先日知人から勧められてプリパラを見始めてみたところ、想定外の面白さで割りとズッポリハマってしまった次第で御座いまして。
今日もなのセントポチポチしながらレンタルした過去放送分を観ていたわけであります。


で、観ているとハイセンスなギャグがあったりクレイジーなキャラがいっぱい出てきたりと、作品づくりの勉強になると感じた部分が多々ありまして、これは感想を書かねば勿体なかろうと筆を取ったわけであります。
プリパラA(2)
前から観ていた方々にとっては今更な感想ばかりかもしれませんし、突っ込みどころもあるかもしれませんが、穏やかな気持ちで読んで頂ければ。
※一応注意として、私自身このアニメは極力下衆な目線で観るようにしているので、ハートフルな物語として楽しんでいる方にはあまり賛同できないような意見が多々含まれます。
そこら辺ご理解頂いた上でお読み下さい。



当初はあくまで女児向けアニメだし、純粋なオタク向けアニメほど媚びた表現はないであろうと舐め切っていたわけなんですがね。
蓋を開けてみれば想像以上に大人も楽しめてブヒれるアニメで衝撃を受けまして。
プリパラA(36)
しかも単にキャラが可愛い、ギャグが面白いというのではなく、アイドルの「本質」みたいなものを感じさせてくれるんですよ。


ほら、千と千尋の神隠しが実はソープランドの話だってエピソードは有名じゃないですか。
あまり深く考えずに観ると映像表現が凄いだけのファンタジーですが、冷静な気持ちになってカオナシや河の神みたいなお客を人間のおっさんに置き換えて観ると、千がそんな男たちにお風呂でご奉仕しているわけですし。
滅茶苦茶エロいシチュだったことに気付かされるわけです。
そういう風に何かしら別の表現を使うことによって本質をカモフラージュする技術って高度ながらも評価されにくい部分だと思うんですが、それだけに観ている側としてはそれを理解し暴いていきたいわけです。


プリパラもその点、女児向けという皮を被ってはいますが、ちょこちょこと子供には見せられないアイドル業界の暗部を潜ませているように感じるんですね。
例えばそふぃのレッドフラッシュ。
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これ明らかにハイになる系のおクスリじゃないですか。
食べると人柄がガラッと変わりライブ前に摂取が必須とか、それなんてコカインですか?
しかも、「これからは数を減らしていこうと思うの…」とか摂取することの危険性を感じさせる描写まで入れてきますし。
梅干しの食べ過ぎでタイホ…となることはないでしょうが、いかにアイドルと薬物の問題が切っても切れない関係にあるのか教えてくれる素晴らしい表現でした。


それからみれぃというキャラクターに関しても。
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この子の特徴は単に「外見に自信は無いけどプリパラ内なら変身して可愛くなれる」としてもいいですが、現世で置き換えて考えてみると、要は化粧が濃いアイドルなわけですよね。
しかも語尾に「プリ」とかつけるなかなか攻めた媚びっぷり。
これはアイドルという概念の根底に付き纏う「幻想」やら「詐称」といったものを我々に伝えたいのではないでしょうか。
常々みれぃは計算計算とやたら計算厨なところを主張してきますが、「所詮アイドルなど幻想だ」「ファンは私達の手玉だ」というアイドル活動=商売として強く認識している所があるように思えます。
勿論本人としては楽しくアイドル活動しているんでしょうが、それにしてもファン=数字として考えすぎだろうと。
裏番組がどうのこうの言うのはアイドルじゃなくてマネージャーの仕事だろ!とツッコミたくなります。
アイドル界は嘘や誤魔化し、虚構に溢れていると実感させてくれる素敵なキャラクターでした。


その他にもパパラッチの問題やらグラドルデビューの話など、ソフトな表現になってるとはいえ闇を感じさせる部分が多々あり、アイドルの汚い部分を観たいマンとしてはご満悦。
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今後どういう展開になっていくのかは分かりませんが、アイドル同士の嫌がらせやら枕営業など、もっとブラックな問題も扱ってくれるのではないかと期待してしまいます。



