1/30【1/28週報】
相場は悲観の中で生まれた!!ユーロ高
今日は1月初めのジム・ロジャーズへのインタビューから
米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、昨日のインタビューで「投資家の過度の弱気姿勢を理由に、ユーロは短期的に反発する可能性がある。
通貨では、投資家の悲観的見方は行き過ぎとし、短期的にはユーロが反発する。私がユーロを保有するのは、
あまりに多くの人がユーロに弱気になり、ショートポジションをとっているからだ。コモディティ市場では依然として全般に強気である。
ただ金については、過去10年の上昇を考えるとまだ下落するとの見通しであり、私の考えでは、金は1オンス
1200─1300ドルまで下落する可能性がある。金は11年連続で上昇しており、これは金融資産としては異例のことだ。調整の時期に来ている。」
とコメントしております。
ジム・ロジャーズ氏は、ウォーレン・バフェット氏とジョージ・ソロス氏に並ぶ米国3大投資家の1人。ジョージ・ソロス氏と共に
当時世界最強と言われたクォンタムファンドを立ち上げた事でも有名であり、クォンタムファンドでは、10年間での年率が3365%という驚異
の成績を上げて、その天才ぶりを世界中に知らしめた投資家です。その後、37歳でファンドマネージャーを引退したが、1998年には再びフ
ァンドを立ち上げて同インデックスは、その後12年間で289.64%の上昇を達成している。そして、冒険家としても世界一周を2度成し遂げ、
116か国152,000マイルを旅してギネスブックでも認定された、行動力のある方です。ジム・ロジャーズの明言をいくつか抜粋して下記に掲載してみました。
相場が安い時は、割安をねらって一部の人が買いにくる。相場が上がり始めると、ファンダメンタル的に良いとかチャート的に良いとかいってさらに多くの
人が買いにくる。次の段階になると、上がるから買うということになる。そして最後に魔法の段階に到達する。人々はヒステリーのように買いたがる。
相場は永遠に上がり続けると思うからだ。そして株価は合理的、論理的経済価値をはるかに超えてしまう。全く同じプロセスが下向きにも繰り返される。
相場格言では、「相場は、悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成長し、幸福の中で消えていく」という格言があるが
、相場の天井時を「最後に魔法の段階に到達する。人々はヒステリーのように買いたがる。相場は永遠に上がり続けると
思うからだ」と説明するとわかりやすいですね。
金持ちの罫線屋には会ったことがないね。もちろん、チャートのサービスをして金儲けをしている連中以外はね。
私は、相場分析には「テクニカル分析も必要、ファンダメンタルズ分析も必要、内部要因分析も必要、心理学的分析も必要」と考えてえております。
個人的意見ですが、その中で「テクニカル分析だけに頼る」というのが良くないのではないかと思います。その事を ジム・ロジャーズも言いたいのではないでしょうか。
大儲けをするためには、絶望が支配している間に足を踏み入れなければだめだ。初めの頃の損から多くを学んだ。
この事は、経験で学ぶ事が一番理解し易いと思います。長年相場をしていると、「底値圏での買い出動」を経験された方も多いと思いますが、
そういう「底値圏での買い出動」の時には、マーケットの雰囲気も極めて悪く、多くのアナリストは「まだまだ下がる」と絶望的なコメントが支配していた事でしょう。
「底値圏=絶望が支配する誰もが売りだと思えるところ」であり、「天井圏=幸福感が支配し、だれもが上がる事だけ信じているようなところ」なのでしょう。
これらの事をジム・ロジャーズも「初めの頃の損から多く学んだ」と言っており、「経験で学んで繰り返さないこと」が大切なのでしょう。
相場のポイントは、変化が起きていること、そして、それが一般に認識されていないこと。安く買って高く売れる物を見つけ出すということは、
まだ誰も気がついていないコンセプトやまだ発見されていない変化を先取りするということだ。
