メゾフォルテからあなたへ

ちょっと違う視点から歴史を語りたい。

2016年11月

柴山昌彦様

お忙しい中のお返事をありがとうございます。
任務を継続できなくなった場合の撤退の手順につきましては十分に検討済みということでございましょうか。
これは総理ではなく柴山昌彦さんのお仕事だと思われます。
撤退しなければならなくなったら一刻を争うことになるでしょうから
他国の軍をあてにすることなく自衛隊での速やかな撤退が必要だと思います。
かつての戦争で撤退の手順、陸軍と海軍の分断といったことがあれほどの犠牲を生んだ一因と言われております。
差し出がましいことで申し訳ありませんが、撤退の手順、方法についてはどうぞよろしくお願いいたします。

戦闘地域においては文民という分類は難しいと思います。
反政府勢力にとっては、工作員としてむしろ警戒する存在ではないでしょうか。
また、もし工作員であるなら、自衛隊に対しての工作もあるのではないかと思います。
文民の安全警護という理由での派遣は、戦争に引き込まれてしまうことになるかと思います。

柴山様は以前にも増してお忙しい時間を過ごされておられるようです。
その中での判断を間違えないように心からお願い申し上げます。

なぜ日本はあの無謀な戦争に踏み込んだのかは、亡くなりました主人の生涯のテーマでした。
私も今はほとんどの時間をそればかり考えておりまして、このようなメールを差し上げていることをご理解いただければと存じます。
今のところ、私の調べて感じるところでは、やはり要所要所での確認・検討が不十分だった
指揮するところの人材不足であったということが言えると思います。
総理は資質としては申し分ないと存じますが、あまりに多くの問題を背負われて、南スーダンについての判断はゆっくりお考えられないのではないか、あるいは財界の高齢の方たちのご意見を尊重してしまうということはありませんでしょうか。
それもまた、かつての昭和天皇周辺にあったことだと思われます。

今の日本は、マッカーサーや石原莞爾といった方たちの見通す力を参考にする必要がないでしょうか。
我が家の上を飛ぶ飛行機やヘリコプターの状況からも、自衛隊は派遣について不安を感じているように思われてなりません。

ぜひとも現地の状況を広い範囲でお考えいただき、撤退についても躊躇することなくご検討いただければと存じます。

藤村眞樹子

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藤村眞樹子様

 ご意見ありがとうございます。今回の南スーダンへの部隊派遣については、実施計画に明確に比較的治安のよい首都ジュバ近郊ということで場所を限定しています。
また、今後の状況には十分注意しますが、任務を継続できなくなった場合に撤退の決定をすることに躊躇はしないと総理を含め明言しています。

 民生の部分で貢献をというご意見もありますが、そうした文民の安全確保のためにも今回の警護ミッションは必要です。
ご理解いただければ幸いです。

柴山昌彦


>アメリカ大統領選の結果の情報分析など多忙な時間を過ご
されていることと存じます。
南スーダンの状況につきまして、柴山さんの報告によって安定的であり撤退や駆けつ
け警護の派遣の見直しはない、との報道となっていますが、現地の情勢にはかなり不
安を感じてなりません。
柴山さんの見てきたところではなくて、危ないところに行かされてしまうのではない
か、稲田防衛大臣や柴山さんはその責任を押しつけられるのではないかと危惧しておりま
す。
その結果自衛隊にわだかまりが生まれ、国内の混乱を招くことになるのではないか
決して国際的地位は向上することはないと思われます。トランプ氏のように国内を守ることが大事な局面ではないかと愚考いたします。
ぜひ自衛隊の撤退の方向でお考えいただきたいと思います。

藤村眞樹子



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「駆けつけ警護」に関するニュースは こちら

柴山昌彦内閣総理大臣補佐官の南スーダン訪問(10月31日〜11月1日)については こちら

国連アダマ・ディエン事務総長特別顧問の懸念表明(11月11日)については こちら

柴山昌彦衆議院議員とは地区文化祭で何度かお会いし、初めてのメールではありません。
今年もほかの地区の11月の文化祭には出席されているようです。 → こちら
国の重要な任務とともに地域の文化祭をくまなく回ることになっていて、たいへんそうです。

