『「改憲」の系譜/9条と日米同盟の現場』(新潮社) 共同通信社
▼〈JCJ賞〉『生きさせろ!/難民化する若者たち』(太田出版)雨宮処凜
▼〈JCJ特別賞〉〈ドキュメンタリー映画〉『ひめゆり』(製作プロダクション・エイシア)監督・柴田昌平、共同製作 財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり同窓会
▼〈黒田清JCJ新人賞〉『コバウおじさんを知っていますか/新聞マンガにみる韓国現代史』チョンインキョン(鄭仁敬)(草の根出版会