( ゚毒゚)< しんどい。

つらい

カテゴリ: 猫



よる。

明暗の境目に いつもいる猫は かつてウナギが

泥から発生する と考えられて いたよう

に 光と影が アレして生まれるのだ と。


信じられて いたなんてことは ないだろう

な と迷走した思考回路を 正常に戻す

夜の ヒリつく空気の冷え具合よ。


ぎやる。




つや。

矮小な者へ向ける 慈愛に満ちた眼差し

みたいな視線を僕に 投げてくる猫。

日差しに溶けそうな 艶やかさ を纏い。


わりと 間抜けっぽい場所 に居ながら

そんな雰囲気 を醸し出せる猫に 生命

として の格の違い を見せつけられる。


せな。




はこ。

車の下は エンジンの余熱で暖かい
のか 少し離れた隙に 居座る猫は
近づけど こちらに気付かぬ ふり。

ちょっとすみませんどいてください と
お願いすると 車の下から出ては
くれたものの 納得いって いない様子。

うらみ。




たつ。、

記録的に早い梅雨明け という妙に 期待
もたせるスタートを切った夏も 後半に
差し掛かる前から 天候はグズグズと崩れ。

ピシャリ と極った夏 というのを捉えきれぬ
まま 終焉を迎えること になりそう
で やんなっちゃってたところ に猫。

みる。




さび。

おそらく定位置 に陣取る猫たち と
ただ 視線のみを交わして 街を歩き回る。
何度か通りがかると またおまえか、と。

僕のことを識別 していそうな うっすら
とした縁 みたいなものを感じ 少し嬉しく
猫の目にのみ 映る存在に なりたい。


きじ。




こちらみ。

影に紛れる 漆黒の体毛と 風景に
対して 小さな体格 にも関わらず
やけにハッ と目につく その姿は。

いやもしかしたら 気付いて いるのは
ごく一部 に過ぎず 常に身の回り に
潜んでいるのかも と思わす。

よこぎり。




くろ。

少し 煤けたような雰囲気 纏う町の
猫たちは まるで町の一部で そこから
ニョキと 生えてきたよう な出で立ち。

異物たる僕を 一瞥した後 死角に入る
と 速やかに地面に 壁に トプンと消えて
しまっているのではと 思われる。

まち。


このページのトップヘ