高橋清隆の文書館

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2017年06月

萩生田氏が面会拒否、書面では「説明責任果たす」 民進加計調査

 獣医学部新設に官邸の関与があったかを調べる民進党の加計(かけ)学園疑惑調査チームの会合が29日、国会内で開かれ、共同座長の桜井充参院議員は萩生田光一官房副長官に面会を拒否されたことを報告した。

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萩生田氏による面会拒否を報告する桜井座長(中央左、2017.6.29筆者撮影)

 27日の調査チーム会合の直後、桜井氏は衆院共同座長の今井雅人氏や衆参議員の代表者と官邸に萩生田氏を訪ねたが、面会を拒否されたことを報告した。萩生田氏には毎回出席を文書で要請しているが、1度も出席したことがない。

 桜井氏は「門前払いを食った。その一方で、今治市の職員は官邸に入り、1時間半も面談している」と5枚の資料を提示した。市民が今治市に情報公開請求して入手した行政文書で、15年4月2日に同市職員2人が東京の首相官邸を訪ねたことを示す旅費の決裁書と旅程表である。

 同日は「広島県・今治市」が国家戦略特区諮問会議で区域決定される8カ月以上前で、「『日本再興戦略』改定2015」に「獣医師養成系大学・学部の新設の検討」が盛り込まれる約3カ月前に当たる。

 他方、調査チームは面会を拒否された際、萩生田氏に公開質問状を出した。 峭域的に」「限り」などの条件を加えるよう指示した事実の有無∈5刃任紡个掘公の場で国民に説明されない理由2歎弭太郎理事長との関係、について尋ねている。

 これに対する回答が、今会合までに来た。,砲弔い討蓮屬海両譴濃笋ら何らかの具体的な指示を伝えたことはありません」などと文面の修正も含めた一切の指示を否定△亙顕幣覆悗亮身の働き掛けを示す文書を「著しく正確性を欠く」とした同省の説明に尽きるとした上で、「今後も、必要に応じて、説明責任を果たしてまいりたい」は12年に国政復帰して以降「2回程度」会い、千葉科学大学客員教授を務めていた時期も「大学の全体行事の際に顔を合わせる機会があった程度」とし、加計氏との個人的交流はないと答えている。

 これに対して党国対委員長の山井和則衆院議員は「事実に反する」と批判した。,砲弔い討蓮◆嵎顕幣覆浪歎彝惘爐板汗阿鬚肇灰瓮鵐箸靴申駝未出ているじゃないか」と反論。「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題された文書には、「何が問題なのか、書き出して欲しい。その上で、渡邊加計学園事務局長を浅野課長のところにいかせる」と記されている。

 △砲弔い討蓮嵋椰佑眄睫世垢訖佑盪僂鮓せない」と述べ、内閣官房の職員とともに欠席し続けていることを挙げ、「全く説明責任を果たしていない」と強調した。

 では「落選中、客員教授として月10万円で雇われていた」と指摘。今井氏も「客員教授になるには、誰かから紹介があるはず。加計さんと全くやり取りしてないというのか。そんなことあるわけない」と同調した。

 桜井氏も「内閣府委員会で『文科政務官をしていたので幾つかの大学から声が掛かった。その中の1つでした』と答弁している。誰かから声が掛かっているはず」と問題視。どこの大学から誘いがあり、加計学園の誰と接触したのか回答を求めることにした。

 

「全国展開」発言で説明が二転三転、指示文書提出を要求 [民進加計調査会合]

 27日開かれた民進党の加計(かけ)学園疑惑調査チーム会合は、安倍首相の「(獣医学部を)速やかに全国展開したい」発言を受け、検証の主題が変わった。「広域的に」と入れた山本幸三地方創生担当相の指示文書や、全国展開を指示した文書の提出を内閣府に求めた。

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「総理からとてつもない発言があった」と始める桜井氏(中央左、2017.6.27筆者撮影)

 この日の会合には、萩生田晃一官房副長官と和泉洋人(いずみ・ひろと)首相補佐官の出席を文書で求めていたが、いずれも無断欠席した。萩生田氏には「10/21萩生田副長官ご発言概要」の真偽、和泉氏には前川喜平前文科事務次官の「出会い系バー通い」を報じた5月22日付け読売新聞記事の真偽を確認するためだった。

