いりくち。

夜は めっきり冷え 身を縮める よう
な家々の隙間に 唐突に音もなく
口を開けた 地下道の入り口。

生活空間と地下道 という異質の隣接
に覚えた 妙な感じを振り払い進む と
月夜に射出されそうなスロープが 伸びる。

でくち。