
最後のお客様を見送り、片付けを始めます。
でもいつもと違うのは閉店のための後片付け。
虚しいの一言に尽きます。
備品たちの行き先は、藤棚商店街の今井かまぼこさんと、私の保土ヶ谷区の実家。
今井さん宅の地下の倉庫や裏口付近に夜中に荷物を運び込みます。
その節は今井家の皆様には大変お世話になりました。
そして実家には確か5往復位したかも。
あんな小さな店なのに荷物はたっくさんあるんです。
そして全ての荷物を運び終え、作業が終わったのは朝の5時位だったと思います。
スタッフは皆、私の帰りを待っていてくれました。
常連のマキちゃん、芳澤さんも最後まで付き合ってくれて。
で、最後の最後、人も荷物も全て空になり看板だけが残っている状態です。
この看板も大ど根性に連れてくれば良かったかも…。
今さら後悔しています。
そして、この時にはもう疲労感がいっぱいで、とりあえず横になりたかったです。
一晩中、片付けをしてくれたスタッフにお疲れ様を言い、最後は私一人になりました。
この時点ではもう悔しさとか無念さは不思議となく、ここで起こった物語をゆっくり思い出し
小さなお店の中をグルリと見渡し、「横濱うたげや ど根性ホルモン」にありがとうを伝え店を後にしました。
それから3カ月後、なかなか物件が見つからずかなり焦りましたが何とか、現在の北幸の大ど根性ホルモンをオープンしたのです。
という事で今回を持ちましてブログを最終話とさせていただきます。
つたない私のブログにずっとお付き合いいただき本当にありがとうございました。
クラウドファンディングで新しいチャレンジをしたり、ど根性キッチンをオープンさせたりとバタバタの中、改めて自分を見つめ直す意味でこのブログを書き続けてきました。
改めて思い返してみても、やはり場面ごとにたくさんの方々に支えられているのを実感します。
次はまた10年位して色々な経験を積んだらブログを再開しようかな。
どうもありがとうございました!