 安倍首相が24日、産経新聞主催の講演会で「改革推進の立場からは、今治市だけに限定する必要は全くない。速やかに全国展開を目指したい。地域に関係なく2校でも3校でも、意欲のある所にはどんどん獣医学部の新設を認めていく」と発言したことで、検証の主題も変わった。

 冒頭、共同座長の桜井充参院議員はこの発言に触れ、「成功したら広げていくという特区の考え方を全く理解していない。ご自身で『1校に限る』という告示を出したはず。『(獣医学部新設に)私の意向は入りようがない』と言っていたが、総理の影響力があることを立証している」と指摘。「独裁者。民主主義の根幹を分かっていない」と批判した。

 この首相発言に対する見解を関係3省にただした。

 文部科学省の松尾泰樹大臣官房審議官は「文科省は需給の観点から抑制してきた。特区の枠組みの中で今回、1校認めた。今後、さらに獣医学部を創る際には、内閣府・農林水産省と連携し、需給動向を見ながら、特区の枠組みの中で検討していく」と答えた。

 農水省消費・安全局の磯貝保畜産安全管理課長は、活動獣医師のうち産業動物診療と小動物診療の従事者、農林水産分野の公務員が同省の所管にあることを説明し、「家畜、ペットとも減少傾向にあり、獣医は不足してない」と答えた。

 内閣府地方創生推進事務局の塩見英之参事官は「われわれ規制改革を推進する立場としては、1校に限らず、できるだけ門戸を開放したい。さらに特区として2、3校は考えられる」との見解を示した。

 桜井氏は「それなら、特区でない。1校やってうまくいったら全国にというのが趣旨。それが、2校3校にというのは矛盾する。何でもありの暴力だ」と反論した。

 さらに「国家戦略特区の原則は」と問うと、塩見氏は「特区の中で構造改革を行うことで国際競争力を強化し、そして必要であれば検証の上、全国に展開していく」と答える。桜井氏は「そうだ。加計学園の獣医学部は開校してないのに、2校3校やりましょうというのはおかしい」と指摘した。

 「では、1校創ることになった経緯は」と桜井氏が尋ねると、塩見氏は「日本獣医師会からの強い要望があった。1校だけで検証すると決めたわけじゃない」と答えた。

 桜井氏は「全然違う、あなたが言った原理原則に合ってないじゃないか」と反論。安倍首相が「何か指摘があれば、一つ一つ丁寧に説明する努力を積み重ねたい」と20日に発言したことを念頭に、「フェイズ(局面)が変わったんだから、国会を開いてちゃんと説明を」とやり場のない怒りをぶつけた。

 宮崎岳志衆院議員は「先に結論ありきで理屈を作っているからおかしくなる」と述べ、首相の「全国展開」発言に関し、具体的な指示があったかを尋ねた。

 松尾氏は「指示はない」と答え、磯貝氏も「文科相さんと同様」と答えた。塩見氏は「全国展開は当然のこと。できるだけ多くの学校に参加してもらうのは、従来の方針と違っているものではない」と答えた。

 桜井氏は「(16年)12月22日に3大臣が『1校に限る』と合意し、内閣府もサインしている」と返し、逢坂誠二衆院議員は「地域要件が変わったのか」とただした。塩見氏が「そこで言う地域とは」と逃げを打つと、「総理に聞いてきて」と迫った。

 玉木雄一郎衆院議員が「『広域的に』という定義に京都産業大学は入るか」と質問した。塩見氏が「入る」と答えると、出席委員から「えーっ」「めちゃくちゃだ」と罵声が飛ぶ。

 桜井氏は「山本大臣はいろんな地域でどんどんできたら困るから『広域的』という文言を入れたと私に答弁した。だから京産大が落ちた」と糾弾した。民進党が入手した16年11月1日付けメール文書は萩生田氏の指示で『広域的に』の文言が挿入されたことを示しているが、20日の会見から山本地域創生担当相は自分の指示だと罪をかぶっている。

 桜井「広域的の意味を教えて」
 塩見「強調であって、具体的な基準はない」
 桜井「じゃあ、何で入れたのか」
 塩見「『広域的に』の言葉はない場合に比べれば、地域が限定され、いろんな地域が対象に……」