この「駆けつけ警護」は青森の部隊が担うことになり、またその部隊長は田中仁朗一佐とのこと。

この6月に青森で亡くなった私の父の名前は仁郎でしたので、何か父が「まいねじゃ」とでもいっているように感じてしまい、このような差し出がましい記事を書きましたことをご容赦ください。


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#青森
#国際関係

観音寺不動堂です。 飯能戦争により境内の建物は焼失して、明治時代に建てられたものとのこと。
DSC00891 (1)

飯能戦争については こちら

境内にあった石仏の孔雀明王の顔が優しいです。
孔雀明王については こちら
DSC00889



観音寺のすぐそばに諏訪八幡神社があります。 → こちら
DSC00892 (1)

鳥居をくぐり、階段を上ると不思議な空間があります。
DSC00894 (1)


境内にある丹生大明神という小さ目のお宮が気になりました。
DSC00895 (1)




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#埼玉

紅葉の写真を撮りたいと思って、飯能に出かけました。

飯能駅から歩いて15分ほどのところにある能仁寺を目指したんですが・・・・・
例によって道に迷ってしまい、住宅地で玄関先に出ておられた若い主婦の方に道を尋ねました。

丁寧に教えていただいて、知っている道に出ることができました。

飯能・観音寺の参道です。
DSC00887


飯能・観音寺については こちら

本当の意味での女性の地位の向上について、考えを巡らしているのですけれども
実に意味深い啓示のように感じております。

1000年以上も前からこの道はあったようです。

そのころの女性たちは何を考えていたのか ・・・・・・
望まない妊娠に苦しんでいたのかもしれない
小さな子供を抱えて身体の不調を嘆いていたのかもしれない

女性の地位向上を願うならば、女性は女性同士で導き導かれる存在にならなければならない
観音様の心を持たなければならない

物思う秋、その秋を聴くことができた時間でした。

「秋を聴く」については こちら
能仁寺の写真については こちら


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回送電車が入って来たと思ったら・・・・・

銀河1


銀河2


3銀河



あわててカメラを取り出し、すぐ動き出した電車を何とか捉えたっていう写真です。

このように、所沢は何かしらに出合うところですので、どうぞお出かけください。



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先日、ふと思いついて神戸の摩耶山に出かけたとき、展望台が掬星台(きくせいだい)という名前が付けられていたのが心に残りました。この記事については こちら
所沢でときどき主人と食事に出かけていたのは掬水亭であったせいもありまして、何か主人から話しかけられているような気分になったのですけれど・・・・・
掬星台は夜景がすばらしいところだというので、星を掬(すく)うという名前が付けられたのでしょうね。
もしかしたら「掬う」という言葉は「金魚すくい」に残っているものの、若い人たちにとってはなじみがない言葉かもしれませんね。
考えてみれば、さまざまな本などから私が強く感じた思いというものを掬って伝えたいからというのがブログを続けている理由であるといえるかもしれません。

掬思 もしくは 掬史

たとえば、太宰治の墓が森鷗外の墓のそばにつくられた太宰治とその周辺の思いというのが今、気になっていることです。一昨年の夏に三鷹・禅林寺に訪れたときの写真です。
007 (2)



佐藤春夫「たそがれの人間」平凡社ライブラリー 2015年 
に採られている「観潮楼門前の家」によれば

鷗外先生は常にマントを召して、眠を催す毎にマントをすっぽり頭からかぶって枕の上に伏し眠り眠りが稍(やや)足りて眼をさまされるとそのまま再び執筆や読書をつづけて夜もすがらこれを繰り返す習慣であったと云う。

