( ゚毒゚)< しんどい。

つらい

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よる。

明暗の境目に いつもいる猫は かつてウナギが

泥から発生する と考えられて いたよう

に 光と影が アレして生まれるのだ と。


信じられて いたなんてことは ないだろう

な と迷走した思考回路を 正常に戻す

夜の ヒリつく空気の冷え具合よ。


ぎやる。




はざま。

夜道にて 久しぶりに蚊に 纏わりつかれ
ながら 今年は全然 蚊に刺されて ない
ような気が したけれど それは。

そういうアグレッシヴィティ要求されるトコロ に
出掛けられて いないからか と なんか
落ち込んだし 蚊には一夏分くらい刺された。

あな。


たたき。


暗がりの中 降りしきる雨は ワケわからなく
なるほどに 強さ増して 全方位から
打ちつける音が 聞こえ 方向感覚狂わし。

自分自身が発した音が 悉く掻き消され
意識が紛れ 曖昧になってきたところ で
濡れ靴のグァボグァボいう音に 引き戻され。


ともし。


あめ。


こんなに しっかりと降った のは いつ
以来かしら という雨で お足元の悪い中
でも 町のちょっと特殊な構造 のせいで。


つい 奥まで足を踏み入れ させられ その
建物にゲート状に空いた穴 を抜ける度
その先その先 と足が止まらない。


かさ。


ぬれてる。



( ゚毒゚)< 古く から営々と 続いて きた      
町は 様々な年代のオブジェクト
が 各所に設置 されていて。



( ゚毒゚)< そういった物々 に目 引かれ ながら歩く と   
現代から現実から 足 踏み外しそう
と いうか 踏み外し迷い込みたい。


みてる。

かさ。



( ゚毒゚)< したたる ほど町の 隅々まで        
  行き渡った雨 に 夜闇の黒色が
     溶け込んで 夜道はメタリック な風景。



( ゚毒゚)< 金属質な視界 も相まって 沁みるよう     
に 寒く どうやら雨に紛れ 夏半球
   から 冬半球へ切り換わった 模様。



さし。

だん。



( ゚毒゚)< 路地の町は 寒暖 入り混じり       
それぞれ 全く別の世界へ と
   繋がっていそうな 道が交錯し。



( ゚毒゚)< 複雑に 入り組むほど 奥へと入り込む       
ほど 日常から隔絶した隠れ空間 の様
    では あるけれど これもまた 誰かの日常。



かん。

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