( ゚毒゚)< しんどい。

つらい

カテゴリ: 路地



うえ。

かつて 港町に渦巻いていた うねる

よう な活気によって 高台に打ち上げ

られ 流線形に細く整えられた 宅地。


今現在 波が引いたように長閑な空気 に

満たされているが いつかまた 次の

活気の波が 町に打ち寄せて ほしい。


さき。




うご。

進行する季節 の隆盛に合わせて
路地に 指す日は切れ味を増し 太陽
の 直射は狙撃されたよう な威力。

そのまま そこに斃れ 路地の藻屑と化して
しまいたい が 流石に大変 迷惑になる
ので 思い留まり 何とか生きている。

くれ。




すきま。

切り出された石 が運ばれ 再度積み上がり
形を成し 分解と再構築 破壊と再生 にも
似た動き で支えられる暮らしの形。

執着を感じるような石も 町が次に形を
変える際には きっと姿を消して しまう
だろうと儚さ さえ勝手に 感じてしまう。

わきみち。





たにく。

この後 来る景色の拡がり を より

強調する形に 手前で ぎゅっと絞る

ような 路地に架かる 橋状構造物。


この節目的な構造を 年越し に重ねて

しまうが 今のところ あんな遠くに行き

つける兆候も 世界が広がる予感も ない。


ななめ。




わたし。

闇側から 明かりを窺えば 先ほどまで朧気
に 感じられた光が随分 頼もしく。しっかり
と 縋りがい のある確かさ を覚える。

橋を渡り戻り 明暗を行ったり来たり 居場処を
見失いそうでも 安心感が しかし急に パチン
と消灯されないか と不安も少し よぎる。

そびえ。






さか。

あまりに静か な夜の町の隙間。自分の

足音だけ 聞いている と背後に暗闇が

纏わりついて くるような感覚が 芽生え。


たまに 漏れてくる生活の灯かりや テレビの

音が その錯覚を振り払って くれるような

安心感を 余所者の僕にも 与えてくれる。


だん。




ながれ。

生活が集まりだし それぞれの生活空間

の 隙間が通路となって 土地の境界

が はっきりすること で明確化され。


さらにコンクリート化され 物質的な確かさをもった

それ のみを抽出すると 結構なコンクリート構造物が

そこかしこ に埋蔵されているよう で好い。


つづき。


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