歌手の西城秀樹さんが急逝された。心からお悔やみ申し上げます。

2度の脳梗塞を経験され、最期は心臓疾患であったそうですが...
若いときのはつらつとしたエナジーに溢れたステージングからは、
とても想像できない。

障害が残って、辛いリハビリでなんとか歩行や会話がこなせるとは言っても
一般人のそれとはほど遠く、一見して後遺症が見て取れるほどに衰えられていた。

ファンは見るのが辛かっただろうか。
最盛期の思い出を壊すような映像は見たくなかっただろうか。


「人前に出る職業の者はイメージを壊すような姿を出すべきではない」
「それが芸能人としての美学だ」、という意見も散見される。

秀樹さんに限って言えばそうではないだろう。

あえて不自由な肢体を晒し、必死のリハビリに挑み、最後まで「生涯一歌手」と
しての自分を貫かれた。あの姿は多くの人に感動と勇気を与えたに違いない。

人生いい時ばかりではない。光もあれば影もある。
一世を風靡したスターであろうと、一介の市井人であろうと。

秀樹さんのファンならばそれを理解し、最後まで心からの応援と賛辞を送り、見届けたことだと思う。