くろ。

少し 煤けたような雰囲気 纏う町の
猫たちは まるで町の一部で そこから
ニョキと 生えてきたよう な出で立ち。

異物たる僕を 一瞥した後 死角に入る
と 速やかに地面に 壁に トプンと消えて
しまっているのではと 思われる。

まち。