やけ。

どんちゃん騒ぎ のようだった天候は

日没とともに一転 急激に静まり 返り

微かに 人々の生活音が聞こえる ほど。


日中の暑さ のせいで 視神経がやられたか という

赤く染まった景色の中 ヒグラシの声が響き渡り 気圧の

乱高下の隙に 平行世界に紛れ込んだか の不安感。


もえ。