「一般に認識されていないこと、まだ誰もが気が付いていないこと」を探して他人より一歩も二歩も先読みして動けと言いたいのでしょう。
誰もが予想されるシナリオが存在する時には、その「思惑」はすでに「値段」に織り込まれているのでしょう。
相場では、いかに他人よりも先読みして先手を打って動くかが大切なのだと言いたいのでしょう。
幸運は、常に努力を怠らない人のもとへ訪れる。
私も日々切磋琢磨してマーケットの分析に励んでおりますが、どれだけ努力を惜しまずに市場分析を続けようと、それでもまだ追いつけないものがあ
るのが「相場」ではないでしょうか。相場では「当たり、外れ」という事が、不確定要素に左右される部分もかなりありますが、長年、相場に携わると、
おのずと常に努力を惜しまずに市場分析を続けた者が幸運を得て、努力を怠った者には幸運が訪れないのだと思いたい。しかし、
相場で「常に努力を惜しまず」だけでは幸運が来てくれないものだと私は思います。「常に努力を怠らない」という事を最低条件として、
そして「プラスアルファー」が必要なのでしょうが、それが解らないから、私も日々苦しみながらもがいております。しかし、もがけば、もがく程に近付ける何かがあると信じております。
ジム・ロジャーズ名言集の総括
ジム・ロジャースは、若くして「世界3大投資家」と呼ばれるようになった「相場の天才」であり、天才を凡人が理解するということには無理があるのかもしれません。
ただ、ジム・ロジャースは、相場の基本的な事ばかりを言っており、「間違いを繰り返してはいけない」というのだが、「何事にも基本が大切」であり、「相場の基本」と
「世間でいう一般常識」は全く違うものであり、人間性の弱さが「相場の基本」を忘れさせるのだと思います。こうしたジム・ロジャーズの相場観には共感できる要
素がかなり多いように感じました。ジム・ロジャーズの発言からも、「ユーロの売られすぎからの反発」と「コモディティ市場では依然として全般に強気」という発言
には注目ではないでしょうか。ユーロが反発すると、通常「ユーロ高&ドル安」となり、ドル建て商品の宿命として米国商品市場銘柄は換算値が上昇するだけに、
ジム・ロジャーズの発言内容は注目でしょう
米国経済は堅調に見えるが12年の成長率は1.8%に
2011年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)は前期比2.8%と好調な米国も
12年には欧州危機が世界経済に本格的に波及し、成長率は鈍化しそうだ。
12月耐久材受注額前月比3.0%増3か月プラス
失業率も昨年8月の9.1%から12月は8.5%に改善
住宅市場は過大な住宅ローンが家計の重しとなって低迷で12月の小売り売上高も
年末商戦が終盤失速し、前月比0.1%増に。
【米国債】国債が買われ、金利が下がっている。
日本時間28日朝 金利 昨日金利 先週 先月
2 Year 0.21 0.21 0.23 0.26
3 Year 0.30 0.30 0.37 0.40
5 Year 0.75↓ 0.77 0.88 0.91
10 Year 1.89 1.93 2.02 1.92
2 Year 0.21 0.21 0.23 0.29
3 Year 0.30 0.32 0.35 0.43
5 Year 0.77↓ 0.79 0.86 0.96
10 Year 1.93 2.00 1.98 2.00
【日経225先物】
27日 引値8830円 20円安
弱買 8440円割れなければ買い維持。
目先目標9020円。
【NYダウ】27日(日本時間28日朝)12660ドル 74 ドル安 12
強買 12140ドルを割れない限り買い維持。
第四目標13060ドル。
【ドル円】現在値76.675-685 1/28 6:00
強売 ドル買い点滅79.72円を超えるまでは。。。。
【ユーロ円】現在値101.408-438 1/28 6:00
強売 102.24円を超えるまでは。。。。少しずつ
クリアする上値が下降している。注目通りユーロ高
円安へと動いている。
火曜日―土曜日までのお届けで、土曜日は週報です。
YOOHKU
相場は悲観の中で生まれた!!ユーロ高
