一昔前までは、韓国=焼肉というと骨付きカルビを連想する人が多かったのではないか。もちろん今でも牛肉の骨付きカルビは健在である。しかし、6~7年前の韓流ブームで韓国情報の供給が飛躍的に増えると、焼肉に限らず、韓国料理全体に関する知識が日本中に広まった。例えば春川の地方料理に過ぎなかったダッカルビ(「タクカルビ」の方が発音に近いと思うが)が「冬のソナタ」を春川でロケしたことによって、一気にメジャーなものになったことである。

そして韓国の焼肉というものも、実は一般的には豚肉がメジャーであるということも少しは知れ渡るようになった。その代表的な食べ方がこの記事に出てくる「ブタの三枚肉(サムギョプサル)」である。ブログ主も(残念ながら韓国本土ではなく)新大久保の韓国料理店でサムギョプサルをいただいたことがある。分厚い豚肉が出てきて、どうするのだろうと思っていたら、焼き具合を見計らって店員さんがハサミを持って出てきた。そのハサミで一口で食べるのに都合がいいように切ったのである。韓国料理はよくハサミを使って食材を切るということは頭の中では承知していたが、いざ現実に目の当たりにするとビックリするものである。

とまぁ、実は韓国人にとって豚肉は切っても切れない関係にあるところで、2年連続で発生した口蹄(こうてい)疫の影響が上記記事に書かれている。それにしても関税を一時的に撤廃するなどという思い切った対策ができるのが韓国であろう。私が社会人時代に主に通関業をしていた(通関課に所属していた)関係で、物品の輸出入に関しては多少知識があり、このようなことは日本では絶対にできないであろうと確信を持って言える。いくら事情が事情でも現場(各社の通関課など)が混乱するので、業者からの陳情などで思い切った対策は骨抜きにされることは明白である。

最も、思い切った対策を取れるのが韓国ならば、2年連続で口蹄(こうてい)疫を発生させてしまうのも韓国である。最近は話を聞かないが、20~30年くらい前まではA型肝炎が横行しており、今でもその記憶が残っている人たちは定期的に虫下しを飲むという。W杯Korea&Japanでかなりトイレ事情を始めとした衛生事情などもよくなってきたそうだが、過剰衛生がデフォの日本から見ると、どうも衛生観念が甘いような印象を受けることは否めない。韓国が本当に「一流先進国」になりたいならば、そういうツメの部分も大事にして欲しいものである。