(前半)からの続き

 ※本稿は2020年10月5日投稿の同題記事の続きである。同年10月7日発売『紙の爆弾』11月号掲載「元米軍人が告発 在日米軍がプルトニウムを散布している」の後半部分に該当する。紙幅の制約から雑誌版に掲載できなかった部分も含む。

アルミ含有や米軍関与は一致も

 分かっていることと証言との整合性を検証する。ケムトレイルにアルミニウムが含まれることは、2010年2月に米国で開かれたAAAS(アメリカ科学推進協会)のシンポジウムで気候学者たちが主張したことと一致する。

 わが国で米軍機がまいていることも、ある市民が防衛省に電話した際の回答が示唆するものと一致する。

 矛盾点としては、細菌やバリウムへの言及がなかったこと。英国防省は2002年に発表した生物化学兵器実験に関する報告書で、各種細菌を大気中に散布したことを認めている。米国ルイジアナ州のテレビ局KSLAは2007年、飛行機雲から舞い降りてきた粉に安全基準の3倍を超えるバリウムが含まれていることを報じた。

 日米のゆがんだ関係から日本が有害物質のごみ捨て場になっていると言うが、米国でもケムトレイルは多数目撃されている。

 ケムトレイルは4万フィート以上上空で散布されるとのことだが、「横田ラプコン」でもそれらしきものは見られる。すなわち、東京・神奈川・埼玉・群馬のほぼ全域を含む一都九県にまたがり、最高高度2万3000フィート(およそ7010メートル)に及ぶ米軍管制下の横田空域で。この範囲内での白いもくもくとした煙がハイブリッド燃料だとしたら、黒くなくても相当な曇りをもたらしていることになる。

 アルミやプルトニウムの散布は故意に住民の健康を害したいからと思うが、どうだろうか。

 「米政府は知らない」と推察されたが、過去に化学物質を秘密に散布する実験をしていたことが上院聴聞会で公表されたから、米政府は知っているはずである。ただし、日本で同じことが行われていることを承知かどうかは分からないが。

 もちろん、スパロウ氏は同僚から聞いたことを述べただけだから、不足があっても不思議ではない。彼の見解はその中で考えたことだ。

 今回の証言は、日本では政府・自衛隊の関係者を含め、初めてではないだろうか。そもそも、メディアはこの主題を一切報じたことがない。元米軍人の証言としては、その後米国の国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)に勤務したエドワード・スノーデン氏が独立系メディアでケムトレイルに言及している。しかし、その目的を「地球温暖化に対抗するための慈悲深い計画の一部」と説明。問題点として「科学界での検証がないことや、公の議論がなされてないこと、副作用についてほとんど顧みられないから」を挙げているにすぎない。しかも、これは米国に関する議論で、自身が勤務した横田基地への言及はない。

ケムトレイルめぐる説と証言

 ケムトレイルの本当の目的について、次のような指摘がされてきた。

・人工雲で日光を遮断することで、特定の地域に干ばつや凶作を引き起こす。干ばつ耐性の遺伝子組み換え作物(GMO)の種子を販売する企業の商機にもなる。

・さまざまな有害物質や細菌、ウイルスを散布することで、人体に傷害・疾病を発生させ、時には死に至らしめる。製薬産業の増益に寄与するほか、生物兵器の実験として行われることもある。

・電磁媒体(複数種の金属粉)を散布することで、気象操作や人工地震を引き起こすために開発されたHAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)が発する電磁波の効果を上げる。

・バリウムを散布することにより、地上画像をレーダーで捉えやすくして、住民監視や軍事偵察に利用する。

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       モルゲロンズ病患者から見つかった昆虫のような合成「生物」

・「ナノボット」(超極小ロボット)と呼ばれるスマートダストを散布し、体内に侵入させる。皮膚の下から色とりどりの繊維が出てくるモルゲロンズ病(別名「ケムトレイル病」)が世界各地で発生しているのはこのため。5G(次世代移動通信システム)と相互作用するように設計してあり、最終的にはトランスヒューマン(超人間)化、すなわち機械による人体乗っ取りを狙う。

 誰がケムトレイルをまいているかについて、これまで幾つかの証言があった。最も有名なのは、先ほど挙げた2010年2月のAAASのシンポジウムだろう。カリフォルニア州サンディエゴに科学者や技術者、政治家、ジャーナリストなど数千人が集まり、地球を救うために一刻も早く成層圏に大量のアルミの微粒子をばらまいて地球の温度を下げる必要性を訴えた。しかし、有害物質による被害は全く議題に上らず、表向きの理由を広報するための舞台だったと見た方がいい。

 ケムトレイルにバリウムが含まれていることを報じた米国のテレビ局KSLAは、これが生物化学兵器実験である可能性を指摘したが、その根拠となったのが1977年に上院聴聞会で公表された米軍による生物化学兵器実験である。米軍が1949〜1969のおよそ20年間、全米239カ所の住宅街で秘密裏に細菌や化学物質を散布していたことを認めている。しかし、米政府は現在も、国民を対象にした模擬人体実験を合法的に行う権利を有している。

 英国防省が2002年に各種細菌を大気中に散布したことを認めたのは、英・自由民主党のノーマン・ベイカー議員がケムトレイルについて再三、回答を求めた結果。声明文には、1940〜1979年の40年間にわたり、軍と国立化学兵器研究所が共同で計100回以上の生物化学兵器実験を国内各地で秘密裏に実施してきたことが記されている。旧ソ連によるバイオテロを想定した実験だったとしている。しかし、軍当局は現在の実験状況については公表しない方針だ。

 名古屋を拠点にデザイナーやフリーライターを職業とするボランティアで結成された市民グループ、THINKERは2011年に『偽装報道退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている』(5次元文庫)を出版している。この中でメンバーの1人が数十本の飛行機雲が飛び交う日、中部国際空港に電話で問い合わせた体験をつづっている。たらい回しにされた挙げ句、最後にかけた埼玉県所沢市にある東京航空交通管制部の総務部長に、「何を言われてもデータは出せない」と頑としてはねつけられた。同書は「恐らくは米軍機か自衛隊機のどちらかなのだろう」と結論づけている。

 わが国の実行者は米軍か自衛隊か? 防衛省に電話した前出の市民は、白い煙をもくもくと吐く飛行機の飛行日時と場所を特定して問い合わせを繰り返した末、北関東防衛局の担当者から「アメリカ軍に確認したところ、確かに訓練で飛んでいたと回答があった」との返事を得ている。今回の証言で、在日米軍が実行していることが明らかになった。(了)
 
■参考情報
彼らは一体、何をまいているか?(THINKER)
ケムトレイル集中散布1(国交省との通話)
ケムトレイル集中散布9(アメリカ軍確定の会話)
「拡散希望!ケムトレイルについて」(細谷幸喜様)
ケムトレイル散布大気から採取したサンプル分析写真等(『旧・ほんとうがいちばん』様)
ケムトレイル_航空整備士の内部告発

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