「健康・安全」を理念に掲げるオリジン弁当と中華東秀が、提供する商品に化学調味料を使っていることを明らかにした。7日までに筆者の質問にメールで答えた。

 両店舗チェーンを経営するオリジン東秀株式会社の経営理念には、「お客さまの健康を第一に考え、安全で厳選された食材を」とのくだりがある。「オリジンのCSR」と題する文書には、食育や環境・社会貢献とともに「安心・安全・健康のために…」という見出しがある。ここでは「安心な食事を提供することが、オリジン東秀のゆるぎない信念です」と言い切られている。

 オリジン弁当の総菜について、同社ホームページのQ&Aは「食品添加物の使用を極力制限しております。その取り組みの中で『保存料・合成着色料』については使用しておりません」と説明している。では、味の素やハイミーなど一般に「アミノ酸等」などと表示される化学調味料は入ってないのか。

 この点に関し12年2月末にメールで尋ねたところ、同年3月初めに回答があった。「うまみ調味料として、グルタミン酸ナトリウムなどの『アミノ酸等』を使用している商品はございます」と記述されていた。

 中華東秀はインターネット情報誌『Yahoo!ロコ』や『食べログ』上の店舗紹介で、「化学調味料を使用せず、食材の味を生かした、リーズナブルで美味しい中華料理のお店です」との記述を多数していた。

 この紹介文の真偽を尋ねたところ、7日メールで回答があった。「保存料と合成着色料は一切使用しておりませんの誤り」であることを認めた。店舗紹介のホームページは早急に削除の手続きを行いたいとしている。

 筆者は12年2月下旬、オリジン弁当で販売されていたいなり寿司に「酸味料、調味料(アミノ酸)、乳化剤、豆腐用凝固剤」の印字があることを引き合いに、経営理念と販売商品との整合性について説明を求めた。その際、「整合性が図られていないとの認識はございません」と回答された。

 一方、別の名前とメールアドレスを使い、中華東秀が化学調味料を使っていないか12年10月にただした際には、「中華東秀、及びオリジン弁当におきましては、化学調味料は一切使用しておりません」と回答している。

 それまでの経緯を『JanJan Blogニュース』で公開したいと相談すると、「ホームページ上の『お問い合わせフォーム』にある通り、『当社の許可なく、回答内容の一部分または全体を転用、二次利用し、または当該お客さま以外に開示することは、固くお断りいたします』」と拒絶された。

 しかし、社会的利益を考慮して、今回一部を公開することにした。「転用禁止」を掲げ、許可を求めても下ろさないのでは、重要なことをやり取りする意味がないからである。

 「アミノ酸等」で表記されるグルタミン酸ナトリウムは興奮毒性を持ち、脳の繊細な細胞であるシナプスを死滅させる作用がある。与えられた作業だけこなし、重要なことを考えられなくなる。生産量世界一を誇る味の素株式会社の主要株主は、ロックフェラー財閥の銀行である。

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