7月11日、ふと瑞浪市にある松野湖に行きたくなった。

 実は去年11月に行っているし、更に遡れば20代の頃、10代の頃にも行っている。自分にとってはさして目新しくもなければ、行ったから何があるというわけでもない地である。近隣にある鬼岩公園にも似た奇岩類が目を引くものの、ただ湖が茫漠と広がるだけの地である。

 と考えていた。しかし今回の何げない訪問は実は興味深い要素を孕んでいた。

 

 

 今回行こうと思った最大の動機は、去年11月に訪れた時の松野湖の水量である。下の写真がソレだ。これを見たとき唖然とした・・・・。

08年11月?08年11月?08年11月?08年11月? 

 



湖になってないんすけど。案内板、無茶苦茶偽りなんすけど。

案内板08年11月?

 





 
 これが今どうなってるか。わくわくしながら、鬼岩方面から県道366号を怪調にとばす。

ところで366号。これも程よく廃れた県道である。去年来た時気付いたが、366号からところどころに廃道臭がたちこめる道が分岐していて、その廃道(?)の入り口に相当朽ち果ててはいるが複数の道路標識が幾つか存在するのである。こんな標識が立つほど車の往来があったようにはとても見えないのだが。そういえばこの付近がかつては別荘地だったと何かで見た気がする。標識があるのもかつて人が出入りしていたときの名残か。

 

 景色が開けてくるといよいよ松野湖が見える。さあ!どうだ!

 

 あるじゃん・・・水。ちゃんと湖になってるじゃん。

湖1湖2湖3湖4 

 



 あとで知ったが、松野湖は季節によって大幅な水量調整してるんだとか。

 

 気持ちとしては、湖底がむき出しになった異様な光景をもう一度見たかったんだがな。これでは普通の湖だ。しかも土曜日なので、鬼岩から歩いてきたと思しき家族連れ、若いネエチャン二人連れ、更に老夫婦、釣り人などそこそこ人もいる。

 そもそも鬼岩・松野湖は、観光地としてはやや衰退した地域である。その微妙さ加減が私の哀愁をくすぐるのだが、このようにそこそこ人がいてそれなりに愛されているのを見るのはそれはそれで嬉しくなる、というのが偽らざる気持ちだ。

 

 さてここで帰ってしまってはつまらないのでもう少し周辺を走ろうと思う。松野湖畔の道路を西回りで行けるとこまで逝ってみよう。


 管理事務所を過ぎるといきなり廃墟が。貸しボート屋&売店の残骸である。
廃墟全景廃墟正面ボートのりば






左の写真は北側から南を向いて撮ったもの。廃業して相当な年月が経っていると思われる。この建物の横手に回ると下の写真のような謎の残骸が・・・。それもすぐ謎が解ける。建物に「おこさま遊園地」の看板を発見し、これがなんらかの遊具であったことがわかる。 

残骸子供たちで賑わったであろう施設の跡地は切ない。どんな遊具があったのか今は知る由もないが、多くの親子がこの園地で遊び、売店で楽しい飲食のひと時を過ごし、ボートに興じたのだろう。今その楽しさを伝えるものはわずかな残骸のみだ。

 

廃売店の少し先に国定公園の看板があり、更に先に東屋がポツンとある。周囲は雑草が広がっていて、整備されてないわけではないが、かといって多くの人が訪れている感じでもない。

国定公園東屋





ここから更に車を走らせ湖畔北側に向かうが、完全一車線な上道路脇の雑草が激しく、数分走っただけで撤退する。

尚、湖北西の駐車場に車を停めているときに、中年男性一人が乗った軽自動車がわき目も振らずに湖東方面に爆走していった。雰囲気からして同業者ではなかろうか。更にこの男、帰り道にさっきの廃売店の近くでも見かけた。ますます同業者の可能性高し。

 

ということで、帰りは366号から国道21号に出て帰路についた。

 

 

私が当初思ったより廃な意味で充実していた松野湖。

 しかしそれだけではなかった。今回ある「興味深い」ものを見た。だがネットで色々調べるうちにそれはここで書けないことに気付いた。機会があればぜひレポートしてみたいのだが。