( ゚毒゚)< しんどい。

つらい

カテゴリ: 生物



まなざし。

鋭い はずの西日の勢い を散らす

大気中の湿度と 拡散された光 が

辺りを ゆるくぬるい雰囲気に包み。


心地良い ようで むず痒いような感覚

は きっとカエルには ちょうどいいんだろう

と その表情から わかる気がする。


ひざし。




みえ。

神社参道階段、木陰の手摺りは
ひんやり としているのか小蛙 複数
貼り付いては 思い思いに過ごすようで。

カエルスケールに意識を寄せると たまに
見せる歌舞伎めいた動き や背景美術を
思わす 狛犬に 手摺り上は舞台のよう。

ふし。




あらわる。

あまりの厳暑に避難した 神社境内の日陰
でさえ クソ暑く 意識が遅延するせい
か 空気はトロみ がかったよう で。

そんな中 境内の端 涼しげな手水舎の
水面で 小さな蛙が満喫する 冷水の
表面張力が 心地良さそうで 妬ましい。

したたる。




めちから。

気温と湿度が 狂ったほど上がり 脈動せん
ばかり の空気から直に エネルギーを供給
されて いるのか というほど元気な蛙たち。

その目には オタマ時代から 勝ち抜いてきた
能動的に生きてきたモノ の光が宿り きっと
ただ死んでいないだけ の僕を 見下している。

めひかり。




しろ。

どちらを向いても花が 咲いていて 一輪も視界
に 捉えないよう にするには 天を仰ぐ ほか
なく そこにも桜吹雪が乱入 してくる始末。

草むらの中 にも小さな花が そこかしこ に点在
していて きっと蛙の広い視界 には見飽きる
ほど 映ったのだろう という興味 無げな顔。

あお。




いち。

クッソ寒くて もうやんなっちゃうくらい
の気候に その モフモフとした 羽毛
ひとつ で立ち向かう 雀たちの姿は。

健気に逞しく生きる様が 見る者に心強さ
と なごみを与え さらに 寒さ忘れ
観察する者には 風邪を与えるトラップ。

むれ。




こうし。

格子状に並ぶ 木々の向こう に
照らされる紅葉は 檻に閉じ込め
られた 伝説の巨大生物 の趣き。


当然 捕らえられよう筈もない それが
するりと抜けるように なんの抵抗も
なく 時間が溶けてゆく のが怖い。


さかい。


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