 福島伸享(ふくしま・のぶゆき)衆院議員が業を煮やして口を開いた。

 「『広域的に』と入れさせた山本担当相の指示の資料を出してくれ。答弁能力ないんだから。出なければ、こちらから捜索隊を出す」

 党国対委員長の山井和則衆院議員が「安倍首相の『全国展開』発言で新たな事態に入った」と切り出し、会合前に自民党の竹下亘国対委員長に臨時国会か閉会中審査の開催を求めるも拒否されたことを報告した。

 「これは国民の願いでもあるし、総理は先週月曜日『国会の閉会、開会に関わらず、丁寧に説明していきたい』と述べている。ゼロ回答では、国民にうそをついたことになる」とけん制した。

 首相発言について逢坂氏は、「加計疑惑隠しのために口から出任せを言ったんだ。具体的に検討するよう、指示など出していないのではないか。内閣府は尻ぬぐいをさせられている」と吐露した。

 共同座長の今井雅人衆院議員は、首相発言について「整合性がとれるよう、整理して文書を」と内閣府に提出を求めた。

 宮崎氏は日本テレビ系番組『真相報道バンキシャ!』で安倍首相が「あまりにも批判が続くから、頭に来て言ったんだ。そもそも、加計学園のためにやったんじゃなかったんだから」と再現音声で伝えたことについて、真偽を確認するよう求めた。

 さらに宮崎氏は、今治市に建設中の同獣医学部施設の建築費が坪あたり150万円と、鉄骨造の平均坪単価の倍近い見積もりがされていることについて、文科省に資料提出を求めた。同市と愛媛県は最大96億円の補助金を拠出する議案を可決しているが、建築費を水増しし、全額を賄おうとの疑惑が生じている。

 次回は29日13時から開かれる。あらためて萩生田氏の出席を要請するため、両共同代表と衆参議員の代表者が官邸に申し入れた。

ニュース研究 言論弾圧の進むドイツの現状

 先回は「共謀罪」法案可決を報じた海外記事を通し、わが国より深刻な欧州の市民監視事情に言及した。今回は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じた言論弾圧が進むドイツの現状を報告した『ACTIVIST POST』の記事を紹介し、わが国の現在を考察する。

■「自由」のための家宅捜査

 先回紹介した記事は、英国で「テロ事件」を口実にしたインターネット規制や、ドイツで6歳児から指紋を採られ、スマホを監視されていることに触れていた。欧州の現状はわが国の暗い未来を暗示しているようでならない。

 今回取り上げる記事は、21日に掲載された。SNSへの投稿者が逮捕され、家宅捜索を受けている実態を示している。これは「共謀罪」で市民運動を根絶やしにしようとするわが国の動きと軌を一にしているように思える。

 まずは、「Germany Begins Raiding Homes For “Freedom”」と題する記事の筆者全訳を下に掲げる。

… 続きは、本日のメルマガ『高橋清隆のニュース研究』6月26日号「言論弾圧の進むドイツの現状」でご購読ください。

 2016年11月より、メールマガジン『高橋清隆のニュース研究』[月額:540円(税込み)/配信サイト:foomii(フーミー)]/を配信しています。
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逃亡する萩生田氏、「詰んでいる」と桜井氏 民進加計疑惑調査

 52年ぶりの獣医学部新設に官邸の関与があったかを調べる民進党の加計(かけ)学園疑惑調査チームは23日夕、国会内で会合を開いたが、出席を求めていた萩生田光一官房副長官は欠席。共同座長の桜井充参院議員は「詰んでいる」と突き放した。

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官房副長官の欠席を報告する桜井氏(中央、2017.6.23筆者撮影)

 調査チームは、NHKが19日夜の番組で報じた「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題する文書の真偽について直接本人に聞こうと出席を求めていた。欠席の場合に求めていた理由文書も提出がなかった。

 同文書の日付は加計学園が実施主体に決まる3カ月前に当たる。「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。今年11月には方針を決めたいとのこと」「農水相が獣医師会押さえないとね」などと首相官邸の意思を示し、加計学園事務局長の実名まで書かれている。

 萩生田氏は同文書の内容を強く否定し、「強い憤りを感じる」とのコメントしたのみで、事実関係について釈明していない。

 桜井氏は萩生田氏の欠席について、「都議選の選挙応援があるとのことだったが、その応援もドタキャンしている」と報告。出席した内閣府大臣官房総務課長は同文書の内容について、「文部科学省が作成したものなので、お答えを差し控えたい」と責任転嫁した。

