亀井静香前衆院議員が主催する「感謝の集い」が28日夜、東京・千代田区内のホテルで開かれ、支援者や各界の著名人が大物政治家の引退を惜しんだ。

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北島氏が見守る中、生伴奏で異次元の歌唱力を見せる亀井氏(2017.11.28筆者撮影)

 村上正邦元参院議員の挨拶と南丘喜八郎『月刊日本』主幹の乾杯で「集い」は始まった。旧国民新党顧問で政治評論家の中村慶一郎氏に促され登壇した亀井氏は「皆さんのおかげでこれまでやってこれた」と謝辞を繰り返し、「今の政治状況を変えるため、今後も何らかの形で政治に関わっていきたい」との意向を示した。

 政界から玉木雄一郎・希望の党共同代表や大塚耕平・民進党代表、篠原孝衆院議員(無所属)、亀井亜紀子衆院議員(立憲民主)、下地幹郎衆院議員(日本維新)、佐藤公治衆院議員(希望)、小林興起元衆院議員らが駆け付けた。

 歌手の北島三郎氏や大月みやこ氏らも姿を見せた。亀井氏は十八番、故・川内康範作詞・作曲『おかあさん』を熱唱し、北島氏を苦笑させた。大月氏は自身の持ち歌を披露し、会場を盛り立てた。

 金融担当相として金融庁の記者クラブを開放し、旧国民新党の定例会見に一般参加も認めた亀井氏の元には、マスコミ・非マスコミ問わず多くの記者・ジャーナリストも集まった。国民新党の定例会見で長く幹事社を務めたNHKの記者は、福島支局から来た。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で第15回開高健ノンフィクション賞を受賞した畠山理仁(はたけやま・みちよし)氏も金融庁の「第二会見」を懐かしんだ。

 「集い」の最後、出口に構えた亀井氏に、参加者一人ひとりが感謝の気持ちを伝えた。握手を交わしながら、立ち去るのをためらう姿が見られた。

 亀井氏は10月の総選挙に立候補せず、広島6区を佐藤氏に禅譲。同月5日に尾道市内で記者会見を開き、引退を表明していた。

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『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』畠山理仁(集英社)