私の未来に対する楽観的な態度と、現在に対する享楽的な態度。直近の未来について考えて努力している彼にとっては目障りとも言える。未来のことを考えるのが苦手。頑張ることができない気力がない。本当は気力なんぞいらなくて、いかに難しく考えずにやれることをやっていくか、簡単に繰り返せるかを工夫するしかなくて、そこから逃げているだけ。未来のことなんて最近は一切考えない。就職することが目標で目的で、そこに到達してからは次の目標が見つかってない。日常をすべてポエムに変えてしまう恐ろしい恋愛や、自分をすり減らす社会活動をせずに済んでいるここ1年。燃え尽き症候群のように感じていたときもあったが、今はそういうマイナスの感情はない。だからといってプラスでもない。やりたいこと、なりたい姿はすでに消滅して、あこがれが体の中から抜き取られたのか。穏やかな気持ちで生きていけることが一番で、これからなりたい心の段階はなんだ。




大衆と、一瞬で過ぎ去る流行(バズ)に対するバカでかい嫌悪はずっとずっと昔から持っていて、それらを見ないようにする生き方は私にとっては正解だ。これからもそっちを見ないようにして生きていきたい。自分の必要なものだけを取捨選択していく基準となる厭世観。知りたいことはたくさんあるな。簡単に価値を産むことができる社会だけど、なにに価値を感じるかを自分ですべて決めたい。




ビール片手に終わらないおしゃべりをたまたま会った街の人たちとするのが好きで、その好きなことさえ嫌いになる必要はないよ。一番好きなことかもしれない。自分を慰める。




未来の話、した方がいいのだろうか。私は一年後が想像できない。なりたい鮮やかな像がない。出会いが足りていない。