2015年の韓国ドラマ「Heart to Heart~ハート・トゥ・ハート~」全16話を見ました。
赤面症で対人恐怖症のヒロインと韓国の王道と言えるタイプの高慢ちきで俺様タイプの男のロマンチックコメディですが、後半は過去の事件を軸に話が進んでいくドラマです。


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両親のいない対人恐怖症のヒロインのチャ・ホンド(チェ・ガンヒ)は引きこもり生活を続けています。そんな彼女はおばあさんに変装し、家政婦の仕事で収入を得ていました。一方、精神科医のコ・イソク(チョン・ジョンミョン)は学歴、職業、財力、家系、ルックスと完全無欠の精神科医だけれど、心に深い傷を負ってます。

若い女性がおばあさんメイクをすると不自然な感じがするのですが、そこはさすがチェ・ガンヒ。歩き方、話方、小さな仕草まで完全におばあさんになり切っていました。更に人の顔を見ることができない、話すこともできない対人恐怖症を患っている人も自然に演じていたと思います。


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そして精神科医のコ・イソクを演じたチョン・ジョンミョン。ドラマの前半は傲慢で嫌な男まる出しでしたが、話が進むにつれて、彼が持つ本来の姿が見え始め、どんどん好きなキャラクターに変わって行きました。


物語の最初はホンドの心の変化です。彼女は7年間思いを寄せている刑事ドゥスと話をするために、イソクの診療所を訪ねるのですが、彼女がそこで目にしたのは初老の男性の首にボールペンが刺さり、それを持っているイソクの姿でした。初老の男は一命を取り留めたものの、殺人未遂及び酒気帯び治療のため、イソクは絶体絶命のピンチに陥ります。
実はイソクは患者恐怖症(?)のため、診察時にアルコールを飲んおり、彼自身の記憶も定かではなかったのです。

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まるで接点が無いような二人ですが、実はホンドがおばあさんに変身して仕事を始めた家がイソクの祖父や母が暮らす家でした。
おばあさんの姿でイソクの実家のアルバイトをしながら、対人恐怖症を直すためにイソクの診療所で働くホンド。やがて二人はお互いに気持ちが通じ合うようになっていきます。

次第に二人の距離は縮まるものの、ホンドは自分がおばあさんに変装していることをイソクに話すことができません。そんなある日、イソクの実家に来ているおばあさんはホンドであることがイソクにバレてしまいます。更に、後半になると彼らは実は幼なじみであり、ある大きな事件にホンドが関わっていることが発覚します。
それは、順調に愛を育んできたイソクとホンドが別れなければならない程の大きな出来事でした。果たして二人は愛を全うできるのか?


このドラマは前半と後半、全く違う話をつなげたような印象があります。前半はホンドが7年間片思いをしていたドゥスとイソクの三角関係、後半はイソクの家庭の問題と過去の事件です。個人的には話をどちらかに絞ってより深い内容のドラマにした方が良かったのでは?と思いました。
その理由の一つがホンドの対人恐怖症の症状です。ストーリーを進めるためか、いつの間にか症状が改善しているように感じてしまいました。更に二人が苦しみながらも求め合う姿も唐突過ぎた感があります。

それでもこのドラマには、好きなタイプと好きになってしまう人は違うこと、恋に落ちてしまうのは理屈ではない、頭ではなく心から湧き上がる気持ちから来ることを教えてくれます。
ホンドはイソクのお陰で病気を克服でき、イソクはホンドのお陰で本来の自分を取り戻せた、そんな二人の愛は見ていてホッコリしました!

10段階評価:7.8