上記の視点とはまた別ですが、更にプリパラを観て凄いなーと感じたのが、少人数でもアイドルものとして立派に成り立っているところ。
昨今の人気アイドルアニメはアイマス然りラブライブ然りWUG然り、大抵初っ端から大人数で展開するという、「数撃ちゃ当たる戦略」を取ってるように感じるんですけどね。
アイドルアニメにとって一番大事なのがファンに恋をしてもらう、キャラを好きになってもらうことだと思うんですが、当然大勢キャラがいればそりゃ一人くらい好みの娘は出てくるでしょう。
しかしキャラ数を多くしてしまうとどうしても一人一人にカメラが向けられる時間が短くなってしまうのがネック。
そこにきてプリパラなんて13話まできてたった3人ですよ。3人。シオンたちが参入した後でもしばらくはずっと6人体制のまま。
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少人数であれば推しキャラにスポットが当たる時間も長くなるというもの。
これはヒロインの数が少なければ少ない方がいいと思ってる身としては嬉しい限りですね。
しかもそれで成り立っているというのはいかにキャラを輝かせる魅力が各アイドルに詰まってるかってことですよね。


らぁらはアイドルの申し子とでも言わんばかりの天然主人公キャラ。
メインでは一人だけ小学生なおかげで「ロリ」という属性も標準装備。
喜怒哀楽が表に出やすく表情もコロコロ変わり見ていて飽きません。
らあら
大変シコいです。


みれぃは先程も書きましたが、知能派且つ演技派キャラ。
キャラ作りによる変わり身が凄いですが、それも計算づくというのが頼もしい。
委員長モードの際に、アイドルみれぃであることをカミングアウトする時の恥じらいが死ぬほど可愛いんですよね。
プリパラA(28)
ある種、黒歴史を知られた時のモリサマー感があります。


この二人の歌う「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」、囁き声の所が喘ぎ声みたいで実にエロくて聴くたびギンギンになります。


ドレッシングパフェの中だと衝撃的だったのがやはりレオナ。
双子のうち片方がボクっ子で、もしやコイツ男…?と思わせておいてまさかのおっとりしたピンクの方が男の娘でした!という誰しも衝撃の展開。

プリパラA(32)
いやー、これはなかなかに意地が悪い。してやられた!って感じです。
初っ端から私男の娘です!とするんではなくて、しばらく女と思わせておいて、ファンを確保しておいた状態からの「実は男でした!」。
レオナを可愛いと思ってたファンも「可愛いけどちんちん付いてるんだよなー…ホント可愛いんだけどなー…ちんちんかー……」と男の娘を好きになっていいものか葛藤するわけですよね。
現に私も恋心が芽生えてきた所で男の娘であることを知って結構モヤモヤしてるんですが、それでも可愛いからいいやと、ちんちんの存在を気にしなくなってきてるところありますからね…。
いやはや恐ろしや恐ろしや。


で、魅力溢れるこの子たちが歌って踊るライブシーン、これがまた凄い。
そもそもアイドルのライブというものにあまりトキメキを感じたことがない私としてはライブシーンは短ければ短い方が良いと思ってました。
ですがプリパラは格が違った。
ライブ、というより魔法少女ものの変身シーンを観せられている感じなんですよね。
特にサイリウムチェーンジ!の所。
プリパラA(22)
これを観ると安心感を抱くと言いますか、子供向けアニメにおける「お約束」の重要さを実感します。
アンパンチを繰り出さずに終わるアンパンマンが寂しいのと同様、このライブもいわば物語を締めるための儀式として大切なんだなーと理解しました。



とりあえず26話まで観た上での感想はこんな所です。
頭のネジのぶっ飛びっぷりに大笑いすることもあれば、低劣な気持ちでニヤニヤしながら観れる部分もあるオールラウンダーなアニメでした。
これがまだ何十話も残っているかと思うと幸せでテンションマックスリラックスですね。
この作品を通して森脇監督という人間にも興味が出てきたのでミルホかマイメロもいつか観てみようかと思います。