4月8日放送開始ということで、早速「キラッとプリ☆チャン」観ました。
数々の感動と笑いを届けてくれたプリパラが終わってしまった寂寥の中での放送。メインスタッフも一新しどんな話になるのかと期待半分不安半分で観てみました。

で、視聴後の感想を一言で述べるなら、
普通オブ普通。


基本的にはプリパラと同じことをしよう(ただしユーチューバーという設定で)。という明快なコンセプト。
キャラクターの個性を全面にプッシュしてその子を好きになってもらうというアイドルアニメの1話目としては実に王道な話。実に普通。実に王道。その一言に尽きます。
時代劇みたいにテンプレ通りの話が好きな人には好まれる話なんじゃないでしょうか。

ただですね、このプリチャンは没入度合いがちょっと弱いんですよ。
目の前のトラブルに立ち向かわなきゃいけない!アイドルデビューしなきゃいけない!っていう感情にあまりさせてくれない。

話に矛盾があるとか設定が分かりづらいとかそういう話ではないんです。
主人公と視聴者の感情がシンクロするくらい没入させてくれてれば話に矛盾があってもガバガバな設定でも全然構わないんですけど、そもそも没入させてくれるほどの種を蒔いてくれていない。
「赤髪の子のサインが欲しくてたまらない!」とか「泣いてる子を見るのが嫌で嫌で仕方ない!」とか常に言っててくれれば分かりやすいんですが、それほどの主張がこの主人公には無かった。

やはり主人公は一般人的感覚を有していながらも常に何かしら強い願望を抱いていないといけないと思うんですよ。

プリパラの第1シーズンの1話目なんかは「怖い先生」とか「親のお手伝い」とか「大人になることへの憧れ」みたいに、子供の目線の中で話が展開されていってました。
そうやって視聴者に寄り添った上でらぁらちゃんの「みれぃにバッグを届けたい」「みれぃのライブの手伝いをしたい」という「願い」が発生してましたけど、
プリチャンは完全に大人目線の世界観の中で「ユーチューバーには夢がある」という紹介だけを淡々としてる状況なんですよね。
視聴者の目線に立つという基本の部分が弱いのかなと、そういう感想なわけです。


まあ、プリチャンもホント、決して悪い話ではないと思うんですけどね。普通に女児たちからは受け入れられると思うし人気も出ると思う。
けどプリパラを観てた大きいお友達はもっとこう、狂気的な刺激を求めてたと思うんですよね。
頭のおかしいマスコットに語尾でプリプリプリプリ連呼する変装女子に改造クリーナー持って暴れ回る校長先生とか。
そういう需要を無視してこういった平凡なアニメに仕上げたということは、大きいお友達を多少切り捨ててでも女児向けに舵を切りたいという、そういう意思表示なんでしょうね。
残念といえば残念ですが、そもそも女児向けアニメに期待しているものの質が違ったのかもしれませんね。

(とはいえあくまでこれは1話目だけの感想に過ぎないので数週間後には手のひらクルーしてる可能性も大いにありえますしそうなってくれることを期待してます。)