たちきり。 2025年02月28日 歩道と水路が 仲良く並び くぐる高架はちょっとした特別感 を帯び なんだか今日は いいことが起きそう みたいな。柔らかな空気 に包まれてゆく中 急に鳴る列車の騒音に 現実世界から断ち切られ元の場所に 戻れなくなるような 不安感。 タグ :#水路#写真
よいあな。 2025年02月22日 被捕食者であった頃 遺伝子に刻まれた感覚かもしれない 少し暗くて狭い屋根のある空間で得られる 安心感。しかも水の心配も しなくてよい 長期滞在すら可能な好環境を ただ通り過ぎるだけ とは随分 繫栄したものだ 人類。 タグ :#水路#写真
みちから。 2024年06月16日 流量の増えた水路の 勢いが原動力に なるのか 力強く景色が変わりモリモリと緑は茂り 雲が膨れ上がり。エネルギーが満ちて いく変化の傍 には常に水があって 大気中にまで 滲み出した それを肺から摂取して 生きる糧にしている。 タグ :#水路#写真#雲
きよくぶ。 2023年05月10日 家々の隙間を流れる水の流れ は 町の形を決め、その形に守られ ながら町の成立から 同じ曲線を維持して。町の外を流れる河川よりも もしかしたら 正確に同じ場所に 流れ続けて いるのかも しれない。 タグ :#水路#写真
みなみち。 2021年10月15日 有史以前から 流れてたか知らんけれど古くから 流れてきた水の筋には いつしか 人の生活 寄り添い。その ゆるい流れと同じくらい ゆるく絡みつく 人間の生活路との関係性がずっと 続くといいな と辿りながら思う。 タグ :#水路#写真
とろみず。 2020年07月31日 このクソ梅雨の所為で 大地にそして空気には膨大な水分が 蓄えられて そこに差し込む日差しは 太陽神の御手 の如く。残りの夏の間 幾度も失敗 繰り返しながらも職人さながらに 完璧な入道雲 目指しいい感じの雲 練り上げてくれる に違いない。 タグ :#水路#写真
すいろじ。 2020年04月02日 町の端っこ に流れる水路は 歩道を携えて、その細長く 古そうな空間は風も吹き込まず ひどく穏やか で。波も立てず流れる水 は時間の進み感じさせず ゆっくりとした雲の動きに かろうじて 意識を 取り戻す。 タグ :#水路#写真