9/22週報

18日、米連邦準備制度理事会(FRB)は、連邦公開市場調査委員会(FOMC)を開き、量的緩和策第三弾(QE3)縮小を見送った。毎月850億ドル(約8兆3000億円)の買い入れを続けることになった。
当初からバーナキン議長は、失業率6.5%、インフレ率2.5%の改善がみられない限り継続すると述べていた。
この決断は正しかったのではないか?仮に縮小決定した場合には長期金利の上昇を招き、米住宅市場に少なからず影響を与え、景気継続の腰が折れたのではないか。株安を招き、ドル売り円買いが出て日本経済にも影響を与えただろう。

さて、縮小継続が決まり市場では、一瞬株高、ドル買いが進んだが週末、NYダウは185ドル安の調整がFOMCの結果不安から調整の始まりを見せていた。ここは先週の調整範囲で14920ドルを割れなければ再度上昇するのではないか?
10月末のFOMCで緩和縮小するかもしれないという可能性もあるが、上昇の後はダウは調整入りするはずである。
次の波に向けての調整、それが10月か12月になるだけある。

さて、今週はドイツ選挙、メルケル首相の求心力がEU全体に与える影響は大である。ユーロ圏全体を揺るがすことになりかねない。今週、23日ドイツ選挙結果、安倍首相による第三の矢、特に法人税減税に注目。

市場 銘柄    終値       日付     状態 コメント

株式 日経225先物 14680 9/20弱売 売りの流れにいて目先13970円を割れなければ買いの状態だが本格買い14760円を超えるまでは様子見。


株式 NYダウ 15451.09 9/21朝 弱買⇒強買転換 14920円を割らなければ強気維持。


為替 ドル円 99.449 9/21朝 弱買 101.13円〜93.37円はボックス圏内。現在はドル買いに傾いている


為替 ユーロ円 134.402 9/21朝 強買 127.96円を割れなければ強気維持


為替 ユーロドル 1.335276 9/21朝 弱買⇒強買転換 1.2870ドルを割れなければ買い維持


商品 金先物 4357円 9/20強買弱買 目先4379円を超えるまでは調整入りだが下値は4082円。


商品 白金先物 4701円  9/20弱買 4817〜4475円 目先4817円を超えるまでは調整位入り覚悟、4475円を割れなければ買いを維持。


商品 ガソリン先物76320 9/20強買  74740を割れなければ買い維持


商品 一般大豆先物 53380 9/20強買 52260円を割れなければ買い維持。ダウンリスクが高い方向へ動いている。



は先週よりUP、先週よりDOWNを意味する。
豪ドルはリスクオン通貨(市場参加者がリスクをとることに積極的になると買われる)、円はリスクオフ通貨(リスク回避姿勢が広がると買われる通貨)
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