皆様、三密回避お疲れさま! 
面倒ですな。


一密にもならぬ開拓の村を散策

穴場ですよ🎵
開館時間午前9時、北海道開拓の村。
江別・札幌・北広島の3つの町にまたがる広大な原始林と、その外周エリアにある北海道歴史アミューズメント群のなか最大の面積を誇る《バックトゥTHE北海道開拓時代》が開拓の村だ。
開館時間直後は狙い目、人が少なくて独り占めタイムトラベル気分で散策できます。

村の入口は明治時代の《札幌駅舎》
洒落た洋風建築でしょ(≧▽≦)
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駅舎では、あの『ゴールデンカムイ』のキャラクターがお出迎え。
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アシリパさんに味噌を献上してください(笑)
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《ゴールデンカムイ》作者からのサイン色紙や書籍が展示されている。
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威風堂々の開拓使庁舎

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未開の植民地・北海道を本格的に《内地化》すべく、明治政府は大金を投じて開拓事業を司る役所を設けた。
それが開拓使。
長官には後々内閣総理大臣になる黒田清隆ら、有能な実力者が。
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計画都市サッポロシティ

何もない原野や森林を切り開き街を創る。
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本州だと積み重なる歴史から町割りは混沌やら訳有りやらで簡単には直らぬ。
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しかし北海道は無人の野を開拓したから、図面を引いたような規則性ある町割りの計画都市が出来上がった。
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碁盤の目状の町つくり。防火エリアが東西を分け、運河が南北に走り…
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人工的な町並みだが、効率は良く、住んでる人間も日本全国寄せ集めだから変な土着差別みたいなものもなく、共通語で喋らないと何言ってるかわからないから方言が消えて(北海道独特の言い回しが生まれ)、さばさばアッサリした気風の国に。
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いがみ合っていたら凍死か餓死だから

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明治政府が植民地北海道に持ち込んだ近代制度が、寄せ集め北海道民にはマッチしたのだろう。
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いわゆる《同和問題》なる関係から差別用語に近い《部落》という呼称だが、私には全く普通の言葉だった。
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《部落》は単なる《村》とか《集落》の意味でしかなく《部落民》《部落問題》が何か変な差別的意味を持つなど知らなかった。
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だいたい、出自を理由としたそんな理不尽な差別がまかり通るなど、明らかに《遅れた思想》であり、意味不明だったな。
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因習にとらわれぬ気風

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寄せ集めの道民。
みんな厳しい環境でゼロからスタートしたから、歴史はそこから再スタート。

出自の古い《県の話》はご老人の思い出にすぎず、北海道は新しい住民がいちいち過去を問わずに共生しなきゃ、そもそもが生きてゆけぬ。
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だからか、冠婚葬祭のやり方もドライなくらい効率的だ。
だが、理にかなってる。
広すぎる北海道、今ほど輸送事情が良くなかった頃に、馬鹿丁寧な虚礼やり取りは、面倒以上でしかない。
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移築・復元された旧時代の町並みを歩いていたら、そんなあれこれが頭を巡りました(笑)
この日、野幌森林公園大沢口駐車場に車を停めて、森をウォーキングしながら開拓の村散策。
往復17,000歩でした。
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北海道開拓の村
札幌市厚別区厚別町50-1

月曜日定休
開館時間 午前9時~午後4時半
駐車場あり







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