 調査チームが入手した16年11月1日内閣府発信のメールには「指示は藤原審議官曰く、官邸の萩生田副長官からあったようです」の文言があり、添付文書と思われる文書には「広域的に」「限り」などの修正が入れられている。これが8日後の国家戦略特区諮問会議での獣医学部新設の基準として盛り込まれた。

 内閣府地方創生推進事務局の塩見英之参事官は、このメールの書き手を「課長補佐以下の人間が、出席した人たちから聞いて、自分の臆測も入れて書いたものだと思う」と説明し、内閣府の藤原豊審議官と萩生田氏の記述部分を否定した。

 桜井氏は「こんな思い違いをしていたとしたら、大変なこと。書いた担当者は処分の対象になるはず」と皮肉った。日本獣医師会から「広域的」に限るよう要請された文書や、京都産業大学との比較検討した痕跡を残す資料の提出を求めていたことに対し、内閣府職員は小さな声でのらりくらりと説明を続けた。

 桜井氏は「特区で官邸に行ってるのは、今治市だけ。課長と課長補佐が。何らかの力が働いているのは明らか。平成30年までのスケジュールや共有メールに書かれた通りに事態は進んでるじゃないか。将棋で言えば詰んでいる。『負けた』と言わないだけ」と突き放した。

 元総務官僚の小西洋之参院委員は16年11月1日付けメールに添付されたと思われる添削文書について、中段以下の「修正理由」がばっさり削除されていることに言及。「文部科学大臣が書いたり認めたりした文言に、『削れ』と言えるのは官邸だけ」と断じた。
 
 調査チームは27日午後も会合を開くことを決定。内閣官房と、一度も出席してない藤原審議官の出席を要請するとともに、萩生田氏に官邸での面会を申し入れる方針。

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NHKが19日暴露した萩生田発言文書

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11月11付けメールに添付されたと思われる獣医学部設置の根拠[文科省修正案]

遅いマイブーム

 私は、いつも流行遅れだ。テレビや映画の視聴については、特にその傾向が顕著である。その原因は自分の潜在意識にありそうだ。

 NHKの朝ドラ『あまちゃん』は二〇一四年前期に放送されたが、見たのは同年の暮れ。アルバイトも辞め、昼間から缶ビールを手にぶっ続けでネット動画を再生した。無関係な自分の過去を連想し、何度も泣きながら。年が明けると、今度は楽しかった実家での年末年始を思い返しながら、紅白歌合戦の「あまちゃんコーナー」を何度も見た。

 しかし、こんなのはかわいい方だ。マスコミ批判や亀井静香氏に関する本を三冊出したが、全く売れず、失意にくれた二〇一二年ごろから、自宅にこもって夜な夜な酒をあおる陋習(ろうしゅう)が根付いた。最初に見ていたのは、ZOOの『choo choo TRAIN』やTRFの『寒い夜だから』などのPV。二十年以上遅れている。

 発表当時は、これらが嫌いでしかたなかった。前者は郷里の新潟に舞い戻って来たばかりのころで、嫉妬もあったのだろう。たまに東京に行くと帰りにスキー客がいちゃいちゃ騒いでいるのを見て、無性に腹立った。後者は東京でサラリーマンをしていたころで、街で彼らの音が聞こえてくる度、早く共産主義にならないかと思った。

 ドリカムにはまったのは、〇七年暮れから。この年の春に開かれた四年に一度の『史上最強の移動遊園地』を知らなかったことを悔やんだ。浦和レッズサポーターになったのは一九九三年末。前年までの天皇杯で三菱を応援しに行かなかったことを後悔した。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に魅了されたのも半年遅れだ。

 そのときの流行に浴さないのは、人間嫌いのせいだろう。一緒に騒げば、批判したい他者と同じになってしまうから。しかし、時間差は着実に縮まっている。大衆への憎悪が少しは減ってきた証しかもしれない。

新聞に載らなかったトンデモ投稿
亀井静香―最後の戦いだ。
亀井静香が吠える 痛快言行録
偽装報道を見抜け!世論を誘導するマスメディ…
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       高橋清隆

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著者プロフィール


反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。ローカル新聞記者、公益法人職員などを経て、2005年から現職。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。  著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)。           

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