今日は1月初めのジム・ロジャーズへのインタビューから
米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、昨日のインタビューで「投資家の過度の弱気姿勢を理由に、ユーロは短期的に反発する可能性がある。
通貨では、投資家の悲観的見方は行き過ぎとし、短期的にはユーロが反発する。私がユーロを保有するのは、
あまりに多くの人がユーロに弱気になり、ショートポジションをとっているからだ。コモディティ市場では依然として全般に強気である。
ただ金については、過去10年の上昇を考えるとまだ下落するとの見通しであり、私の考えでは、金は1オンス
1200─1300ドルまで下落する可能性がある。金は11年連続で上昇しており、これは金融資産としては異例のことだ。調整の時期に来ている。」
とコメントしております。
ジム・ロジャーズ氏は、ウォーレン・バフェット氏とジョージ・ソロス氏に並ぶ米国3大投資家の1人。ジョージ・ソロス氏と共に
当時世界最強と言われたクォンタムファンドを立ち上げた事でも有名であり、クォンタムファンドでは、10年間での年率が3365%という驚異
の成績を上げて、その天才ぶりを世界中に知らしめた投資家です。その後、37歳でファンドマネージャーを引退したが、1998年には再びフ
ァンドを立ち上げて同インデックスは、その後12年間で289.64%の上昇を達成している。そして、冒険家としても世界一周を2度成し遂げ、
116か国152,000マイルを旅してギネスブックでも認定された、行動力のある方です。ジム・ロジャーズの明言をいくつか抜粋して下記に掲載してみました。
相場が安い時は、割安をねらって一部の人が買いにくる。相場が上がり始めると、ファンダメンタル的に良いとかチャート的に良いとかいってさらに多くの
人が買いにくる。次の段階になると、上がるから買うということになる。そして最後に魔法の段階に到達する。人々はヒステリーのように買いたがる。
相場は永遠に上がり続けると思うからだ。そして株価は合理的、論理的経済価値をはるかに超えてしまう。全く同じプロセスが下向きにも繰り返される。
相場格言では、「相場は、悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成長し、幸福の中で消えていく」という格言があるが
、相場の天井時を「最後に魔法の段階に到達する。人々はヒステリーのように買いたがる。相場は永遠に上がり続けると
思うからだ」と説明するとわかりやすいですね。
金持ちの罫線屋には会ったことがないね。もちろん、チャートのサービスをして金儲けをしている連中以外はね。
私は、相場分析には「テクニカル分析も必要、ファンダメンタルズ分析も必要、内部要因分析も必要、心理学的分析も必要」と考えてえております。
個人的意見ですが、その中で「テクニカル分析だけに頼る」というのが良くないのではないかと思います。その事を ジム・ロジャーズも言いたいのではないでしょうか。
大儲けをするためには、絶望が支配している間に足を踏み入れなければだめだ。初めの頃の損から多くを学んだ。
この事は、経験で学ぶ事が一番理解し易いと思います。長年相場をしていると、「底値圏での買い出動」を経験された方も多いと思いますが、
そういう「底値圏での買い出動」の時には、マーケットの雰囲気も極めて悪く、多くのアナリストは「まだまだ下がる」と絶望的なコメントが支配していた事でしょう。
「底値圏=絶望が支配する誰もが売りだと思えるところ」であり、「天井圏=幸福感が支配し、だれもが上がる事だけ信じているようなところ」なのでしょう。
これらの事をジム・ロジャーズも「初めの頃の損から多く学んだ」と言っており、「経験で学んで繰り返さないこと」が大切なのでしょう。
相場のポイントは、変化が起きていること、そして、それが一般に認識されていないこと。安く買って高く売れる物を見つけ出すということは、
まだ誰も気がついていないコンセプトやまだ発見されていない変化を先取りするということだ。
「一般に認識されていないこと、まだ誰もが気が付いていないこと」を探して他人より一歩も二歩も先読みして動けと言いたいのでしょう。
