太宰治にとって、青森中学で同期であった画家阿部合成という存在は小さくないのかもしれない。
阿部合成については こちら

黒田猛「幻の画家 阿部合成と太宰治」
阿部合成 黒田猛


序 梅原猛 より

・この本を読んでおどろいた。太宰治には阿部合成という友人がいて、しかも、それが太宰の名作『道化の華』や『親友交歓』のモデルであるとは。
・黒田氏は阿部合成の生涯にわたる友人とし、主として彼が黒田氏にあてた手紙をもとにして、この太宰の友人、無頼派の画家、阿部合成の精神の軌跡をたどった。
・阿部合成の画の実物をあまり見ていないので彼の画について、決定的なことはいえないが、彼は、いわば永久に未完成な天才画家であったように思われる。
・私はもう一度太宰治や、阿部合成の無頼の精神が再考さるべきであると思う。たしかに彼らの思想は、戦後日本の混乱あるいは無秩序の生んだものであろうが、彼らの思想の中には、永遠の意味があると私は思う。無頼派というのは、その強すぎる羞恥心ゆえに、悪魔の仮面をかぶって、精神の自由と芸術の創造のために戦う、聖なる騎士ではなかったか。
 この著書は、かつての同志によって書かれた、二人の無頼派の聖騎士にたいする鎮魂の書ではないか。

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阿部合成についてのほかの本も読んでみて、さまざまなことがわかった気がする。
これから、それを少しばかり書いてみたいと思う。

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