とあります。何ゆえにこれほどまでして森鴎外は多くの執筆を続けたのでしょうか。
ドイツに留学し、日露戦争へ出征した森鴎外は、日本が清やロシアのように消滅する危機感をはっきり持っていたのに違いがありません。
見方を変えれば、大きな犠牲と先人たちの見えない努力によって日本は消滅を辛うじて免れたのだ、といえるのかもしれません。


いま、このブログ記事の「フランダースの犬」を見直しているのですが、もしかしたらこの童話などは森鴎外の目を借りての深読みというものが必要な気がしております。
こちら
森鴎外のドイツ留学から帰国直後に オーストリア皇太子の心中事件というものがありました。 → こちら

皇太子ルドルフは、ベルギー王レオポルト2世に対する警告のために殺されたように見えます。
レオポルト2世については こちら

しかしまた、コンゴでの残虐な行為の罪を王族たちに被せようとする工作だった、という可能性があると思います。

今なお植民地主義という大きな欲望は、世界中に残っているのではないでしょうか。
19世紀末を下敷きとして繰り返されようとしていると感じられます。

この大きな欲望に巻き込まれてしまうのを避けるため、日本は南スーダンの駆けつけ警護に自衛隊を派遣するべきではないと思います。

日本は罪を被せられるのを常に警戒する必要があると思います。
また、自衛隊を人質とされたりなどして、どこかで大量破壊兵器を使ってしまう可能性も少なくないと思います。
そのとき、世界中の罪を背負わされて日本は消滅するのではないでしょうか。

南スーダンからの自衛隊の撤退を!

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DSC00814



婆さんにしては、まあまあの出来ではないでしょうか。
あっという間に通り過ぎるんですからね。

きょうは、入間基地航空祭 2016 なんです。
我が家のフジのからまったベランダから撮りました☆



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我が家のフジは棚をつくっていないもので、留守がちにしていたらどんどん上へ上へと伸びているんです。
私が、芥川龍之介と太宰治に人知れずフジが絡んでいると思っているのを知っているような気もしてきます。この勢いは言葉よりも雄弁さを感じるというか。

歴史上での フジ=藤=唐 ということも無視できないんでしょうか。


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#太宰治
#芥川龍之介

大正十二年の記述のつづき

(十月)―― 十三日、亀戸事件が発表された。この事件は大震火災の混雑中に平沢計七、河合、近藤その他の労働運動の指導者たちが不幸な死を遂げたことであった。私たちは今日でも、この事件の真相を正しく記述し、これを批判する自由を与えられていない。また実際不明な点も多い。しかし、多くの記録や人の言葉によると、不幸な死を遂げたこれらの人々の多くが、当時、自警団に加わり、罹災者の救い出しのために熱心に働いていたというだけは事実であった。

(十二月)―― 八日、大杉事件の甘粕は軍法会議の結果、懲役十年に、森は三年、他は無罪の宣告を受けている。
 この月二十七日に難波大助の事件があった。難波は早稲田高等学院の学生で、政友会の代議士の息子で、コムミュニスティックな傾向の青年だということだけは解った。彼は平沼法相に対して動機の一切を告白したといわれていたが、記事は解禁されずに、一種の不安を宿したままで、この自然的大脅威の年が暮れて行った。どこかで絶えず人々の叫び声がの聞こえるような年であった。

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亀戸事件については こちら

太宰治の伊馬春部に残した伊藤左千夫の歌
池水は濁りににごり 藤波の影もうつらず 雨降りしきる
は 亀戸天神の藤を詠んだものであった。 

関連記事は こちら

亀戸天神については こちら

芥川龍之介は関東大震災で自警団に加わっていたとか。→ こちら

亡くなるすぐ前に、「本所両国」という作品でも亀戸天神にふれている。 → こちら

やはり芥川龍之介は、作家のほかに探偵のような仕事をしていたのではないだろうか。
もしかしたらこの亀戸事件は日本の大きな危機であったのかもしれない。
芥川龍之介の容貌の変化はそのあたりの事情が絡んでいる可能性はないだろうか。

難波大助については こちら

戦争に至る道筋について、大いに学ぶ必要があると思う。

亀戸天神




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