誰もが予想されるシナリオが存在する時には、その「思惑」はすでに「値段」に織り込まれているのでしょう。
相場では、いかに他人よりも先読みして先手を打って動くかが大切なのだと言いたいのでしょう。
幸運は、常に努力を怠らない人のもとへ訪れる。
私も日々切磋琢磨してマーケットの分析に励んでおりますが、どれだけ努力を惜しまずに市場分析を続けようと、それでもまだ追いつけないものがあ
るのが「相場」ではないでしょうか。相場では「当たり、外れ」という事が、不確定要素に左右される部分もかなりありますが、長年、相場に携わると、
おのずと常に努力を惜しまずに市場分析を続けた者が幸運を得て、努力を怠った者には幸運が訪れないのだと思いたい。しかし、
相場で「常に努力を惜しまず」だけでは幸運が来てくれないものだと私は思います。「常に努力を怠らない」という事を最低条件として、
そして「プラスアルファー」が必要なのでしょうが、それが解らないから、私も日々苦しみながらもがいております。しかし、もがけば、もがく程に近付ける何かがあると信じております。
ジム・ロジャーズ名言集の総括
ジム・ロジャースは、若くして「世界3大投資家」と呼ばれるようになった「相場の天才」であり、天才を凡人が理解するということには無理があるのかもしれません。
ただ、ジム・ロジャースは、相場の基本的な事ばかりを言っており、「間違いを繰り返してはいけない」というのだが、「何事にも基本が大切」であり、「相場の基本」と
「世間でいう一般常識」は全く違うものであり、人間性の弱さが「相場の基本」を忘れさせるのだと思います。こうしたジム・ロジャーズの相場観には共感できる要
素がかなり多いように感じました。ジム・ロジャーズの発言からも、「ユーロの売られすぎからの反発」と「コモディティ市場では依然として全般に強気」という発言
には注目ではないでしょうか。ユーロが反発すると、通常「ユーロ高&ドル安」となり、ドル建て商品の宿命として米国商品市場銘柄は換算値が上昇するだけに、
ジム・ロジャーズの発言内容は注目でしょう
米国経済は堅調に見えるが12年の成長率は1.8%に
2011年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)は前期比2.8%と好調な米国も
12年には欧州危機が世界経済に本格的に波及し、成長率は鈍化しそうだ。
12月耐久材受注額前月比3.0%増3か月プラス
失業率も昨年8月の9.1%から12月は8.5%に改善
住宅市場は過大な住宅ローンが家計の重しとなって低迷で12月の小売り売上高も
年末商戦が終盤失速し、前月比0.1%増に。
【米国債】国債が買われ、金利が下がっている。
日本時間28日朝 金利 昨日金利 先週 先月
2 Year 0.21 0.21 0.23 0.26
3 Year 0.30 0.30 0.37 0.40
5 Year 0.75↓ 0.77 0.88 0.91
10 Year 1.89 1.93 2.02 1.92
2 Year 0.21 0.21 0.23 0.29
3 Year 0.30 0.32 0.35 0.43
5 Year 0.77↓ 0.79 0.86 0.96
10 Year 1.93 2.00 1.98 2.00
【日経225先物】
27日 引値8830円 20円安
弱買 8440円割れなければ買い維持。
目先目標9020円。
【NYダウ】27日(日本時間28日朝)12660ドル 74 ドル安 12
強買 12140ドルを割れない限り買い維持。
第四目標13060ドル。
【ドル円】現在値76.675-685 1/28 6:00
強売 ドル買い点滅79.72円を超えるまでは。。。。
【ユーロ円】現在値101.408-438 1/28 6:00
強売 102.24円を超えるまでは。。。。少しずつ
クリアする上値が下降している。注目通りユーロ高
円安へと動いている。
火曜日―土曜日までのお届けで、土曜日は週報です。
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